山遊花

福岡発、山歩きと野の花の記録です。

ママコナ

2016-06-30 22:05:46 | 山野草

6月30日 (木)

井野山では、5月になると山頂直下の広場にママコナが咲き始めますが、昨年は草刈で一網打尽にされてしまいました。

今年も草刈の予告が貼られていたので、またまた刈られてしまうかもしれません。

今年お初のママコナ。

井野山ではなく、昭和の森のものです。三郡山系では標高の低いところは普通のママコナ、縦走路ではシコクママコナがよく見られます。

ご飯粒を連想させる姿が何ともほほえましく、好きな花です。

 


タシロラン

2016-06-29 21:02:11 | 山野草

6月29日 (水)

仕事が終わってから、裏山にタシロランの様子を見に行った。

福岡県レッドデータブック、Ⅱ類に属する植物が我が家のすぐ近所で見られるとは

落ち葉が厚く積もった林道わきに群生していた。

先週土曜日に見た時より、数も増え背丈もずいぶんと伸びていたが、雨に打たれ少ししょんぼり気味だった。

 

 

明治39年長崎で田代善太郎が発見したのでこの名が付いた
常緑樹林内に生える葉緑素を持たない腐生植物。 (落ち葉などの養分をもらって根に菌類を共生させ菌類を介して養分を得る植物) 地下茎は浅く横に伸び楕円形の塊茎から花茎が出る。 全体に白黄色を帯びる

 

 


英彦山

2016-06-27 20:51:29 | 福岡県の山

6月26日 (日) 曇りのち晴れ 10名

前回のブログに、「来週は英彦山かな?」と書いておりましたら、信ちゃんから嬉しい申し出があり、英彦山を案内していただけることになった。

こんな花を期待してます!とお願いしてコースはお任せ。^^;

峰入りを歩いた方々にも声をかけてみたら、一気に人数が膨らみ、当日は10人で歩くことになった。

メンバー: 信ちゃん、俊ちゃん、higeさん、mamaさん、じゅんパパ、ガック隊長、風来坊さん、寝太郎さん、ふぃずランドさん、ポンちゃん

今回は、打ち合わせをしていたら風来坊さんが車出しをしてくださることになり送迎付きのラクラク山行です。ヽ(^。^)ノ

6時前に迎えに来てくださり出発。7時チョイ過ぎに別所に到着。こりゃあまりに早くつきすぎたので花見が岩まで景色を見に行く。

ふぃずランドさんは我々より早くの到着で一緒に~

戻ってくると次々に皆さん到着され、8時前に豊前坊へ移動

準備を済ませ出発。

望雲台に寄り道して景色を楽しむ。

イワタバコの花はまだまだ蕾も見られませんでした。

北岳への登路は空気まで緑色になった様な素晴らしい林。足元のがれた岩に気を付けながら登る。

北岳の肩で小休止。

北岳へ

今日は終始和気藹々、息を切らすこともなくのんびりと山頂へ。

ドウダンツツジはもう全部終わっていました。

丁度、休憩所が開いていたのでここでお昼に

信ちゃんと、mamaさんが最近誕生日だったのでノンアルコールビールで乾杯する。

誕生日ごとに齢が一つづつ減っていくことにしましょうね(^_-)

(higeさん提供)

下山は北西尾根経由で。モアイ像などにも立ち寄りお初の方も喜んでいただけたようです。

案内していただいた信ちゃん俊ちゃん、いつもありがとうございました。m(__)m

今日出会ったお花さんです。

お初のものも多く、一人ではとても出会えない花々でした。

一番会いたかったウチョウラン

咲はじめでしたが、これが一番うれしかったですねえ。

オオヤマレンゲは終わりかけでしたが、今年はまだ見てなかったので~

ツクシガシワもお初。良く見るとかわいい花です

クモキリソウは結構見ることができました。

バイカツツジ  これもお初

思ったより小さく少し探しにくかったですね。

マルミノヤマゴボウ これもお初

ショウキランとキヨスミウツボ 英彦山では初めて

フガクスズムシソウ  ちょうど見ごろでした。

 

タマガワホトトギスはまだ蕾でした。ヤマトウバナが咲き始めでした。

キノコもいろいろと

脱皮直後のセミ  思いのほか綺麗です。

スキー場を渡る風が気持ちよかった。

のんびりと楽しんだ英彦山でした。

帰りは、風来坊さんお勧めの筑後川温泉で汗を流し(ここはとろっとした美人の湯です。ただし男性は美人にはなりません(笑))帰宅。

いろんな花を案内していただき有り難うございました。

皆さん、楽しい一日を有り難うございました。またご一緒いたしましょう!


山の文化祭と花散策

2016-06-19 16:39:11 | 山野草

6月19日 (日) 雨のち曇り 5名

今日、晴れていれば祖母山に行くつもりであったが、残念ながら天気予報を見た途端に諦める。

けいこたんのブログで、山の文化祭が太宰府で18,19日開催されることを知り、雨でどこにも行けそうにないので文化祭の「修験道」のDVD上映を見に行くことにした。

コクランやオオバノトンボソウも見ごろになっているかもしれないので、近郊にお住まいの方に声をかけてみると、ガック隊長、higeさん、けいこたんさんご夫妻が参加されることとなった。

午後の天気が悪そうなので、DVD上映が始まる前に花散策をすることに。

午前11時集合としていましたが、皆さん時間よりは必ず早めに来られます。

10時45分には皆さん揃って、まずはコクランの所へ。

 集合場所から30メートルほどのところ。

まだ大きな株ではありませんが7~8株ほどが花をつけていました。

移動して、またコクランを鑑賞。そのあとオオバノトンボソウの所へ

だいぶ開花が進んでいました。

もう一か所コクランの一番大きな株の所に案内したのですが、此処のは穂先が折れ曲がっていて今年はもう無理なようです。

今日は地味な花ばかりご案内いたしましたが、皆さんポンちゃんに気を使って喜んでいただいたようです。^^;

お昼になったので、大宰府のまほろば会館へ

午後一時から、「ザ、修験道」のDVDを鑑賞。

峰入り道を共に歩いた仲間と、今回参考にさせて頂いた先達たちがたどった記録を見るのは、感慨深いものがありました。

教えてくれたけいこたんに感謝です。

また、山の図書館の方とも少し話す機会があり、そちらも峰入り道を歩かれたらしく、我々が歩いていない白坂峠から八丁峠までのGPSログも残してあるらしく、分けて頂けるということなので、これも有難い出会いでした。

今週は歩けなかったなあ!

