カーくん&ポックンのお散歩日和

イケメンエジプシャンもどきのカーくんとお人(犬)よし黒ポメチワのポックン そしてその飼い主ののんびりまったりな日常

そうだ箱根へ行ったわけ

2008年11月24日 12時17分16秒 | 自然
秋の行楽シーズン それも三連休の中日になんでわざわざ箱根なんかに行ったかと言えば
それは 「たまには紅葉でも見に行きたいね」 というダンナさんの一言が発端でした。

普通盆暮れ正月大型連休など休みが続いて民族大移動が起こるようなときには どこへも出かけずせいぜい静岡に映画を観に行くか 庭でバーベキューでもしているのが 我が家の本来あるべきレジャーなのですが
今年は毎週末私の予定が入っているので(特に今月は) どこか出かけるのはこの三連休しかありませんでした。

で、紅葉を見るためにどこへ行くか候補地がいくつかありました。
1)そうだ京都行こう
2)そうだ箱根行こう
3)そうだ修善寺で温泉にでもつかろう

京都はダンナさんの部下の京都出身の子が
「今頃の京都は滅茶苦茶混んでますよ」 と言ったそうで、
一番最初に候補から外れました。

次に移動手段で車は渋滞するから嫌と私が主張したので 修善寺も候補から外れました。
修善寺は電車でも行けますが、あそこまで行ったら“ふくやのロールケーキ”を買って帰らないわけには行かないので、当然車で行くことになります。

当初ダンナさんは箱根も車で行くつもりでした。
静岡県の人間としてはいたって当然の考えです。

東京人がたとえ東海道線沿線に住んでいても 箱根に行くには新宿から小田急ロマンスカーで行く というのが当然であるように(と、東京に嫁に行った友人が言っていました)
静岡県人は箱根といえば東名で御殿場まで行って乙女峠を越えて千石原方面へ出るか(芦ノ湖スカイラインもあり)
あるいは国道1号線をひたすら山登りして箱根町にたどり着くか
という方法しか考えません。

私も子どもの頃から何度か箱根に行きましたがいつも車でしか行ったことがありません。 (一度だけ数年前友人たちと宮ノ下の富士屋ホテルに泊まりに行った時は電車で行きましたけど宮ノ下から先は行かなかったです)

で、今回は車では渋滞にはまるであろうことは容易に想像できるので電車で行こうと私は主張しました。
どうしても電車で行きたかったわけがもう一つあります。
いつも車で行っていたので大涌谷のロープウェイに一度も乗ったことがありません。 子どもの頃から大涌谷の空の上を渡っていくあのロープウェイにいつか乗ってみたいというのが私の夢でした。

ダンナさんは当初は「そんなのめんどくさいよ」と言っていましたがダンナさんはダンナさんで登山電車に乗ってみるのもいいかもしれないと思ったようで
結果、新幹線で小田原まで行って箱根登山鉄道~ケーブルカー~ロープウェイ~海賊船というコースで行くことにしました。

予定では海賊船を箱根町で降りて「箱根駅伝ミュージアム」に行き 箱根神社に行って宮ノ下までバスで下りてシチューパンと豆腐を食べ 箱根湯元で日帰り温泉にでも浸かって帰る
という行程を考えていたのですが・・・ 甘かったです

新幹線で小田原駅に着く直前 窓から見えた風景は西湘バイパスがすでに渋滞している様子でした。
「見てみてすごいよ~! 車で来なくて良かったねぇ」 などとのんきな事を言っていたのもつかの間 新幹線を降りて小田急の改札に向かうとそこは一面人の頭で覆われていました。
券売機に並ぶ長蛇の列・・・ それでもまだ順番に並べば切符は買えます。
箱根のすべての乗り物に乗れるフリー切符を買って駅のホームに下りると 箱根湯元行きの電車はすでに飽和状態
その横を新宿から来たロマンスカーが通り過ぎていきます。
あちらは全席指定でなんとゆったりとしていることでしょう。

恨めしく思いながらロマンスカーが走り去るのを眺め やがて超満員の電車も出発します。
走り出してしばらくすると電車は沿線の道路と並行して走ります。
その道路も渋滞の車で微動だにしません。
「こんなときに車はやっぱありえないよね~」 と話しながら笑った顔はやがて箱根湯元の駅に近づくにつれ引きつり始めました。

「なに・・・? あの行列? 何のために並んでるの?」

箱根湯元の駅舎から次々と人が外に出てきては行列の最後尾に並んでいく姿
たしか登山電車はホームからそのまま乗換えができたはず。
なのになんでみんな駅から外に出るのでしょう?

