サロン経営の羅針盤

弊社研修所が提供しているサロン経営に関する全てを提供して参ります。

連載・第三部・ 再来店率を高める7条件。

2018-04-11 07:28:43 | 日記
 
      1.「リピート率を高めれば繁盛する」

  これからはリピート率を高めることを最高戦略にして経営に取組んで下さい。それによって、必ず継続的な繁栄を維持することになります。そのためには新規客に対して、「どのように対応するか?」という課題があります。最初の顧客接点において、お客様に「このサロンは一味違うぞ」と感じさせる要素を創ること。これがポイントであって、言わば「顧客つなぎ戦略」です。

チラシを配布して「新規客の導入」を図るのは「顧客づくり」で、これには「時間と経費」がかかります。しかし、「リピーターや紹介客」には経費はかかりません。

「新規客づくり」のコストを10とすれば、「顧客つなぎ」に要するコストは1~3程度で、ここには極めて大きな開きがあります。
この「顧客つなぎ戦略」に「親密な接遇」が求められます。では、「親密接遇とは何を言うのか」、経営者が最も関心を持つテーマです。
何故か? これこそが「新規客を贔屓客に導くカギ」であるからです。
 
その大前提となるのは、「主役は顧客」・「ゲストは顧客」という、ごく当たり前のことの認識です。つまり、ゲストが「いい気分になること、ハピネスな気分になる」。そのような空間を提供することが、キャストである理美容師としての責務です。

キャストであれば自ずから「あるべき姿」が明確になります。

「男女の関係はもちろんのこと、ビジネスにおいても、人に好かれなければ始まらない」
と喝破したのは、米国自動車会社会長・リー・アイアコッカです。

「お役に立ち方いろいろありまっせ。
お客さんの側に立って考えてみよっし、なんぼでもあるやおへんか。
人のお役に立ってみなはれ、そんな人、誰からも好かれますえ。
商人は人から好かれる人やないとあきまへん」。
(近江商人・てんびんの詩より)

つまり、「顧客に好い印象を与えるスタッフづくり」を、顧客満足実現のための「最優先課題」として取組むことになります。
そのための三大条件が、「清潔で清楚、そして質素な身なり」となります。

繰り返しのべますが、「顧客にとって理美容師はキャスト」です。
この認識を常識として定着させるためには、自店の「服務規程」として、明確に記さなければなりません。
明日につづく