軽快?携帯の世界

携帯電話のことを中心に記載してます。難しい言葉もでる事がありますが、なるべくわかりやすく書いていきたいと思います。

『ゾディアック』 ☆☆☆

2008年06月30日 | 勝手に映画批評
 見ごたえ十分の映画でした。

 最近映画から離れていて、この手の映画を観られるかどうか不安ではあったのですがなんとか観れました(笑 どうしても眠くなりがちな「内容」ではあるのですが、そこはもちこたえて今日に至りました。


 さて、この映画の監督さんはデヴィッド・フィンチャー。久々の監督ということで映画公開時に観に行きたかったのですが、如何せん田舎・・・上映館がございませんでした(泣 ということもあり観れるまでに相当な時間が経ってしまいました。

 実際にあったゾディアック事件というのはwikiをみていただくとして、素直に映画の感想にいきたいと思います。
 こういう映画というのはどうしても眠くなりがちな映画です。観る側が「よし観るぞ!」という意気込みがなければ、大ヒットするような映画でもないので観ることもないかもしれません。ただこの手の映画は観る側に「考えてほしい」というメッセージを込めているということもあり、ぜひとも食わず嫌いしないで観てほしいのです。
 主人公は「ゾディアック」をまとめた本を出した童話作家。彼が事件を追うことで物語が進んでいきます。様々な人物が事件を追う手がかりを差し出したり、離脱したり・・・主人公の周りは時代とともに事件を忘れ、風化させてしまいます。そうした中でも一部の人間は犯人を捕まえようと心の中で常に思い、忘れてはならないという気持ちで新たに立ち向かっていきます。その光景が実に客観的に描かれているときもあり、そして追われるくだりは主観的になる・・・うまい距離で観る側をコントロールさせる能力はさすが映像監督という感じがしました。
 
 ただ未解決事件を題材にした映画では、「殺人の追憶」という大変よくできた作品があります。それと比べるには作風も随分と違うのですが、評価は若干下がるかなと。よくできた作品でありながら、長すぎるというハードルを越えられなかったのもちょっと・・・そこは筆者の映画離れのせいかもしれませんけど(笑

 
 本格的な作品を観たい、体力が残っていて観たいという方はレンタルしてみてください。ただひとりで観る映画だと思いますので、眠気に襲われないように注意してくださいね。


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