山遊花

福岡発、山歩きと野の花の記録です。

三郡山

2016-08-28 11:18:01 | 福岡県の山

8月27日 (土) 曇り

急に休みになったのだが、夕方には用事があり遠出は無理

なので、ホームの山をちょっと歩いてきました。

昭和の森(9:00)~ツキ谷B~三郡山(11:00)~河原谷~昭和の森(12:50)

頭巾山登山口には、今キクイモの花が満開です。背丈よりも高く黄色の花が鮮やかに開いています。

ツキ谷コースの一番の弱点は、林道歩きの長いとこ。登山口まで45分ほどかかる

道路沿いには、今時期蔓性の植物が長くその蔓を伸ばして花をたくさんつけている

沢沿いの登山道は涼しいかと思いきや今日は風もなく暑い。以前webで見たツキ谷コースのカリガネソウを探しながら登って行くが結局は見つからず。谷を横切る地点は日当たりも良く花の種類も多いのだが、此処も少雨の影響かツクシミカエリソウは枯れる寸前のものが多く、雨が待たれますね。かろうじて水の流れの側のものは二つだけ開花。ミゾホウズキはここではお初。ヤマホトトギスやミズタビラコも残ってました。

ここから先は杉林の急登。縦走路に出るとガスが。尾根を越える風が涼しい。ここからはヤマジノホトトギスが多くみられる。

山頂手前、反射板の所でツルニンジンの群生が。今年初の開花確認(喜)

ここはいっぱい咲きそうです。

山頂直下では、キンミズヒキ、クルマバナ、ゲンノショウコ、シコクママコナなど~

二週間前、見ごろだったミヤマウズラはもう終焉を迎えていました。

かろうじてみられるものを撮影。

今日の山頂

5名ほどいらっしゃいました。ガスに巻かれ展望なし。オミナエシが満開

おにぎりひとつとフルーツゼリーを食べて下山。

 

 

下山時、草が谷ダムの手前に咲いていたシロフヨウ。山で出会う花は小さいのですがこの花の大きさにびっくりでした。

下山後はスッキリと山が。


古処山、経ガ峰

2016-08-21 19:30:09 | 福岡県の山

8月21日 (日) 晴れ

先週ガック隊長、風来坊さん、S.TAROUさんが、古処山に行きニシキキンカメムシを見事にゲットしていたので二匹目のどじょうを狙いに行ってきました。

今日は、古処林道が通れるようになっていたので五合目から出発。

車は4~5台停まってましたが、この猛暑ではやはり少ないですね。

途中から紅葉谷コースへ。細ーいトラロープを伝って急登に取りつき

汗をかきかき登って、アブも道づれです。タオルを振り回しながら~~

久しぶりに、経が峰に立ち寄ってみた。

このピークに秋月から直登してくるルートがあるそうなので何時か登ってみたい。

ツゲの林に出ると、今日の本命さがし~~

でっ、見事に見つけました。一か所だけでしたが4匹集まってました。(喜)

もうこれで満足。探すのをやめて奥の院に涼みに行くことに。

ひゃ~!というぐらい涼しい。見上げると岩が!より涼しくなります。

山頂からは、霞んでいて展望はわるい。

不動明王に立ち寄ってから下山。山頂の温度計は33度をさしていました。

 

今日の花たち

アケボノソウは小さな蕾が、ハグロソウ、アオベンケイ、キジョランの蕾

シギンカラマツ、ミゾホウズキ、結実したギンバイソウ、コバノボタンヅル

スペシャルな花たち。何とか間に合いました。^^;

白花も

下山後移動して

カリガネソウ、咲き始めてました。

更に移動

スズムシバナ  雨不足で可哀そうですが、けなげに咲いてました。

今年も割とよい状態のものを見れて満足、満足


三郡山系

2016-08-18 21:44:40 | 福岡県の山

8月15日 (月) 晴れ

昔、8月15日には、海で泳いではいけないといわれて育ちました。

が、山ならいいだろうと…

久しぶりに三郡山系の気になるお花に会いに行ってきました。

9時過ぎ、昭和の森を出発。登山者は少ないですね。

河原谷コースを登って行く。

歩き始めた付近に咲いている花

マツカゼソウ、ヌスビチハギ、オトコエシ、コバノボタンヅル、キンミズヒキ

思いのほか、アブが少ない。嬉しい誤算

まずは、イワタバコを

すこしピークを過ぎていましたが残ってくれていました。今年も見れてうれしい

大つららのつく岩壁には、今はこんな花が

ツルニンジンが膨らみ始め、イワギボウシはいっぱい咲いて、クサアジサイに、驚くべきは岩場なのにムカゴが!

 

縦走路の手前では、ヒナノウスツボ

縦走路ではイチヤクソウの群落を発見

前回蕾だった、ミヤマウズラは咲き始めてました。

結構な群落でビックリ。何ともひょうきんな顔してますね。

綺麗な、ツルリンドウに出会いました。だごしゃん道の大滝は水がほとんど流れてませんね。

 3時間半ほどの山歩き。下界は猛暑でしたが、のんびりと縦走路を歩くととても涼しかったです。

またホームマウンテンの良さを再発見した一日でした。


扇が鼻、タデ原、とある場所で花散策

2016-08-17 20:46:20 | 九州の山

8月13日 (土) 晴れ猛暑

夜中のトイレに起きてみると、牧ノ戸の駐車場は人であふれていた。

「流れたっ!」と星見の人が多いみたい。こちらは眠たいので車に戻りまた熟睡~ 

4時起床。準備して登り始める。今回は単独。カミさんは眠いとの事。

5時前には空が白み始め、扇が鼻分岐に着くころにはヘッドランプも不要な明るさに。

誰もいない扇が鼻へ、夜露に濡れながら登る。山頂到着と同時に朝日が昇り始める。

 <!-- 天狗ヶ城横から登る朝日 -->

朝日を見ながらおにぎりを食べ、明るくなったので花をいろいろと探して歩く。

ワレモコウ 二人で仲の良いこと

イヨフウロ、ママコナ、フクオウソウ、イブキトラノオ、ホクチアザミ、シモツケ

マツムシソウ

ノギラン、ホソバシュロソウ

けいこたんのブログで紹介されていた花

アオヤギソウか?ということでしたが見かけたので葉の写真を撮ってきました。葉の形状は細長く、アオヤギソウは長楕円形状なのでやはり、ホソバシュロソウの白花ということではないでしょうかね。

