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Sankoの遊び場

私Saonkoが色々調べて紹介するブログです。

故事成語「羊頭狗肉」

2016-03-06 10:21:05 | 故事成語

皆さんこんにちは!

3月に入って、だんだん暖かくなってきました!

部屋に置いてあるストーブも、だんだん活躍の場を減らしています(流石に夜はまだ寒いですがw)。

はやく春になってほしいところですが、春になったら今度は花粉症や蜂の危険が・・・!

それも嫌だなぁ・・・・・

 

それでは話を変えて今回の故事成語紹介!

今回紹介するのは「羊頭狗肉(ようとうくにく)」

羊の頭に犬の肉・・・?なんだか人面犬みたいで物騒ですね・・・

しかし、意味は怖いものではなくて「見かけだけ立派で、中身がともなわないこと」。

もとは「羊頭を懸けて狗肉を売る」ということわざを漢字4文字に略したもので、出典は中国宋時代の書物「無門関(むもんかん)」だそうです。

店頭には羊頭(羊の頭)を掲げて、実際には狗肉(犬の肉)を売っていたことが由来で、

見た目掛けは立派だが実物は違うと言った意味になり、ごまかしの喩えとして使われるようになったそうです。

 

私は見たことが無いのでわかりませんが、

羊と犬の肉ってそんなに似ているものなんでしょうか?

あぁでも生じゃなくて調理されてたら確かに区別つかないかもしれませんね。

そういえば芥川龍之介の「羅生門」でたしか蛇の肉を捌いて鰻と偽って売っていた女の人っていませんでしたっけ?

すでに死んでいたと思うんですけど、それも羊頭狗肉のエピソードみたいですね。

 

それでは今回はここまで!季節もそろそろ変わっていくでしょうし、皆さん体調には注意してくださいませ!

ではでは!

 


故事成語「禍を転じて福と為す」

2016-03-05 10:28:59 | 故事成語

皆さんこんにちは!

私はいつも故事成語を調べる時、アイウエオ順になっているページを参照しているのですが、

その日に紹介する故事成語を探していると「あれ、これって紹介したっけ?」と悩むことが増えてきました。

今までは4コマの内容が思いついた順番に紹介していったツケがここで・・・!

こんな事ならアイウエオ順に紹介していけばよかった・・・と思う今日この頃でございます。

 

それでは気を取り直して、今回も故事成語紹介行ってみましょう!

今回紹介するのは「禍を転じて福と為す(わざわいをてんじてふくとなす)」

これも認知度の高い故事成語ではないでしょうか。

意味は「自身に降りかかった失敗や災いを上手く利用して、逆に自分に有利になるよう工夫すること」。

この言葉は書物「戦国策」に「聖人の事を制するや、禍を転じて福と為し、敗に因りて功を為す」と記されており、

「自身にふりかかってきた災難を、立場や見方を変えて見ることによって、幸福への足がかりにするのが、聖人(徳の高い人のこと)の行動の仕方である」

という意味なんだそうです。

今まで私は「悪いことが起きてもそこから良くなること」みたいな意味だと思ってたんですが、

良くなる様に自分から行動する事だったんですね。

似た意味では「失敗は成功の母」、「七転八起」なんてものもあります。

人生において不幸や失敗をも利用して成功をつかむ、というのは、基本かつ大変有効な手段なのだと思います。

何か悪いことがあったら、「あぁ~もうこれは駄目だぁ・・・」と意気消沈してしまうタイプなので、これはぜひ大切にしていきたい言葉です。

 

それでは今回はここまで!ではでは!


故事成語「李下に冠を正さず」

2016-03-04 09:41:38 | 故事成語

皆さんこんにちは!

本日も故事成語紹介行ってみましょう!

