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SBC / SHIRASUNA BOAT CLUB  GB 36EU / Moody45DS YOKOHAMA

第5レグ 高松→和歌山    4/21

いままでの瀬戸内の優雅な回航はここまでで、実はここからが苦難の連続。

「シリアス回航編」のスタートです。

4月21日(木)村〇さんと二人で朝 0600 時に出航!

今日は難関の鳴門海峡越えです。

今日の目的地は悩ましくて、まだ迷っています。

紀伊田辺までにするか、すさみ漁港まで足を延ばすか、スピードによっては

串本を目指すか、悩みどころです。

※高松ヨットハーバーを出航!

※海面は穏やかです。天候は曇り、今にも雨が降り出しそうです。す

 

※気合十分で望みます。

※天気は良くないですが、順調な滑り出し!

※実は鳴門海峡を目前にして、不安でいっぱいでした。

※村〇さんの友人の内航船キャプテンの情報も経て、鳴門大橋手前で流しながら汐待ち。

 転流を待ちます。

 

周りを見渡すと3隻ほどの本船がアンカリングしています。「俺たちもそうしよう!」

約一時間、本船がアンカーを揚げて動き出しました。「So, let's GO !」

※大雨の中、慎重に鳴門海峡に進入して行きます。

 ビミニとの隙間から降り込む雨で、ムラ〇さんずぶ濡れです!

 

鳴門大橋を通過時、橋の下の真ん中で漁船が漁をしています。流れがあるので、漁船を避けてあまり端に寄りたくない。

対向船もあり、3隻が並走する形でヒヤヒヤもんでしたが、漁船をすり抜けて中央付近で何とか海峡を通過!

村〇チーフメイトが、頼もしく見えてきました。

 

その後......

 

ホッとして気が緩んだ時に、一同唖然!突然エンジン回転数が落ちアイドリング状態に!えっ? What's happen ??????

3か所ある電気リモコンスロットルが言う事を聞かなくなり、制御不能!!!

エンジンは安定したアイドリング状態。マリンギアはニュートラルを維持!「どうすんのこれ?」皆がうろたえる!

    【焦ってるので写真は全くなし!】

先ず、周りを見渡し、他船や岩礁の有無確認!しばらく漂流しながらいろいろ考える。

電気系なので、電源の入り切りを色んなパターンで何度も何度も繰り返す。エンジンの運転/停止も何度となくやってみる。

エンジンルームに入って機側でスロットルやマリンギアのワイヤーを引っ張てみる。最悪はこれで動かせると判断。

 

意気消沈。紀伊田辺やましてや串本まで行く気は消え失せ、それよりこの漂流を何とかしないと!「あ~悪夢!なら覚めてくれ!」

場所は淡路島の南端前面の水域。電源入り切りをさらに繰り返していたら、一瞬復旧。

行き先を最短の和歌山シティーマリーナに変更。スロットルには触らず微速で東向。そおっとマリーナ沖まで行く。

※恐る恐る入港! 

 スロットルは雨の侵入を防ぐためにビニール袋でカバーしています。

 

問題は入港時の操作!どうする?「じゃあ沖で予行演習しようぜ!」そうするしか無いかと、やってみたらまたスロットル異常!

万事休す!また漂流。で、潮と風に流されながらもまた電源入り切りを繰り返す。一瞬復旧!「もう触るな!」

超デッドスローでそろそろとマリーナ港内へ。だいぶ手前からニュートラルにして惰性で給油ブースへ。

スラスターをぶんぶん回して、入り船の右舷付け!滅入って凹みました!1545接岸。

※ロープも取ってもらえて助かりました。雨の中給油。

 

※出入りの専属業者さんが、飛んできてくれ相談に乗って頂く!

 

何とか機嫌直してくれ!と願う!

※問題のスロットルです。電気リモコン式

※何とかしないと、もうこの先の回航を継続できない!悲壮な気持ち!

※やれることは全部やろう!

※分厚いマニュアル見ながら、悪戦苦闘!

だんだん知識が積みあがってゆく。それと復旧時の状況(くせ)も見えてくる。

でも結局、原因究明には至らず。システム概要とくせのみ把握!

 

でも、ふたりの Investigation は夜まで続く......。ヘロヘロ

 

MF記

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