牧場の日記~競走馬生産者の日々~

競走馬の生産牧場の現状と考察

新型コロナウイルス

2020年04月27日 | 
自分が発熱した。こんな時期に。
熱なんて滅多に出さないのに、しかも、新型コロナウイルスが蔓延しているときに。

最初は7度2分くらいの微熱だった。しかし以上な倦怠感と息苦しさ。
これってまさにあの症状だと青ざめた。

しかし、次の日は熱のみ。

しかし、一度コロナかと思ってしまった小心者の私はもう食事が喉を通らなくなってしまった。

熱と言っても37度5分。

普段なら、なんとも思わず早く寝ようぐらいのものなのに、今度ばかりはまさか本当にコロナにかかったんじゃ無いかと卒倒物。

次の日は37度1分。次の日も。

4日経ったしもう相談センターに聞かずにはいられない。

町の保健所に電話。

「あなたの症状だとコロナとは言えませんね。検査もできません。」
そっか…、だと思った。
でも諦められずもう一度電話。
「やっぱり、検査はできませんね。」
検査ができないなら診察だけでもしてもらいたい。
「診察は大丈夫ですよ。普通に病院に行ってください。」
人ごとだった時は、軽症の場合は自宅で様子を見る方がいい、と言うことはそのとうりだと思っていた。

しかし、自分ごととなると、もし、これがコロナだったら今まで接していた濃厚接触者や、またうちの牧場はどうなってしまうんだ、と、思ったら、いても経ってもいられない。

この熱の原因を明らかにしたい気持ちで一杯になって、冷静さを欠いてしまった。

結局、発熱外来にかかり、血液検査で特に炎症はないですねと言われ、それでも結局2週間は自粛することとした。

病院行っても意味はなかったと、今では思う。

まあ、そのとき、自分が深刻な症状にないことだけは確かめられた。

熱が出て4、5日ごろはパニックだった。

全く寝られないし、動悸がすごく、ちょっと咳するだけでぞーーーーっとした。
寝付けば悪夢。陽性でしたって言われる夢とか、親戚の90代のおじさんが亡くなりそうでおぶって病院に連れて行く夢とか。

毎日コロナのニュースで、洗脳されている。

発熱から1週間経って、ようやくちょっと冷静になって来た。
体調が良くなって来たことも大きい。


深呼吸して、ガムかんで、ゆっくり休んで悲観的なことは考えない。

不安が自分を病気にしてしまったのだと思う。