昨日、近くのダイソーへ買い物に行った。
商品のアラビアのりと木工ボンド、それにスティックのりを持って、
レジに並んでいた時に、以下のような放送が流れ・聞こえた。
…当店では、コロナウィルス感染症拡大防止の為に…
現在、最小人員で営業しています…
電話による在庫確認…、
店内での在庫・商品確認…は、
極力ご遠慮お願いします…
これを聞いて思った。
『これって、人員が少なく手が回らないから、なるべく黙って買い物しろ!って…』
『感染拡大予防なら、客だって同じ!』
『前もって電話で在庫確認するのも、外出を控える為…』
『店員に聞くのも、買い物時間の短縮…』
『全部が、こんな状態だから必要なのに…』
『それを「こんな状態だから極力遠慮しろ」とは?』
売る側・ダイソーとして、新型コロナウィルス感染拡大防止の為に、
人員を減らした事は、当然で間違いない事。
また、その為に電話・売り場での対応に手が回らない事も理解できる。
だからって、買い手に電話・店内での話しかけを遠慮しろ!とは…
どうなのだろうか?
買う方だって、店内での人との接触を最大限に控えるのは、
新型コロナウィルス感染症感染予防の為であり…
店内での買い物時間を最小限にする為に店員に聞くだろう…
電話による問い合わせ、もするだろう…
売る側・店の…予防対策遂行の為に、
買う側・客の…予防対策を止めろ!とは、
自己の利益しか考えない、なんという…自己中心的な思考。
ならば、自己・店と他者・客の実施対策実行を否定する事無く、
店側の思いを言葉にしたなら…以下のようになろうか
…当店では、コロナウィルス感染症拡大防止の為に…
現在、最小人員で営業しています…
電話での在庫確認…、
店内での在庫・商品確認…の際は、
行き届いた・適切な対応ができ難い場合があるかもしれません。
お客様には多大の迷惑をおかけする事もあるかもしれません。
当店としては、極力・そのような事がないように…
自分の対策・努力と相手の対策・努力を認めた上で、
その結果発生する自分側の問題点・サービスの不足を分かってもらう表現、
となろう。
共通の目的達成の為に、
相手に、××をしろ!、ではなく、
自分が、○○しているから
結果的に、迷惑かけるだろう…
それでも、お互いに頑張ろう!
初めのダイソーの言葉は、
店・自分の対策・努力を肯定・強調して、
客・相手の対策・努力を否定させる行動を要求している、事になる。
店は、客の予防・対策を直接否定してはいない。
しかし、客自身に予防・対策を否定するような行動を要求している。
勝ち⇔負け、成功⇔失敗、…の関係は、世の常であろう。
それでも、ウイン・ウインの関係もありえるのも事実である。
自分の立場・気持ち・思いを言葉で表現するのに、
直接的な表現でも、間接的な表現でも、
可能であろう。
そのどっちを選択するかは、
その言葉を発する者の認識次第であろう。
ダイソーは人ではないので認識がない。
だから、ダイソー○○店の認識は、直接は店長の認識であり、
間接的には、ダイソー経営者の認識となろう。