軽快?携帯の世界

携帯電話のことを中心に記載してます。難しい言葉もでる事がありますが、なるべくわかりやすく書いていきたいと思います。

『ナンバーポータビリティーで業界再編か』

2004年05月06日 | 軽快?携帯の世界
 最近になってようやく現実のものとしてみえてくるようになっ
た、ナンバーポータビリティー(番号を変更しないでキャリアを乗
り換える事ができる制度)ですが、2006年に導入と決まったぐらい
でまだまだ問題が・・・なぜここまで時間がかかっているのか?
などわかりやすく書いていきます。
 まず利点。必要はないかもしれませんがあえて書きますが、
1、好きなキャリアに番号を変えないで変更できる。
2、変動が激しいので、ユーザーは料金・サービス面でキャリア
  間で競争が見込めるので恩恵を受けられる。
などが上げられます。ユーザーにとって最大の恩恵は「番号を変
えないで済む」事ですね。今はメールがあるので、添付など便利
な方法があるのでそれほど手間がかからないし、各社お知らせサ
ービスが利用できるようになったので昔ほど煩わせるような事は
なくなりました。
 欠点?ではありませんがユーザーに対してあまりいいものでは
ない事もあります。
1、設備投資に1000億円ほどかかるのでその費用はどうするか。
  税金でやる訳にはいかないので、各社つまりユーザー持ちと
  なります。基本料金などに上乗せという案もありましたが、
  利用しない、つまりキャリアにとって長期利用者にも負担を
  強いる訳で之に関しては、サービスを利用する方に手数料と
  して払う体系になりそうです。
2、メールアドレスも共に移行させようという訳のわからない事
  まで問題になっていますが、ドメイン名(@docomo、@ezwebな
  ど)まで移行してしますと現在どのキャリアを使用しているの
  かわからなくなるので、現在の各社が行っているお知らせサ
  ービスで決着しそうです。
こう一般の我々からみると「そこまで時間かける事なのか?」と
思わず疑問に思ってしまいます。国が関与するとスムーズにいか
ないのは通例?なので仕方ないといえばそれまでですが、一部の
キャリア側の難色があり、ここまで長引いた経緯があります。少
し考えればわかると思いますが、このサービスを導入すると辛い
会社もある訳で・・・通信業界のみではありませんが、どの
業界もユーザーの声がキャリアにとっては「わがまま」になる事も
あります。もちろんボランティアでやっている訳ではないので、利
潤を生み出さなければならないので仕方が無い部分もあります。
しかし、本当は「わがまま」でない意見であってもキャリアが利
潤を追求しすぎている時は「わがまま」と受け取られがちです。
 キャリアを変えて蜂起しろ!という訳にはいきませんが、我々
ユーザーとして少しでも業界も様子をみていかなければなりませ
ん。ユーザーがキャリアまかせにしていた結果、サービス導入が
伸びてしまったとはいえないかもしれません。「知ろうとする気
持ち」が全てにおいて進化を支えているといえるかもしれませんね。
 さて、次回は『小・中学生に携帯電話はもう必須アイテム』で
す。私の時代では考えられなかった(まだ若いのに)、小・中学生
の携帯電話利用。最近では物騒な事件に巻き込まれるなど波紋を
よんでいる面もあります。キャリア側の対応含め考えていきたい
と思います。最後まで読んでいただいてありがとう。では、また