サロン経営の羅針盤

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連載・儲かるサロンづくりの羅針盤。

2018-05-11 06:22:49 | 日記

9.「やりたい事」・「やらない事」を決める。 

  「やりたい事を」を成功させる近道は、「やらない事」を決めることです。勉強して実力を高めたいと思うが、休日は遊ぶために時間を費やしたい。
◎あれもやりたい。
◎これもやりたい。
◎これも楽しそう。
といった誘惑が至るところに潜んでいます。
 
 このワナにかかってしまうと、「忙しい症候群」という病気になり、時間の浪費を重ねるだけで、結局は何も残らないのです。
 
「やるべき事」と「やらない事」を決めて、それを続けることが一番難しいのです。つまり、「当たり前のコトを徹底して続けることが成功の秘訣」です。

例えば、美容サロンを繁盛させるための「当たり前のこと」があります。 
それは、「すべての来店者に親しく挨拶すること」です。この「当り前のこと」を徹底すれば、繁盛すること間違いなしです。

 何故か?「人の琴線に単純に響くから」です。
お店に入った瞬間に、
◎「この職場には活気がある」
◎「この職場には活気がない」と、差があることを感じます。

その原因を調べると、活気のない職場には一つの共通点があります。それは、「お客に近づいての挨拶が出来ていない」ということです。これでは、顧客に「おもてなしの心」が伝わりません。決して難しい事ではないのに実行できていないのです。これが、「活気がない職場の特徴」で、これでは繁盛しないのは当然です。

私は時々、タウンウォッチングを兼ねて見知らぬサロンに入りますが、ここで一つの光景を紹介しましょう。
サロンのドアを開けると、従業員が一斉に「らっしゃいませ~」の声、そのサロンでは「お出迎えの挨拶」のつもりでしょうが、これは挨拶ではなく、単なる「景気づけ」です。

但し、これがピタッと似合う職場があります。お魚屋さん・八百屋さんです。そこには、「景気づけで顧客を呼び込む」という狙いがあります。このように職場の特性に合った「挨拶の仕方」が存在します。

では,ヘアビジネスに於ける挨拶作法には、どのような「形」が求められるか。お客様に対して1mまで近づいて、「目を見て挨拶」です。そうでなければ、「おもてなしの心」が伝わらないからです。

例えば、貴方が仕事中であったとすれば、チェックバックの機会を捉えて、「お客様に対して、必ず1mの距離まで近づき、お客様の目を見て、明るい笑顔で、「○○様、いつも有難うございます」と、これが出来ていれば、間違いなく「繁盛する」と断言します。
「一事が万事」と言いますが、これを実践できる人は、他の事もビシッと出来る人です。これがサービス業を繁盛店にする「法則」です。法則とは、「事物の間に成立する普遍的、必然的な関係」です。