風景居酒屋 ごじゃ満開

2011年03月11日14時46分、東日本大震災発生
(since 2007/8/15)。

1044)房総ワンデイハイク 茂原市(5景目 鷲山寺)

2011年08月12日 | 千葉彷徨
 千葉県南部の鴨川市では、早場米の稲刈りが始まりました。今年の千葉県の作柄は「やや良」。順調に生育し、昨日行われた放射能物質検査もクリアしたそうです。新聞に載っていた黄金色の田んぼを見ていたら、1年前に見た八戸の水田を思い出しました。


 房総ワンデイハイク、1日空きましたが茂原市の続きです。前回ご覧いただいた藻原寺(そうげんじ)の西側に隣接して、鷲山寺(じゅせんじ)が建っています。日蓮と領主だった小早川内記の約束により、日蓮の弟子だった日弁が1277(建治3)年に建てました。正しくは「長国山鷲山寺(ちょうこくざんじゅせんじ)」と言います。

 正面の参道から入ると、広い境内の中にポツンと山門が建っています。山門の後ろには石段が続いていますが、本堂は山門の右に建っており、石段の上は鐘楼堂等があるだけです。鷲山寺は開山以来4度も火災に遭い、建物の多くは仮設になっています。4度目の火災は1954(昭和29)年の茂原市花火大会が原因だそうです。


(朱色が映える鷲山寺山門 -茂原市鷲巣 2011/07/18-)

 山門の右手に建つ本堂前には「元禄津波供養塔」が建っています。「房総ワンデイハイク 銚子市」でも触れた元禄大地震により起こった津波により亡くなった人々の供養塔です。九十九里一帯で数千名が命を落としたと言われていますが、その方々の供養塔が内陸の鷲山寺にあるのは、同寺が被災地一帯に多くの信徒を持っていたからで、供養塔は信者によって建てられました。


(本堂の前に建つ津波供養塔 -茂原市鷲巣 2011/07/18-)

 さて「房総ワンデイハイキング(弘済出版)」の茂原駅からのコースは以上で、バスに乗って茂原駅へ戻っています。茂原駅を発ってから約1時間ちょっと、私もバスに乗って戻りたくなりましたが、時刻表を見るとしばらくありません。しばらくというのは数時間という意味です。仕方がないので茂原駅に向かって、往路より一本南側の国道128号線を歩き始めました。

 道は西から東へ、往路に観た豊田川は北から南へ流れているので程なく亀齢橋で越えましたが、この橋付近の両岸は七夕まつりらしき装飾が並んでいました。


(ちょっと寂しい飾りつけ -茂原市茂原 2011/07/18-)

 鷲山寺から茂原駅までの間は琴線に触れるような史跡等がありませんでしたので、汗をふきつつひたすら歩くのみです。「一体何をしているんだべ?」という自問自答が茂原駅まで続きました(笑)。




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