七草セリと猫の部屋

猫と料理に夢中な漫画家のグダグダ日記

She came back!!

2011-02-21 11:24:33 | 日記
   

帰ってきました!
一ヶ月と12日ぶりに!!
ちーたんです

もう夢のようです。
嬉しい嬉しい~

家の猫がいなくなった、何か情報があったら教えて、と
散々近所に言いふらしていたのですが、その中の一人の方が
「赤みの入ったトラ縞の猫が最近うちに来る」と昨日教えて
下さいました。

どうも田んぼを挟んだ向かいの家から来るようだ、という情報を得て
猫カゴを持って車で出動です
あいにくそのお宅はお留守だったのですが、諦めきれずに「ちーたん~」
と名前を呼んで粘っていたら、なんとお家の方が帰ってきました。

すると家の裏から「にゃ~」と見覚えのある猫が
ひと目でわかりました
間違いなく、ちーたんです。
もちろん私の顔など忘れています。

家の方に捕まえてもらって、なんとか確保。
暴れるちーたんを、挨拶もそこそこに我が家に連れて帰りました。
もし、そちらの家で可愛がっているようだったら、諦めて預けて
来よう・・・とも考えていたのですが。
「別に家の猫じゃない。ちょくちょく顔を出すからうちの子供達が
 何か食べさせてはいたようだが」とのことで、あっさりと
連れ出しの許可をいただきました。

ちーたんです、ちーたん。
間違いない
生きていたんだね。
あの極寒の中、耐えてきたんだね。
ちなみにそのお宅は、我が家からせいぜい500メートルくらいのところにあります。

出かけたはいいけど、帰り道を失ったんでしょうね。
こんな近くにいたなんて・・・探しに出た時も一度だけこの家の前まで
行ったと思うのですが・・・もっと必死に探せば見つけられたのかな。
でも、とにかく帰って来た・・・何度ちーたんを思って号泣したことか。
少し痩せてはいたけど、相変わらずふさふさの毛並みで、鼻に深い傷が
一筋あるけど、それ以外は至って健康そう。

我が家に来て、まっしぐらに私の部屋に走って行って(いつもカリカリ
ゴハンと水は用意してあるので)ガツガツと食べ始めました。
本能的にこの部屋にはゴハンがある!とわかったのでしょうか?
私達のことは忘れていたのに・・・。

とにかくすごい食欲です。
レトルトゴハンを2杯半、カリカリもシーバを一本分と他のカリカリも
もりもりと食べつづけていました。
それから水も(雪国で水を飲むのは大変なのだ)すごい勢いでズバズバと
飲んで、タビやニモが気がついてやってくると、シャーと怒りまくって
ニモを完全にビビらせて・・・まぁ、あんなに仲良しだったのに・・

でも家の中を点検したり、大好きだったコタツの中に入ってみたり
定位置だった私の部屋のソファーに寝転がってみたり、いろいろ
しているうちに、だんだん落ち着いてきました。


 
   

最初はとにかく警戒していて目つきも鋭く・・・だったのですが。


   

ストーブの前あったかい、と気がついたかな。

そのままそっとしておいて、私は台所で夕ご飯の支度。
とんとんという包丁の音に台所のテレビの音、スリッパのパタパタと
いう足音、ぷ~んと香る夕餉の匂い・・・いろんな記憶が戻って
来たのかもしれないです。


   

くわ~っとリラックス。


   


ペロペロ


   


「あ、ママ?お久しぶりね」

みたいな顔になって、それから喉を最大音でゴロゴロと鳴らし始めました。
ようやく思い出したみたいです。


でもまだまだ、他の猫達は怖い。
ニモはまた拗ねてしまったし(彼は繊細ボーイなのよ)タビはすぐちーたんだと
気がついて、逃げるちーたんを追いかけ続けていました。
もちろんちーたんは忘れているから、追いかけられてすごい怒っているし。

いつもタビにはちーたんの話を勝手に話しかけていたのです。
「今ちーたん、どうしているかなぁ」
「どこかでちーたんに似た猫、見かけなかった?」等等・・。

タビもちゃんと私の話を聞いていたのかも。
心配そうにちーたんを確認するように追いかけていたのです。
明日になれば、他のお兄ちゃん猫達とも打ち解けるかもね。


   

そして今朝のちーたん。
洗たく物の上に乗っかって「これ全部私のよ。片付けちゃダメ!」
と、我がままぶりも戻ってきました。
タビくんのことも思い出したようで、さっそく顔面をかじりに飛びついて
いたし・・・このヒトも・・・。


   

「あ・・・あれもしかして・・・」


   

「また来たんだぁ・・・」
ちょっとドンヨリのミィスケです。

思えば、悲しい思いも随分しましたが、
ずっとちーたんの帰還を信じて待っていました。
なぜか・・・ちーたんがいなくなってすぐに「あの猫が帰ってくる夢を見た」と
母が言ったからです。
時に母親の夢は当たることが多々あって、もしや、と期待を持っていました。
それから、時々姉が「ちーたんの夢を見た」と言っていて。
それは必ず、ちーたんが家に戻ってくる夢だったそうです。

ある時は、コタツをめくるとそこにちーたんがいて「なんだ、こんな
ところにいたの」と夢で話したり、ある時は、ちーたんが当たり前の
ような顔をして家にいたので「ちーたんはもう死んだはず。」(姉は
ちーたんは事故で死んでいる、と思い込んでいたので・・)「さては
お前は偽者だな!」と言い放つ自分がいたそうです。夢の中で・・。

そして、昨日お雛様に羽毛のハタキをかけていたら、ヒラヒラっと
小さな紙切れがどこからか落ちてきたのです。
見ると、それは以前里親募集で使おうとコピーしておいたちーたんの
写真の切り抜きでした。
あ、何で、今これが?と不思議な気持ちがしました。

一昨日の朝、猫カレンダーをめくったら、ちーたんそっくりの
猫ちゃんの写真が出てきたのです。
色は茶トラなので、ちーたんとは違うのですが、でも大きさといい
下向き加減の時の表情といい、そっくり!
あれこれちーたんのことを思い出したりしていた時でした。
まるで、ここにいるよ、というように写真のコピーが降ってきたのが
不思議だったのです。

そして、その日のお昼過ぎテレビを観ていたら「大食い選手権新人戦」というのを
やっていて、岩手代表を決める食材が名物じゃじゃ麺で、お店の名前が
「ちーたん」ですって。
何かしら、何かちーたんがどんどん近づいているような気がする、と
ますます不思議な気持ちになっていたところで、ちーたんらしき情報が
入ってきたのです。

偶然だとは思いますが、とにかくハッピーな週末になりました。
またちーたん情報を発信していきます。
いろいろ相談に乗ってくれたSさんありがとう。
心配してくれた皆さんもありがとう。
おかげさまで、またちーたんと一緒に過ごすことができます。

感謝感謝です