山遊花

福岡発、山歩きと野の花の記録です。

四王寺のキッコウハグマ

2017-10-30 19:33:26 | 福岡県の山

9月29日 (日) 雨のち曇り

午後3時ごろ雨も上がったので、四王寺のキッコウハグマの様子を見に行ってきました。

今年は、土塁は夏後の草刈りできれいさっぱりとなっていますが、これが幸いしたのか、キッコウハグマの小さな株まで開花しているものが多く、お見事な群生を作っていました。

 

 

 

満足満足~~!

 

一週間前に四王寺の隠れ田で見かけた白花のサイヨウシャジンです。

ぷっくりグラマーさんでした。


経ヶ岳

2017-10-29 17:05:45 | 九州の山

10月28日 (土) 曇りのち雨

二週続けての週末台風、なかなか思った通りの計画になりません。

今週も風来坊さんの計画に乗っかりポンちゃんです。^^;

仰せのままに、待ち合わせ場所へ、仰せのままにナビをセットし黒木登山口へ向かいます。

登山口が近づくと早くも雨が!「天気予報からいうと、ちょっと早いんでないの?」

ここで風来坊さんから提案があり登山口の変更。

温泉の近い、平谷コースから登りましょう!と

黒木トンネルの手前からスタートです。

序盤は人工林の歩き。林道を横切ると次第に自然林へと変わって行きます。

途中からは岩場も出てきて楽しくなってくる

大木の多い山である。

樅の木がデカい!千年樫の古木も凄い生命力

このあたりではもう雨も上がって曇りながら、紅葉など楽しんで登ることができる。

 

 

 

平谷越に登りあがると台風の影響か風が冷たく強い。

山頂までは岩場の急登。山頂はこうでなくては!と思えるようなヨカ山です。

二回目の登頂

雨も上がって、ガスもとれしばし展望を楽しむ。

あ~来て良かったなあ!と思える風景である。

今日の条件でこの展望は奇跡的かと…

先週登った、志々伎山も遠望できた。

山頂付近の紅葉はツツジ系が多く

ここからは、多良岳へ向け縦走だ。

しかし、笹岳付近から本降りに。多良岳はあきらめ金泉寺山小屋へ一時避難

小屋では、暖かく迎えて頂き、ストーブが焚かれ、冷えた体とウエアを乾かすことができた。

ここで昼食。おまけに豚汁までごちそうしていただいた。

心もあったまったひと時でした。感謝

下山は縦走路を戻り、途中から巻き道で平谷越へ。

途中太ももが攣りそうになり、風来坊さんを待たせてしまいました。(詫び)

ソーメン滝

イッパイぶら下がってますね

今日は、花も終わって習った花も見ることができませんでしたが、登山路の雰囲気、植生を見て行くと相当豊かな山だと認識しました。

特に、クサヤツデの群生は凄かった。ツクシコウモリソウも広範囲に見ることができ、季節を変えると他の花の多さも期待できそうな新しい発見でした。

植生で見ると英彦山に良く似た感じがしました。しかしここは鹿の食害が無いので、地面に生える野草が多そうです。

縦走路に関しては、以前から思っていましたが、周回できる縦走路(九州)では、祖母傾(横綱)多良山系(大関)黒髪山系(関脇)

といった印象です。(この三つの山系地形がそっくりなんですよねえ)

他の御意見も多々ありましょうが、あくまで個人的見解ですので~

歩行時間6時間54分

 


志々伎山 、 佐志岳

2017-10-23 19:46:21 | 九州の山

10月21日 (土) 晴れたり曇ったりで強風

京丈山、平家山への予定であったが、気象予報士風来坊さんによると、脊梁方面は雨、九州でいいのは北西部のみということで急きょ予定変更、平戸の山へ行ってきました。

風来坊さんから、前日に計画変更の連絡があり、それならば、是非とも見たい花があり~と伝えると、即座にしらべて大方の場所を特定していただきました。今日は金曜なのに、仕事中では?という疑問はさておき、その素早さ、正確さには脱帽です。

長崎県出身でありながら、平戸には入り口付近を二度ほどしか行ったことのない私、唐津まわりのドライブも新鮮で、今回は山歩きというよりも、山旅と言った方がぴったりくるような気持ちです。

平戸大橋を渡ってから、平戸の大きさを感じる長ーい道のりでやっと、志々伎山が見えてきた。

天気も良まあまあ、気分も盛り上がるねえ!