それにしても扇が鼻は花が多いですね。

下山時にはホツツジやコオニユリ

多くの登山者が登ってこられてました。

7時ちょうどに下山。荷物を片付けて長者原へ向かう。

長者原は意外と車が少なかったですね。

蓼原の木道をぐるりと歩く。

やはりこの花ですね。

サワヒヨドリ、コウライトモエソウ、コオニユリ、サワギキョウなど

ユウスゲ、イヨフウロ、シモツケソウ、シラヒゲソウはちょっと遠かった。

ミズトンボは一か所に群生

8時半すぎたので、信ちゃんとの待ち合わせ場所へ移動。あとからhigeさん,mamaさんも合流して背振で見ることが出来なかったアオフタバランを探しにゴー!

なかなか見つからなかったのですが、最初に見つけてくれたのが信ちゃん。皆さん初めてでしたのであまりの小ささにびっくりされてました。写真撮影も大変。なかなかピントが~~!

もう一つ、お目当てのジンバイソウは首尾よく見れました。でも昨年より花数が減ったかなあ?

他には、フシグロセンノウなどが少し

目的の二つが見れましたので、気分を良くして移動。信ちゃん俊ちゃんに案内していただきます。

とっ!これは!!

サギソウ群れ飛ぶ場所でした。素晴らしい!!

アギナシ(お初、信ちゃんに教えてもらいました)やここでもミズトンボ

キツネノカミソリ、ミミカキグサ、エゾミソハギ、ヒメシロネ

素晴らしい場所を案内していただきました。有り難う御座いました。

阿蘇の花に始まり、花に終わった三日間でした。がっつり歩きは二日目だけかな?

higeさんご夫妻との楽しい夜も、思い出に残るものでした。

皆さん、ありがとうございました。


白岩山、向坂山、小川岳

2016-08-15 20:34:20 | 九州の山

8月12日(金) 晴れ

5時ごろ目を覚ますと、少し明るくなりかけていた。

コーヒーを飲みながら、日の出までの時間を楽しむ。金メダルの様な朝日が昇りました。

朝食をとり、登山口へ移動する。二台車が停まっていた。

午前6時45分出発

コースとグラフ

 

 

 

杉越までの坂は案外きついのでゆっくりと抑えめのペースで登る。相変わらず花を見ることはない。

白岩山では3週間でどんな花が咲きだしているか楽しみにしながら歩く。

ゲートの中に入るといろんな花が迎えてくれるが、今はソバナが主役

ツクシクサボタン お初の花、クルリンが可愛い

ツクシミカエリソウが咲き始め

他にも、キヌタソウ、マツカゼソウ、ノダケ、シギンカラマツ、ホソバシュロソウ等

コウスユキソウ、ヨツバシオガマは初登場

国見岳方面

杉越まで戻り、向坂山へ向かう

木段と、別の登山道があったので左の登山道を登ることにした。

こちらも花と言えば、鹿も食べないバイケイソウがあるぐらい。花に足止めされない分さっさと歩ける。

山頂。特別展望もない普通の感じ

スキー場の方へ下って行く。

割と大きな鳥が鳴きながら飛んでいく。良く見てみるとホシガラスの様。写真には撮れなかったが、もう一度見ることができた。

帰りは日陰のない登りになるスキー場を下りきると、樹林帯からの登り返し。フウッ!と登って行くと黒岩の分岐があるのでちょっと寄り道。

縦走路に戻り小川岳を目指す。ここからは大木が目立った。

最低鞍部で休憩して小川岳へ登って行く。意外とあっさりと到着。

立派な、欅の一枚板を掘りこんで作られた山頂プレート。個人で設置されたのかな?雨除けまでつけてあり丁寧な仕事に感心する。

ここまでに見られた花は、こんな感じ。誠に寂しい限りですね。センターはイケマ

ニシキキンカメムシにはかないませんが、なかなか綺麗な昆虫

ここで昼食と思ったが、コバエが多く鞍部まで戻ることにした。休憩にちょうど良い倒木があり虫もおらず快適でしたね。

ここからスキー場までは登りが続く。最後のスキー場の登りはたまりませんでしたね。

スキー場から登山口までは林道歩き。あまり長くはありません。道沿いにはイケマが結構咲いていました。

オニルリソウとクチベニタケを見っけ

6時間チョイの歩きでしたが、今日はカミさんの調子が良かったよう。予定より早く到着しました。

下山後、お目当てのキレンゲショウマ観賞へ。今まさに見頃でした。

素晴らしい花ですね

下山後、南阿蘇の温泉で汗を流し、宮地の駅前で赤牛を食べてから牧ノ戸峠へ移動。

到着後30分ぐらいでhigeさんmamaさんがおいでになり、思いかけず楽しい夜となりました。

夜は涼しく快適に車中泊することができました。夜中にトイレに起きてみると、多くの人が流れ星を見るために空を見上げていましたが、私は眠くてバタンキューでした。

明日は扇が鼻です。