七草セリと猫の部屋

猫と料理に夢中な漫画家のグダグダ日記

話は続く。

2012-07-20 15:06:55 | 日記
昨日のブログを読んだ友人知人から、さっそくメールを何通かいただきました。
「うちの犬の気持ちも知りたい!どこに行けばいいの?」
そうよね。
やっぱり気になるわよね。

私の前に猫の気持ちをリーディングしてもらったお友達の家では、劇的な変化が
あったそうです。
今まであまり積極的に甘えてこなかった猫ちゃんが、急に甘えん坊になったとか。
鳥やネズミを、あまり家の中に持ち込まなくなったとか。

コミュニケーターさんを通して話したことが、まるでわかっているようだ
と感じたそうです。

さて、では昨日の続き。
ニモくんの気持ちを語ります。


   

「ミィスケと仲良くなんて、絶対ムリだよ。
 アイツは最低だよ。
 威張ってばっかりで、すぐ攻撃してくるし、とんでもないヤツだよ。
 そりゃあね、アイツがすごく可哀想なヤツだってことはボクだってわかって
 いるよ。一人でいる時に、体を縮めるようにして泣いている姿も知っているよ。
 でも、ムリだからね。」

というのがニモくんの言い分です。
猫同士ってわかるんですね。
相手のこと、ミィスケがひどい環境にあったことなんか。

と、ここでまたチビさんが語ります。


   

「アイツ(ミィスケのこと)最低よ。
 本当にひどいヤツよ!
 いきなり尻尾をかじったりするのよ。
 おらおらって、まるでヤクザよ。」

そう、それは私も感じていた。
普通の猫は前にまわって向かい合ってケンカになるのに、
ミィスケはいつもいきなり後ろから噛み付く猫だった。
卑怯者だな・・・と私の目から見てもわかったものね。

「大っ嫌いだったもん。とにかく許せないあんなヤツ!!」

亡くなった後でも許せないとは・・・よっぽどだなぁ。

「ニモが可哀想よ。
 ニモを守ってあげて。」

え?ニモが心配なの?
意外な感じがした。
生きている時のチビとニモ、そんなに仲がいいように見えなかったけど。

「ううん、ニモはいいヤツよ。
 可愛い弟って感じだった。」

えええ?
でも、ニモが近くにいるとチビよく唸っていたじゃないの?

「それはね、ニモ達がウチに来てまだ小さかった頃にね、
 ワタシのことを『ママ』『ママ」って追いかけてきて
 オッパイを齧ってきたことがあったのよ。
 それで、そういうのは嫌だからねって言っていただけよ。」

はぁぁぁ・・・・そうだったのか~。
・・・どうりで・・・ニモの方はどんなにチビに唸られても平気で
ケロッとしていたなぁ・・・。
猫同士って、やっぱりわからないなぁ。

「ニモが可哀想だから、アイツから守ってあげて。」

チビが再三私にメッセージをよこします。
わかった。
今までは、そのうち仲良くなるかも。
ケンカすればニモが勝つんだから、きっとミィスケも折れて関係が改善するかも、
なんて甘い事考えていたけど、一生ダメだね。
だって、ミィスケは普通の猫じゃないんだから。

どんなに負けてもニモに飛び掛かるミィスケがずっと不思議だったんだ。
普通の猫なら、もう降参して飛び掛ったりしない。
でも、ミィスケはずっとこのままだし、ニモもミィスケのことが
大嫌いだし、もう隔離しておくのが一番だと分かったから。
これからは、私がニモをミィスケから守ります!


