979） 房総ワンデイハイク 東金市（７景目 庚申塔）

　奉公先の高層ビルは、東日本大震災の本震で大きく揺れ、階段の途中の壁に亀裂が入りました。どのフロア間でも同じような場所に亀裂が入っており、壁内部がむき出しになっている箇所もあるのですが、３ヶ月近く経っても修復する気配がなくガムテープで養生してあるだけです。かような揺れがまた来たらビルが倒壊するのでは？と心配しつつ毎日階段を行き来しています。


　房総ワンデイハイク、東金市の７景目でございます。古山王展望台で地球の丸さを感じながらひと休みし、展望台からふもとへ続く1.5車線の道を歩き始めました。数分歩くと道端に庚申塔が建っていました。


（昭和30年代に移築されてきた庚申塔　－東金市東金 2011/05/08－）

　庚申塔については以前どこかで触れた記憶がありますが、改めて説明版を引用しますと「庚申（かのえさる）の夜は古来、人に巣食う尸虫（しむし）が昇天し、天帝にその人の罪過を告げ、その生命を縮める夜と言われ、庶民はこれを防ぐためひと晩中眠らず、庚申の神々を祀りこれを祈る習俗が行われてきた。」尸虫は人が寝ていないと人から抜け出せないので、庚申の日は眠らないのだそうです。

　写真の庚申塔は高さ145センチ、幅45センチで、下に「見ざる・聞かざる・云わざる」の三猿が彫られています。腕が悪いのでお伝えできませんが、重厚な造りの庚申塔でした。

2010/06/07の一品・・・お休みでした
2009/06/07の一品・・・515)岩手散歩　前沢牛まつり
2009/06/07の一品・・・281)栃木散歩　宇都宮市(白沢宿)

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