サロン経営の羅針盤

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2018-05-29 08:06:57 | 日記

  26.経営者の仕事は、戦略立案にある。
継続的な利益を生み出すには戦略が必要です。
短期的な利益は、運や偶然でも発生しますが、長期にわたる継続的な利益を発生させるには運や偶然ではなく戦略が必要です。

●経営における戦略。・・・(頭を使う仕事)
1.市場調査。
2.競合調査。    
3.商品力の向上。 
4.販売促進対策。    
5.価格の決定。    
6.顧客層の決定。 
7.商圏の選定。  
8.見込み客対策。 
9.既存客への対策。
10.資金対策。    
11.人材育成。
といった経営を構成する個々の要因を、自店の目的を効果的に実現するために統合した概念・仕組み・計画です。これらは「頭を使う仕事」です。
 
このような戦略構築の後には、戦略を具現化するために行なわれる作業としての、マーケティングや戦術が重要になります。
具体的には、市場調査や実作業として、
1.商品(技術)力の向上。
2.広告宣伝活動。
3.年間のSP企画。
4.人材育成。
5.マーケティング実務。
6.営業活動。 
7.経理。 
8.人事。 
9.財務活動があり、これらは「身体的な分野の仕事」です。
   ここで、「ランチェスターの経営戦略」で解説を加えます。
サロン経営を戦争に例えれば、
●店主(指揮官)が担当する分野が「戦略的領域」。
●兵隊(スタッフ)が担当する分野が「戦術的な領域」
となります。
  
指揮官(店主)は、戦場(経営)の全体が見える位置に陣取り指示を 出します。そして、その戦い方や陣組みの指示に基づいて、戦う兵士(従業員)の仕事は、「戦術担当」ということになります。

この戦略と戦術のどちらも効果的に構築して実行しないと、経営では収益が高まりません。

しかし、経営でも戦争においても、結果に対する重要度では、戦略と戦術では2対1の割合で、戦略が重要になります。これは、戦略が間違っていたら戦術では修正できないという意味です。

もっと解り易く言えば、「大将が無能だと、兵士が一生懸命に頑張っても成果は高まらない」ということになります。つづく