さとみん絵本の世界

さとみんおすすめの絵本や本(児童書が主)と、うずまいている日々の迷いや気づき!!

いつもだれかが・・・

2006-12-03 | 読んでみて!
いつもひとりでがんばってる、と思い込んでいるときに・・・

key word・・・ありがたい みえぬけれどもあるんだね! て・ん・し!



だーれもわかってくれない
この苦しみは自分ひとりだけで耐えなきゃいけないんだな
どうせ どうせ どうせ・・・・
なんて思うことはきっと誰でもある

でも
見えない何かが
じっと見守ってくれたり
時にはかばってくれたりすることもある
かもしれない
いえ
そうだと思う

みえない存在のことは
宗教によっても国によっても違う

この本では
天使

いつもいっしょにいてくれる
助けてくれることもある
でも
天使はこちらの都合によって動く奴隷ではないので
何も解決できない状況では
天使もいっしょに悲しんでいる

でも
こんなふうにいっしょに悲しんでくれる天使がいると思うと
なんだかあったかくなる

で、この本の天使はおばさんで
ちょっとおとぼけでユーモラス



ちなみにこの話しの背景は
第二次世界大戦のドイツでのこと
ユダヤ人を連行するところがさりげにある


わたしは死んだら
こんなおばさん天使になりたい!(え??)
と思う・・・・・・



 ユッタ・バウアー/作・絵  上田真爾子/訳
 徳間書店