おふくろは来年２月で９４歳になります

・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【おふくろの耳は補聴器が効かないようになっています】

しきりに補聴器の具合を気にしています、弟が見かねて調整しても上手く聞こえないようで、どうやら僕のいう事も分からないよう
です、大声で喋ると何とか通じます、左側が特に聞きにくいようなのです

（年ですから耳が遠いのは仕方のない事のように思います）

久しぶりにおふくろの肩を揉むと両肩の肉が落ちて、心なしか体が痩せたような気がしました


・　　　　　　　　　　　　【最後だからと言ってお年玉を渡されました】

おふくろが「今年が最後だから！」と言ってママにも３人いる我が息子までにお年玉を用意してくれました、おふくろに言わせると
来年２月の誕生日に亡くなったおやじが天国から迎えに来るそうですと縁起でもないことを口にします、
思うようにならないのが人生なのです、おふくろが一番判っているはずなのに今年は口にします、僕も年金生活ですから
ありがたく受け取りますが、この年でお年玉はないと思います

（お年玉は働いて稼ぐようになったら不要だと思います、上のお姉ちゃんはアルバイトしていますから来年から考えようと思います）

孫たちと分からないなりに言葉を交わしています


・　　　　　　　　　　　　【聞こえない耳でも孫と会話していました】

孫達はそんなおばあちゃんを忖度せずに一方的に話しかけていました、ジェスチャもままにならない体ですが、以心伝心の二言三言の
会話で話は通じているようです、孫たちが代わり代わりに部屋を出入りして時にドアが開け放しになります、すぐには動けない
おばあちゃんの為に遅れても必ずドアはちゃんと閉めていきます

（おばあちゃんの部屋で物を食べない、ドアは必ず閉めて出るという躾は出来ている賢い孫たちです）

デイセンターの輪投げ大会で優勝して表彰された事を喜んで僕に見せます


・　　　　　　　　　　　　【最近輪投げ大会で優勝したようです】

表彰されて喜んでいました、生きていれば良いことも起きて、こんな「幸せ」もあるのです、今の所トイレも食事も自分でできます
最近近くにできたコンビニまで歩いて行って好きな本も買いにいきます、帰りに封を切っていないタバコの箱も拾いました
生きているからこんなラッキーにも恵まれます、２月と言わず天寿まで健康で過ごして貰いたいです