父の捜索願、一歩手前

寒い日が続いて縮こまっていた体が
ちょっと伸ばせる穏やかな週末

衆議院選挙に行ってから
新しい靴を買いに行こうかなんて
思いながら
ちょっと片付けをしている間に
父が家から出ていく音

まあ、いつもの
町内散歩と気にしていなかった
のに・・・・


昼になっても戻らない
1時が過ぎても戻らない
どこかで転んでるのかも
座り込んでしまって
立ち上がれないのかも

いろんなことが頭によぎり
母とふたりで
近所の捜査開始

行きそうな散歩道って考えても
あまり思いつかなかったけど
とりあえず
自転車や車で
あのみちこのみちを回ってみる

ついに目撃情報あり
露天の八百屋さんが
バス停でバスに乗る父の姿を見たって

そりゃ、町内にはいてないはずだ

で、どこにいったのか？
新たな心配

駅前までバスに乗って
デパートか、中央公園をブラブラとする父の様子が目に浮かぶが
さてさて、
父は帰りのバスがわかるだろうか？

近所の交番に駆けつけて
探して欲しいと訴えていた母からの電話では
捜索願というのは
交番では出せないらしい
東警察署に写真とか印鑑を持っていかなくてはと
話して電話を切ったところで

父がひょかっと戻ってきた

なんと駅前までバスにのり
帰りのバスは家の近くまでのが見つからなかったから
違うバス会社のバスに乗って
戻れたみたい

スゴイなあ
大丈夫だった！

でも、もう少しで捜索願って一歩手前だったんよ

どっと疲れた日曜日
さて、これから
父と母を連れて
選挙にでかけましょうか、ね