 

平戸はキリシタンの島ですが、ザビエルさんが来るよりずっと前から山はあり、その山を崇める伝統はあったわけで、山全体が御神体のようです。

山登り自体は大したことないのですが、~

 

途中展望の良いところに出ると、この山の良さが一目でわかりました。(^o^)

海中にせり出した岩山がそそり立ち、目の前には大海原、五島列島を間近に望む絶好のロケーション!

山は高さを持って貴し!ではないよね!を実感する

 

 

 

そして、断崖には花が咲き乱れているのである。

 

しばし、風景を楽しみ~~

「湧き立つ海が凄いですねえ」 by風来坊さん

「五島うどん、釜揚げで食べたか~」 by ポン

移動して、佐志岳へ

こちらも花の名山

楽しみ~

でも風がメチャ強い

草原には、いろいろな花が咲き、海に浮かぶ島々とのコラボが楽しい。

お目当ての花にも出合い、己の写真の未熟さは風のせいでピントが合わずという言い訳までできるという、なんと素晴らしい条件であろうか?

 

以下今日の花さんです。

お初の花が多くとても嬉しい楽しい日になりました。

 

終わりがけですが、ダンギク 初

イブキジャコウソウ 初

 

コシオガマ 初

今回の主役

シマシャジン  風来坊さんの執念、お見事でした。

良いタイミング!とてもきれいな花ですねえ!

盗掘で、もうわずかしか見ることができない希少な花です。

 

チョウセンノギク  ナンバンギセル

?          ヒナヒゴタイ

ムラサキセンブリも綺麗です

イトラッキョウ 初

こちらは咲き始めでした。糸がつくのがよくわかる細ーい茎と葉でした。

 <!-- イトラッキョウ -->

 

帰り道、紐差境教会へ立ち寄ってみた。

とても立派な教会です。土曜日ですが信者の方が掃除してらっしゃいました。

許可を得て内部をパチリさせていただく。

荘厳な雰囲気に圧倒されます。

 

平戸港まで戻って、風来坊さんリサーチのちゃんぽん屋さんへ。

二軒調べておられ、無料駐車場まで調べ済みとは?!

この方、刑事になったら凄腕になること間違いなし(と確信)

渋い構えのお店で、時間が少しずれていたせいかお客はお一人だけ、

平戸チャンポンを注文。

とてもあっさりした味付けですがだしの味が美味しい

福岡の濃い味付けは 歳を取ってくると辛すぎと感じることが多いので、塩梅ヨカ味でした。

ここの店主に平戸蒲鉾のおいしいところを紹介してもらい、店まで案内してもらった。

松本かまぼこ店

ここのばあちゃんが良かった。

店に入ると、

ばあちゃん   「今作りたてよ!まだあったかいけん、一個百円、もしゃもしゃ食べて!」

ぽん       「ああ、うまかごたるねえ。一個や無くて何個も買うけん」

ばあちゃん   「おいしかけん一つ買わんね」

話がかみ合わない…

ばあちゃん、耳が遠いごたる…

ポン (大きな声で)  「一個やなくて、何個も買うけん!」

やっと通じたみたいで、ばあちゃん喜ぶ~~

結局5個入りを各自で購入。

ばあちゃん  「食べながら行かんね」と蒲鉾を一個半分に切って風来坊さんとポンにサービス

すかさず食べると、原料の話や作り方の話などしゃべるはしゃべる。

楽しいひと時でした。

 

 

 

初めての平戸の山でしたが、山良し、風景良し、花良し、人もまた良しでした。

計画していただいた風来坊さん有り難う御座いました。


馬見山

2017-10-11 21:24:01 | 福岡県の山

10月9日 (月) 晴れ

2日連チャンだが、特に山は決めていなかった。

なんとなく頭に浮かんだのが、馬見山

久しぶりに行ってみるか?