やがて車内アナウンスで 「本日は登山電車たいへん混みあっております。一度改札を出て列にお並びの上ご乗車をお願いします」
なんということでしょう
あれは登山電車に乗るための行列なの

その後は先日お伝えしたとおりです。

小田急ロマンスカーの指定席で優雅にやってきた人たちも
登山電車に乗るために40分
強羅の駅でケーブルカーに乗るために1時間半
早雲山でロープウェイに乗るために30分
ならばなくてはいけません。
おかげで小田原から桃源台の海賊船乗り場まで3時間半かかりました。
お昼は強羅の駅の売店で売っていたベーグルサンドをダンナさんはケーブルカーを待っている間に 私は海賊船のデッキで 立って食べたのが唯一の食事です。

それでも強羅から早雲山までのケーブルカーの車窓から見る紅葉はきれいでしたし、
あこがれのロープウェイも早雲山の稜線を越えて一気に広がった大涌谷の風景はとても見ごたえのあるものでした。 (富士山の頂上に少し雲がかかっていたのが残念でしたが)

 

2時40分発の臨時の海賊船に乗って箱根町へ向かいながら 大幅に狂った行程をどうしようか考えました。
本来なら箱根町で降りて「駅伝ミュージアム」を見てから箱根神社に行くつもりでしたが 山の上はすでに日もかげり始めさすがに寒くなってきました。
なので元箱根で海賊船を降りて、先に箱根神社に行くことにしました。

箱根神社は関東有数のパワースポットとして有名です。
ほんとうは駒ケ岳の元宮や九頭竜神社本宮なども行きたいのですが それこそ車でないと移動できないので 今回はまずは箱根神社だけお参りすることにしました。

鳥居をくぐるとなんとなく空気が違います。
すぐ脇には相変わらず渋滞の車の列が並んでいるのに・・・
と不思議に思いながら進んでいくと今度は本殿への長い石段が現れます。
階段とか山道とかはすぐに息が切れてしまうので嫌いなのですが これを上らなくては箱根神社にはたどり着けません。
仕方なく石段を登り始めました。
が・・・ まったく苦しくないのです。
動悸も息切れもまったくナシで境内に着くことができました。
さすがパワースポットだと変なところに感心しながらお参りさせていただきました。
あたりには七五三のお参りに来ていた家族や花嫁さんのご一行もいて なんかとても幸せな空気に満ちています。

 

そんなご神気をいただきながら、次に九頭竜神社新宮に参拝しました。
龍神水でパワーストーンのブレスレットとモルダバイドのペンダントを洗って竜神様のパワーをいただき
私の今日の一番の目的はこれで達成できました。

 

さて、箱根神社を後にして、元箱根から箱根町まで本来ならバスで移動したいところなのですが 何しろあたりの道路は大渋滞でバスの時間も大幅に狂っています。

 

2kmほどの距離なので歩いていくことにしました。
芦ノ湖のほとりを夕暮れにかすむ富士山を眺めながらのんびり歩き
箱根恩賜公園の横を渋滞の車をよけながら歩き
箱根町の「箱根駅伝ミュージアム」にたどり着いたのは5時を少し過ぎた頃でした。
外のスピーカーからは駅伝の実況中継の声が聞こえてくるのですが どうも人の気配がありません。
まさかとは思いましたが入り口には 「本日の営業は終了しました」 と札がかかっていました。
残念ではありますが、ま、観光地なんてそんなもんかなと気を取り直し おなかがすいたので何か食べようと周辺の喫茶店やらレストランやらを覗いてみるとこれまたみんな今日の営業はもうおしまいとのこと。
いくらなんでも早すぎはしませんか? 外にはまだ帰るに帰れない観光客がわんさといるのに・・・

車は渋滞して動かない
おかげでバスは待てど暮らせどやってこない
特に箱根湯元方面に下るバスを待つ人はいったい何人並んでいるのでしょう?
いつになったら帰れるのか皆目検討もつきません。

というわけで私たちは三島に下りるバスに乗って帰ることにしました。
1時間に1本しかないそのバスは約30分遅れでやってきました。 最終の1本前のバスです。
5:40が三島行きの最終というのもちょっと信じられない話ですが・・・ (湯河原行きの最終なんて4時代です)
三島に向かう国道1号線はガラガラにすいていたので三島駅に着いたのは6時でした。
うなぎでも食べて帰ろうかとも思いましたが さすがに疲れ果てて家に帰ろうということになりました。
ちょうど良い新幹線もなかったので浜松行きの在来線に乗り
三島駅で買った焼餅をほおばりながらやっと空腹を少しばかり満たし
それでもきれいな紅葉と富士山を見れて、箱根神社もお参りできて なにより念願のロープウェイに乗れて
怒涛の秋のプチ旅行は満足のうちに終わったのでした。

これからは絶対連休にはどこへも行かないぞ~~~~~


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