診療所へ連れて行って、まずは枠馬に入れ、尾の付け根の毛刈りをした。
鎮静剤を打って、尾の付け根に麻酔を入れた。
脊髄に入れて下半身の神経を麻痺させるらしい。
効いてきたら、肛門の下辺りに地面に平行に5センチ以上切れ目を入れて切り開いた。
切り開いた中を何やら切り進んでいて、それが終わったらその切り開いた中の方で縫合していた。
何針か縫ったところで獣医さんが「ほら、良くなったでしょ!」と言うので見ると
確かにさっきまで引っ込んで空気が入りやすかった陰部が、ちゃんと出てきて盛り上がっている。
そのあと、さっき、切り開いたところを、綺麗に縫い合わせて、消毒、抗生物質の注射。
最後に陰部の縫合。
膣の中はいじっていないので、種付けには影響ないそうだ。
今はまだ傷が収まっていないので、イマイチ良くなったのかどうかわからない。
これをやることで、膣に空気が入りにくくなり、種付けごとにしていた陰部縫合もしなくても良くなるかもしれない。
手術は2時間かかった。
その日は道路がツルツル路面で診療所まで行くのがとても怖かった。