牧場の日記~競走馬生産者の日々~

競走馬の生産牧場の現状と考察

投薬

2018年08月28日 | 牧場の生活
子馬が風邪をひいて飲ませてくださいと、出された薬が錠剤であった。

親馬ならエンバクに混ぜて食べさせれば、難なく食べてしまうのだが、子馬ではこの手は使えない。

小さめのすり鉢に入れ、スリコギでゴリゴリとつぶして擦って粉にしてラセリングで飲ませた。

今回の薬はとても苦いらしく嫌がるのでオリゴ糖を混ぜてやったりした。

この一連の作業が結構手間で、また、スリコギで擦っているうちに薬が目減りして行くような気がした。

そこでうちにあったミルサーで錠剤を挽いてみたらあっというまにいい感じで粉末になった。

音がうるさいので厩舎では使えないが、家でやっておけば問題ない。

投薬がだいぶ楽になった。

10日で132本

2018年08月11日 | 牧場の生活

10日間でロールの牧草を132本上げた。

6月7月と雨続きでたまりにたまった牧草上げをやっつける感じで夢中にやっていたら、天気も何とか答えてくれた。

最後の刈り遅れの寝藁用の牧草は気温が高いこともあり刈って3日で上げた。

もうちょっと乾かしたい感じでもあったが、雨の予報だったのであげてしまった。

仕上がりはまずまず。

これでもまだ終わってないのは、いつものこと。

ほかにもやることはいっぱいある。

夏は忙しい。


2018年08月04日 | 牧場の生活
今朝、分場へ夜間放牧の馬を収牧しに、車で行く途中、よそ様の採草地に黒い物が走っていた。
最初は馬に見えた。

うわー、ウチの馬、放馬した?、と、冷や汗が出たが、よくよく、見ると熊だった。

なんだ、熊か。

熊?

えー!熊!!

と、寝ぼけ頭がスッキリ冷めて、心臓ドキドキだ。

熊との距離はまだ、100mくらいある。

写真を撮ろうと近寄ろうとする社長を抑えて車を止めた。

すると、車に気がついた熊は山の方へと消えていった。

そんなにうちは山奥ではないのだけれど、ここでも出るんだ。

夜間放牧の馬が心配になった。