来週は英彦山あたり歩こうかと


大崩山 パノラマコース ササユリに会いに 2016.6

2016-06-13 20:46:46 | 九州の山

6月11日 (土) 曇り 3名

大崩山のササユリを初めて見たのは一昨年だった。

その時は、ワク塚から三里河原のコースであったが、上品な色が深く印象に残っていた。

今年は、ササユリも良さそうだとの情報に接し、ぜひとも~!という気持ちが強くなり一週間前に計画。

ガック隊長を誘って行ってみることにした。

出発は金曜の深夜12時。金曜仕事が終わってから、会社のボウリング大会があり、終わって帰宅したのが8時半。準備をして少し仮眠するかと思っていたら、テレビで「ゼログラビティ」があり結局見てしまった。

そのまま出発。

九重インターまで高速、後は牧ノ戸を越えて竹田経由で祝子川温泉美人の湯に4時到着。5台ほど駐車されていました。

まだ暗いのでしばらく目をつぶって仮眠する。

30分ほどで明るくなってきたので朝食をとり移動

移動中の見晴らしの良いところで、大崩山の遠景を

久しぶりの、小積ダキに心が躍る。

5時半、登山届をかいて出発。

 

大崩山荘まではウオーミングアップの区間。帰りの渡渉区間の水量を確認してから、三里河原方面へ向かう。

ワク塚渡渉点から見上げると、早くもガスがかかり始めた。いやな感じ!

先行グループのリーダーの男性が渡りやすいコースを教えてくれた。

でもこんなところを飛び越えなければいけません。

無事渡りおえると、樹林帯の谷を登って行く。

前日の雨で水量も多く岩も濡れており滑りやすい。

大岩に着生したイワタバコの写真を撮ろうとして、2メートルほどの流れを渡ろうと岩に足をかけた途端、「ツル~~!とすべってしまい仰向けにドボン!してしまった。下半身とザックが水につかり、冷たい~~!靴の中にもわずかに浸水したが、靴下が濡れた程度でなんとかこのまま歩くことにした。暖かい時期で良かった~^^;

気合を入れなおし再スタート。

ササユリの第一号を早くも発見したが、此処のはもう枯れかかっていた。

次第に勾配もきつくなってきて

ソデ塚へ

残念無念、ガスなり~(誰かのネタ?)

少し休憩して下ワク塚へ向かう。登山路には所々ササユリの株が見受けられるが、花をつけているものが無い。下ワク塚へ到着してもまだガスが多い。中ワク塚を見上げる。

 

中ワクへは尾根を行く。

するとお目当てのササユリが~

美しい!!着た甲斐がありました。

中ワクから、上ワクを望む(なんかゴリラの顔見たいですね)^^;

 

辺りの岩には、盆栽の様なドウダンツツジが

コツクバネウツギなども楽しみながら上ワク塚へ向かう

岩場でクモキリソウらしき株を発見。葉が見えているのは別のものです。

上ワク塚の基部に到着。ここまで4時間かかっていた。

ここで軽く昼食。上ワクに登ってみたが小積ダキ方面はガスに包まれ展望なし。反対側の七日廻り岩と鹿納坊主が見えるだけだった。

戻って、先へ進む。ヨウラクツツジが多く咲いていた。

岩に着生したケイビランの様な植物も結構あったが、調べても名前が分からず。ヒメシャラの大木が多かった

 

今日は山頂はパスしてリンドウの丘(もちろん展望なし)経由で小積ダキへ向かう。

ミヤマナミキやスズタケの花も見られた。

小積ダキでもガスは晴れず~~~無念じゃ

 

でもササユリは結構咲いてました。

坊主尾根のササユリに期待して下山する。

まずは象岩のトラバース。

ビビるポンちゃん^^; 余裕のカミさん、必死の隊長

 

シライトソウの仲間でチャボシライトソウ(初見)左上が分かりません。結構ありました

 

これでもかという梯子、ロープを下って行く。米岩の手前が一番の難所

ここまで下るとガスも薄くなってきた

結構、坊主尾根を登って来る登山者が多い。やはりこちらのササユリが多いことを皆さん知っておられるようです。

今日はホント数多くのササユリと出会えました。なかなかの咲きっぷりでした。満足満足(^o^)

今日一の別嬪さん姉妹

なかなか良い香りでしたよ~

長い下りも花を見ながらきつさも忘れ下って、林道分岐からもう一下りで祝子川へ出る。

行きがけに確認していたが、一か所靴を脱いで渡るところもあったが、下山でむくんだ足にはかえってひんやりした水が心地よかった。

午後2時登山口

8時間半、美しく厳しい大崩をを堪能いたしました。(^o^)

下山後、美人の湯で汗を流し軽食を取ってから帰福。7時半自宅到着。

昨日からほとんど寝ていないので10時前にはバッタリと倒れるように夢の中でした。

今日のコース