今回紹介するのは「李下に冠を正さず(りかにかんむりをたださず)」

意味は「人に疑われるような行動は避けるべき、ということ」。

 

李(すもも)の木の下でまがった冠をかぶり直すと、スモモの実を盗んでいるのではないかと

誤解されてしまう恐れがあることから、

人に疑われるような行動は避けた方が良いということでこの言葉が生まれたそうです。

 

同じような意味で「瓜田に履を納れず(かでんにくつをいれず)」という言葉があり、

こちらは瓜畑で脱げた靴を治そうとすると、瓜を盗んでいるように見えるため、かがんで靴を履き直すようなことは避けたほうが良い、

というものです。

現代の日本では「疑わしきは罰せず」という言葉があり、証拠がない以上は法律上で裁かれることはありません。

しかし、疑われれば当然事情聴取やらされるので、そういう行為はしないに越したことはありませんね。

 

そういえば、学生の通学路になっている道を歩いているだけで、不審者扱いされて通報される、なんてことを聞いたことがあるのですが、

あれって本当なんですかね?

いくらなんでもただ歩いているだけで通報、なんてありえないとは思うのですが、

うちの近くにも通学路にあたる場所があるので、もし本当なら歩けないなぁ・・・なんて思ったり。

 

それでは今回はここまで!ではでは!


故事成語「和して同ぜず」

2016-03-03 11:32:49 | 故事成語

皆さんこんにちは!

今日は朝からブログ投稿しようと思ったら頼まれ事しちゃいまして・・・・。

少々遅れてしまいました・・・・><

お昼になってしまいましたが、今日も故事成語紹介していきます!。

 

今回紹介するのは「和して同ぜず(わしてどうぜず)」

意味は「人と協調はするが、道理に反するようなことや、主体性を失うようなことはしないこと」。

この言葉は孔子(こうし)が君子(くんし)の協調の仕方について言った「子曰く、君子は和して同ぜず、小人は同して和せず」という言葉が由来となっています。

「君子は誰とでも調和するものだが、道理や信念を忘れてまで人に合わせるような真似は決してしない」という意味で、

「和」は主体性を持ちながらも他人と親しく交わり助け合うこと、

「同」は自分の考えもないままに、ただ他人の言動に協調することなんだそうです。

 

今の日本では、「和して同ぜず」が出来る人間、結構少ないんじゃないでしょうか。

日本は同調を重んじる国ですし、それはそれで素晴らしいとは思うんですが、

「自分の意見と少しでも違う人間は敵だ」なんて考えてる人も結構いると思います。

なかでも「周りと違うことをしたらそれだけで嫌われる」なんてことも。

そういうのも世渡りに必要なことなのでしょうか?

 

ちょっともやもやしたものが残りましたが、今回はここまで!ではでは!

 


故事成語「圧巻」

2016-03-02 10:40:55 | 故事成語

みなさんこんにちは!

このブログをはじめてそこそこ月日が経ちました。

4コマも描くようになってだいぶ慣れたと思っていたんですが、慣れてしまったせいか作業中に他のことに手を出してしまうんですよね。

おかげで集中力が散漫になってしまいブログを投稿する時間が・・・!

なんとかして行こうとは思うものの一体どうすれば・・・・・と思う今日この頃でございます。

 

それでは気を取り直して故事成語紹介行ってみましょう!

今回紹介するのは「圧巻(あっかん)」

これ故事成語だったんですね・・・・知りませんでした。

意味は「書物や催し物の中で最も優れているところ」。

 

この由来となっているのは出来事・・・というよりは習慣でしょうか。

テストの解答用紙で優れた解答を1番上に置くことから来ているそうです。

「巻」というのは昔の中国の役人登用試験「科挙(かきょ)」の答案用紙の事で、

審査官が最も優れた一番上に乗せていたことから、書物の中で一番優れている詩文を「圧巻」と呼ぶようになったそうです。

 

今では詩文に限らず、他の作品よりも優れている作品に使われますね。

また、似たような言葉で「圧倒」があり、よくごっちゃになって使われますが、

「圧巻」はあくまで作品の中で最も優れている部分、

優れた能力で周囲を押さえつける様子が「圧倒」なんだそうです。

まぁ、今では「圧巻」でも「圧倒」でも似たような意味でつかわれることもありますし、

あまり意識する必要はないかもしれませんね。

本来の意味とは違い、誤用になっている言葉もまだあるそうなので、調べてみるのも面白いかもしれません。

 

それでは今回はここまで!ではでは!