サロン経営の羅針盤

弊社研修所が提供しているサロン経営に関する全てを提供して参ります。

連載・儲かるサロンづくりの羅針盤。

2018-05-17 08:13:29 | 日記


15.商いの「座標軸」。
今日のようなモノ余りの時代には、お客様は「精神的な満足」を強く求めるようになります。
重要になるのが「個人対応型」の接遇サービス力です。
そこに接客業に従事する者としての「座標軸」が必要となります。
つまり、商人としての行動基準です。その判断基準となるのが、「態度であり・心構えの実践」となります。
特に接客の第一線に立つ人は、礼儀作法・立ち居振る舞い方に代表される日本文化の精髄を自分の「技術」として備えることは不可欠の条件となります。
そこには、商人としての「心」を「形に表す能力」が求められます。
地域一番の評判を得るようなサロンは、従業員の服装や履物に対して、「清潔でセンス良く、職業にマッチした容姿づくり」に細かく配慮しています。これこそが、商人道における「心・技・体」です。

最近の傾向として「いかに金を儲けるか」という考え方への偏りが見られますが、経営とは「顧客の満足実現のために奉仕して、その見返りとして利益を挙げる事」を使命とします。

一時的な利益を求めるのであれば、その方法は幾つでもあります。
そのような「目先の利益」に心を奪われては、あまりにも志が小さ過ぎます。
真の意味でのビジネスパーソンを目指すために、今一度ビジネスの基本に立ち返って「商人道」を追求していくことが、自己実現への最短距離であることを認識しなければなりません。つづく