山遊花

福岡発、山歩きと野の花の記録です。

大崩山 パノラマコース ササユリに会いに 2016.6

2016-06-13 20:46:46 | 九州の山

6月11日 (土) 曇り 3名

大崩山のササユリを初めて見たのは一昨年だった。

その時は、ワク塚から三里河原のコースであったが、上品な色が深く印象に残っていた。

今年は、ササユリも良さそうだとの情報に接し、ぜひとも~!という気持ちが強くなり一週間前に計画。

ガック隊長を誘って行ってみることにした。

出発は金曜の深夜12時。金曜仕事が終わってから、会社のボウリング大会があり、終わって帰宅したのが8時半。準備をして少し仮眠するかと思っていたら、テレビで「ゼログラビティ」があり結局見てしまった。

そのまま出発。

九重インターまで高速、後は牧ノ戸を越えて竹田経由で祝子川温泉美人の湯に4時到着。5台ほど駐車されていました。

まだ暗いのでしばらく目をつぶって仮眠する。

30分ほどで明るくなってきたので朝食をとり移動

移動中の見晴らしの良いところで、大崩山の遠景を

久しぶりの、小積ダキに心が躍る。

5時半、登山届をかいて出発。

 

大崩山荘まではウオーミングアップの区間。帰りの渡渉区間の水量を確認してから、三里河原方面へ向かう。

ワク塚渡渉点から見上げると、早くもガスがかかり始めた。いやな感じ!

先行グループのリーダーの男性が渡りやすいコースを教えてくれた。

でもこんなところを飛び越えなければいけません。

無事渡りおえると、樹林帯の谷を登って行く。

前日の雨で水量も多く岩も濡れており滑りやすい。

大岩に着生したイワタバコの写真を撮ろうとして、2メートルほどの流れを渡ろうと岩に足をかけた途端、「ツル~~!とすべってしまい仰向けにドボン!してしまった。下半身とザックが水につかり、冷たい~~!靴の中にもわずかに浸水したが、靴下が濡れた程度でなんとかこのまま歩くことにした。暖かい時期で良かった~^^;

気合を入れなおし再スタート。

ササユリの第一号を早くも発見したが、此処のはもう枯れかかっていた。

次第に勾配もきつくなってきて

ソデ塚へ

残念無念、ガスなり~(誰かのネタ?)

少し休憩して下ワク塚へ向かう。登山路には所々ササユリの株が見受けられるが、花をつけているものが無い。下ワク塚へ到着してもまだガスが多い。中ワク塚を見上げる。

 

中ワクへは尾根を行く。

するとお目当てのササユリが~

美しい!!着た甲斐がありました。

中ワクから、上ワクを望む(なんかゴリラの顔見たいですね)^^;

 

辺りの岩には、盆栽の様なドウダンツツジが

コツクバネウツギなども楽しみながら上ワク塚へ向かう

岩場でクモキリソウらしき株を発見。葉が見えているのは別のものです。

上ワク塚の基部に到着。ここまで4時間かかっていた。

ここで軽く昼食。上ワクに登ってみたが小積ダキ方面はガスに包まれ展望なし。反対側の七日廻り岩と鹿納坊主が見えるだけだった。

戻って、先へ進む。ヨウラクツツジが多く咲いていた。

岩に着生したケイビランの様な植物も結構あったが、調べても名前が分からず。ヒメシャラの大木が多かった

 

今日は山頂はパスしてリンドウの丘(もちろん展望なし)経由で小積ダキへ向かう。

ミヤマナミキやスズタケの花も見られた。

小積ダキでもガスは晴れず~~~無念じゃ

 

でもササユリは結構咲いてました。

坊主尾根のササユリに期待して下山する。

まずは象岩のトラバース。

ビビるポンちゃん^^; 余裕のカミさん、必死の隊長

 

シライトソウの仲間でチャボシライトソウ(初見)左上が分かりません。結構ありました

 

これでもかという梯子、ロープを下って行く。米岩の手前が一番の難所

ここまで下るとガスも薄くなってきた

結構、坊主尾根を登って来る登山者が多い。やはりこちらのササユリが多いことを皆さん知っておられるようです。

今日はホント数多くのササユリと出会えました。なかなかの咲きっぷりでした。満足満足(^o^)

今日一の別嬪さん姉妹

なかなか良い香りでしたよ~

長い下りも花を見ながらきつさも忘れ下って、林道分岐からもう一下りで祝子川へ出る。

行きがけに確認していたが、一か所靴を脱いで渡るところもあったが、下山でむくんだ足にはかえってひんやりした水が心地よかった。

午後2時登山口

8時間半、美しく厳しい大崩をを堪能いたしました。(^o^)

下山後、美人の湯で汗を流し軽食を取ってから帰福。7時半自宅到着。

昨日からほとんど寝ていないので10時前にはバッタリと倒れるように夢の中でした。

今日のコース