8時過ぎ、足白の馬見山登山口到着。

以前、師匠と登ったことがあるのだが、ブナ尾根コースだったので、今回は谷コースを登ってみよう。

登山口には、鮭の孵化施設がある。遠賀川上流部までかつては鮭が登ってきてたんですね。

8:20 出発

杉の植林帯をずっと登って行く。

寄り添い岩なる岩の横を、寄り添わない夫婦が登って行くのである。

風穴の横を登って行く。斜面には花崗岩の大岩が点在しており足元の土は真砂土のようで、鹿の食害と合わせて水害が起きやすそうに感じる。

林道に出合いしばらく林道歩き。凄く荒れてます。

ブナ尾根コースの分岐を見送り、林道を詰める。

谷を回り込むところまで行くと林道は土砂で寸断されており、手前から斜面に取りつく。

最初は谷に並行して登って行くが、途中から谷の中を登る。豪雨の影響か結構荒れている。

どんどん急登になり

ロープカ所なども現れると、御神所岩に到着(御神所岩の下部には祠)

岩の横をまいて、上部に出る

馬の背の様な御神所岩(写真では大きさがわからんねえ)

ここから山頂は近い。ブナ尾根コースと合流すると勾配も緩やかになり、山頂に飛び出る。10:16~10:56

展望所からは南半分の展望が広がるが、霞んでいて今日はあまり見通せない。

峰入りの時を思い出すね。

先着の登山者とちょっとお話し。いつもは嘉麻峠から登られているそうだが今日は初めて足白から登ったそうだ。杉林ばかりであまり面白くなかったねえとおっしゃってました。

お昼を食べて下山

宇土浦越経由で周回する。

最初はアブラチャンの尾根道歩きが気持ちいい

 

12:28登山口

登山口には貸切バスが二台停まっていた。あとから団体さんが来てたんですねえ。

早く出発していてよかった~~

今日は花はあまりきたいできなかったがアケボノソウ位は見れるだろうと思っていたが最後にやっと見ることができた。

蟻が蜜にたかってる

ニシキキンカメムシの成虫発見!と思いきや

山頂の看板の写真の写真でした^^;

 


由布岳お鉢巡りと花散策

2017-10-09 19:01:23 | 九州の山

10月8日 (日) 晴れ時々曇り

久しぶり由布岳へ!

今年は多いなあ!何回目?6回目でした。^^;

おかげさまで由布岳の登山道は一応全部登ったことになります。

お世話になりました。

今日の狙いは、お鉢巡りとトリカブト

午前4時前自宅を出発。最近運転中に眠くなることが多いので二度ほど休憩して、正面登山口には7時前に到着。

無料のゾーンの一番端っこしか空いていませんでした。

登山者多いですね~~(@_@)

ちなみに下山時点では有料駐車場も満車のようでした。でも駐車マナーも問題ですね。

バス停の横に二台、路駐は何十台も…

閑話休題

準備して出発

霧の由布院

良い雰囲気ですね。

朝の時点では晴れていますが山頂にガスがまとわりついていますね。

紅葉はまだまだ先のようです。

マタエに到着もまだガスが晴れません。

今日は西峰へ向かう人が多く、ここで渋滞を避けるためチョイ休憩してから向かいました。

西峰の山頂もまだガスでガス

お鉢巡りへ向かいます

マユミ

お鉢の核心部はゆっくりと楽しんで通過

東峰につくころにはすっかり晴れ上がり、かわりに雲海に包まれていました。

 

お鉢の紅葉もまだまだ~~

何時もの場所で、ホソバノヤマハハコの大株

 

ヤマラッキョ 山頂付近では見頃でしたが、下の方はほとんど蕾

他にも~

トリカブトも何カ所かで確認しましたが、一番最初のやつが一番きれいでした。

センブリはたくさん開花していました。清楚できりっとした花ですね。

下山後場所を変え、花散策

 

ここでの狙いは、レイジンソウ

ちょうど見頃で素晴らしい群落でした。脊振のものより少しピンクが強いようです。

またまた移動して~

ムラサキセンブリは見つけることはできませんでしたが、ウメバチソウが咲き始めていました。

 

七色の風で汗を流し帰宅

花もいいけど、お鉢巡りはやっぱり楽しくて、ウバコウジがもう少し長ければいいのにねえと思いながら楽しんだ一日でした。(^o^)