   

さて、今度はタビくんのこと。

「このコは、いい加減。何も深いことなんて考えていないわよ。」
開口一番、コミュニケーターさんが断言しました。

え、そうなんですか?
やさしくていいコだと思っていたんだけど。

「チビちゃんは優しい猫だったわね。」

そういえば・・・ツンツンした女王様タイプだと思っていたけど、
チビは小さな子供が来ても逃げなかったし、強引に抱っこされても
ちゃんと大人しくしている珍しい猫だった。
本当は優しいお姉さんタイプの猫ちゃんだったのかな。

「このタビはね、どっちでもいいの。
 調子がいいヤツだから、あっちに付いてみたり、こっちにいい顔してみたり
 本当にいい加減なタイプよ」

・・・・そう言われれば・・・そういうところあるかなぁ。
ニモとミィスケのケンカが始まれば、スタコラサッサと違う場所に移動する
もんなぁ。
そうか・・・やさしくないのか・・・。


   

「そんなことないよ。オイラの目を見て!オイラいいヤツだよ!!」

調子いいところあるなって、実は私も前から感じていたんだ。
でも、そのチャラいところも結構好きだよ。

ということで、現在の我が家は少し変わったかもです。
まずミィスケに美味しい鮭を焼いてあげました。
喜んでいました。

ミィスケ、という名前もやめて「ミィさま」または「ミィさん」と
尊敬を込めて呼ぶようにしています。
ベタベタと撫でるのをやめて「りっぱだね」「強いんだもんね」と
声がけだけに留めます。
耳がこちらを向くので、ちゃんと聞いているみたいです。
猫なで声をかけても振り向かないヤツですが、褒め言葉はわかるみたいです。

ニモとミィスケが外でバッタリ会った時は、すぐさまニモを抱きかかえて家に
逃避させます。
ニモに「これからは、私は守るから」と一日に何度も声をかけます。
いつもどこか怯えるようなしぐさがあったのですが、
気のせいかどっしりと構えるようになったかも。

今日も部屋のガラス戸越しにバッタリ対面したのに、ニモが強気になって
いました。
私が側にいたからかな。
自分からグイグイとミィスケサイドに寄っていったのにはびっくりです。
(もちろんガラス戸越しにね)

「猫だと思ってバカにするな。
 何でもわかっているんだぞ。
 お前達が見えないものもオレ達には見えているんだからな!」
とミィスケが言っていたのが心に残りました。

どうせ猫だから(犬だから)わかっていないよね、は今後死語であります。


   

最後にチィたんのこと。
どうして事故に遭っちゃったのか。

「跳ねるカエルを追いかけていたの。夢中だったから他に何も見えなかったの」

それが事故の理由です。
虫やカエルやトンボ、いつも追いかけるのに夢中で、
ずっと追い続けて迷子になったりしていたんだね。
好奇心の塊みたいな猫ちゃんだったんだね。

事故に遭った時の辛い記憶は
「神様が忘れさせてくれたの」
だそうです。
良かったね。

ところが、チィたんはまだ虹の森には到着していないとのこと。
天国の一歩手前、仮の場所のようなところにまだ留まっていて
まだこの家にもいるそうです。

「どうしてチィたんは天国に行けないんですか?」

心配になってコミュニケーターさんに尋ねると

「まだ小さいから。もっとゴハンを食べて可愛がってもらって
 もっと体を大きくしないと行けないみたいよ。」

「お膝の上に乗って、なでなでされたいの。」

 尚もチィたんが言ってきます。

「でも、いつも誰かが乗っていてチィたん乗れないの。」

え、そうだったの?

「今膝の上に乗りますから、撫でてあげて下さいね」

と、コミュニケーターさんにも言われて、慌てて「エアーよしよし」しました。
 
「膝の上は暖かくいって、嬉しそうですよ」

・・・本当?
ここにいるの?

家に戻ったら、チィたんの為にゴハンとおやつのようなものを毎日用意して
膝に乗せて可愛がってあげてください。
十分に大きくなると、お姉さんがお迎えにきてくれて天国に昇って
行くそうですよ。
と言われて・・・だから、お姉さんて誰?と思いつつ
その日からチィたんの食事を用意してエア抱っこも実行中。

気がつくと、誰かが(絶対タビだろう)ペロっとゴハンを食べているけどね。
なるべくチィたんチィたんと名前を呼んで意識するようにしています。

これを読んで「何やってんの?マジ?」と思う人もいるかもしれない。
でもいいの。
そういう優しい気持ちで過ごすことは悪いことではないから。

とりあえず、今はスッキリしています。

今後も我が家の猫達の日々の記録、読んでやってくださいね。
(多分、各自の口調に多少の変化は起こると思いますが