映画鑑賞🎦 2024年11月 3本目 Total-41本 TOHOシネマズ梅田にて・・・『本心』
工場で溶接工として働く朔也(池松壮亮)は、母(田中裕子)からの電話で帰宅途中、豪雨で氾濫する川べりに立つ母を見つけ助けようと飛び込むが重傷を負い、1年もの間昏睡状態に陥ってしまいます。 1年後に目覚めた彼は、母が生前に「自由死」を選択していたことを知らされます。 彼が眠っていた間に世間は大きく変わり、幼なじみの岸谷(水上恒司)の紹介で「リアル・アバター」の仕事を始めるのですが戸惑うことばかり。 理不尽な事や、およそ人間の仕業とは思えない事が起こって、これが「AI」に支配されることなのかと怖さを感じてしまいました。
朔也は、母が何故「自由死」などと言うものを選んだのか、その本心を知りたくて仮想空間上に任意の人間を作るVF(バーチャルフィギュア)という技術を知り、その開発者・野崎(妻夫木聡)に母のVF制作を依頼し母に語り掛けるのでした。
VFの母との別れの時「本心」を聞くことができました。 それは、息子への愛でした。
原作:平野啓一郎「本心」を実写化したもので「平野啓一郎」らしい雰囲気が充分伝わって来ましたが、本は読んでいないので勝手な私の解釈です。