伊東マリンタウンには全国から車中泊の人が集まります

・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【千葉から軽トラックにキャビンを乗せていました】

（越冬地としてマリンタウンは最適地でもあるらしいのです、暖かさから判断すると九州より季節風の吹かない南紀と同じ位良い所です）

工夫を凝らして車を作っています、走行時は上のキャビンは折りたたまれるそうです、夫婦二人でも十分安眠できるよう
軽トラックの荷台を工夫して車中泊できるように改造しています



神戸ナンバーは２年前に出合った人かと思いましたが違う人でした


・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【神戸から来ている人です】

神戸も人が多いです、軽の神戸ナンバーといっても同じ人ではありませんでした、温度から言っても神戸も暖かい所だと思うのですが
六甲おろしが吹いて寒いのだそうです、話はできませんでしたが多分年金生活者のお仲間だと思います

（北から来る人から見て雪のない「ヤシ並木」が広がる伊東のマリンタウンは十分南国なのです）



ベテランになると中伊豆のへそ、松崎の三聖園、戸田のくるら、下田と道の駅の駐車場を回ります


・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【マリンタウンは無料駐車が出来ます】

マリンタウンは無料駐車できますが、土日は車が混むので一般の人に迷惑かからないようにどこかへ出かけています
無料駐車ですが、皆さん最低のマナーは心がけて駐車場の隅っこを利用しています



皆さん奥様や家族はありまして天涯孤独という人は少ないのです、奥様を残して独り車で暮らす高齢者が多いのです

（それぞれ自由を謳歌しています）


・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【この方は８０歳以上だと思います】

高齢の方で今年北海道の摩周湖でもお会いしました、今は語る人もいない戦争の体験話を聞かせてくれます
おもしろおかしく話してくれますが、滑走路を爆撃されて慌てて「石炭ガラで埋め戻して修理したよ！」、
「飛んで行った飛行機が戻ってこれないから」等と体験した事実には迫力があります

銃の使い方も詳しく話してくれました

（この人は冥途の土産に酷寒の紋別に行って流氷をみたいと言ってました）



ファミリーでキャンプを楽しむ方々もやってきます


・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【正当なキャンカーの人もいます】

ちゃんとしたキャンカー利用でのファミリーキャンプを楽しんでいる人もいます、マリンタウンは朝５時からお風呂に入れます
長期車中泊の人達はこの風呂には入りません、伊東市内の銭湯は全て温泉ですので、一番お安い銭湯の回数券を買って安く利用しています

（車中泊の人の中には自転車を使う人もいます）



僕はキャンカーでマリンタウンへ出向き。彼らと思い出話を楽しみ、最終の１６時４５分発のバスで伊東市内へ飲みに行きます

（当然帰りは千鳥足になって車まで帰って来る不良老人になるのでした）


・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【この人は札幌からやってきました】

毎年札幌からご夫婦でやってきます、一冬過ごして雪解けを待って来年３月には北上していきます
今年は早いのでどうしたのと聞いたら、札幌も今年は雪が早くてノーマルタイヤでは大変だったのよと答えてくれました

（毎日マリンタウンに居る訳でなく、伊豆のへそや松崎の三聖園、戸田や下田の近場を回っています）

動くとガソリン代が掛かると言われました、僕の車中泊の先輩ですか参考になりますが、
「あんたは孤独に耐えられない方だからこの生活には向いていないよ」と言われてしまいました

そのほかに所沢ナンバーのＫさんは脳梗塞を５，６回もやっていますし、八王子からやって来るＡさんもキャンカー仲間のリーダーですし
もう北海道は卒業したよ！という群馬のＹさんはまだやって来ません、この方も全国を回る車中泊人で雑誌にも紹介されていました