牧場の日記~競走馬生産者の日々~

競走馬の生産牧場の現状と考察

春は来たけれど

2017年03月28日 | 繁殖学

一歳馬は順調に春を迎え元気いっぱいだけれど、繁殖牝馬の春はまだ遠い。

今年は去年留まりが悪く、腹空がたくさんいるけれど、なかなかは種付けにならない。

一日おきに当て馬をしているけれど、みせてはいるが、直検すると「1.0くらいのたまごがあるくらいで・・・・。」と言われてしまう。

春先はなかなか繁殖モードになってくれない。卵ができても大きくならなかったり、排卵しなかったり。

繁殖牝馬がこんな調子なのに、一歳の女馬たちは発情しまくっている。

この子たちはまともな発情ではないのだろうけれど、これが親馬ならいいのに、と思うほどのやつもいる。

早く暖かくなって、青草が生えてきてくれればよいのだが、今年は最高気温がなかなか上がらない。

まあ、日高はいつもこんなもんかもしれない。

腹空で種付けにこぎつけたのはまだ一頭。

 


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