こんにちは。癒し処「暖」店主の小川です。
秋分という昼夜の長さが等しくなる日を過ぎても、まだまだ夏の暑さが日中は残っていますね。
ただ、夜になると確実に秋の訪れを感じます。
薄着での就寝には注意して下さい。
さて、先日友人の結婚式に出席しました。
その友人はひさしという、私の高校時代の部活のチームメイトです。
高校時代はラグビー部でした。
決して強くはありませんでしたが、熱くて、前向きで、そして馬鹿で、
高校時代の思い出の90%はラグビー部での思い出です。
毎日ボールが見えなくなるまで練習し、
終わったら全員で学校の近くの駄菓子屋(田舎ですので)にいって、
そこの縁側に座って、毎日1時間近くラグビーの話、恋の話なんかをしてました。
大学に行ってそれぞれ就職し、全員がばらばらになりましたが、
年に1回は集まる愉快な仲間の一人。
そして、彼らと会っている瞬間だけ自分は高校生に戻る事ができるんです。
一気に時間を遡って当時と変わらない距離で、感覚で遊ぶことができるんです。
そんな仲間の一人です。
結婚式は静岡県の浜松市のホテルで行われました。
ひさしは、東京の大学を出て、静岡県の掛川市にある研究施設で働いており、
また彼女が浜松出身の為、浜松で行うことにしたそうです。
結婚式は教会で、そこには最後の試合の時より緊張して、
そして既にうるうるして歩いてくるひさしの姿がありました。
思わず「ひさし~頑張れ」と他の仲間三人で声をかけてしまいました。
披露宴は凄くアットホームで、二人の優しさに溢れていて、あっという間の3時間でした。
宴の中でひさしらしいなって思ったことが二つありました。
まず会場にはいって決められた席に座ると小さな招き猫に迎えられました。
なんだろうと思ってよく見ると猫のお腹に小さな手紙が入っているんです。
新郎、新婦からの直筆の手紙なんです。
出席者全員約100名分大変だったと思います。
私には、
「俺と同じように高岡を離れて頑張っている同志
へたれそうな時に、小川の存在が勇気になるよ」
とひさしは書いてくれました。
そして、
夜、東京にもどってゆっくりしていると電話が鳴りました。
誰だろうと思いながら電話に出ると、なんとひさし本人からでした。
何かトラブルかなと急いで出ると、
「今日は、わざわざ来てくれてありがとうな。」という電話でした。
結婚式の当日の夜にわざわざそんな電話をかけてきて、更に、
「今回の結婚式は、自分達ではなく、
出席者の皆さんが楽しんで一緒に参加できるものにしたかったんだ」と。
だから「こんなに楽しい結婚式は初めてだよ、呼んでくれてありがとう」と伝えました。
こんな仲間がいる自分は幸せですし、こんな気配りができるひさしをすげ~っと思います。
こうゆう風に出来る人間に自分もなりたいと思えた素敵な1日でした。
ひさし、末永くお幸せに!!