ウィーンで研究留学!

以前はウィーンでの留学生活を綴っておりました。今後はクラッシック音楽を中心に細く長く続けていけたらと思っています。

プラハの印象

2007年05月22日 05時13分13秒 | ヨーロッパ旅行
忙しくしているとあっという間に時間は経つもので一ヶ月近く放置してしまいました。。。この間いろいろありましたが、先ずはプラハのことから。プラハはもちろんオーストリアの北に位置するチェコの首都。モーツァルトがプラハで物凄く人気になったこと、ドンジョバンニが初演されたのがプラハであることは有名です。

ウィーンからプラハまでは鉄道でもっとも早いもので4時間。近いといえば近いですが、4時間はやはりそれなりにあります。下の写真はその道中のもの。道中といってもウィーンから一時間も経たずに国境を越えるのでもちろんこれはチェコの風景です。ちょっと天気が悪かったのでいまいち冴えませんが、あまりに鮮やかな黄色なのではじめは何か分かりませんでした。広大な菜の花畑が続いています。



プラハに行く前にオーストリア人の一人から聞いた印象はとにかくプラハはヨーロッパの中でも中世の雰囲気を残してる街でウィーンとはかなり違うよ!ということだったのですが、それは確かにその通りでした。ウィーンはたとえばStephants Platzのようなところでも現代的な建物が混在していますが、プラハの旧市街などはそれとは全く違います。建物の色もウィーンとは大分違い、パステル調の個性的な色が塗られていて、それが長年維持されて色あせていないのです。



この写真は別になんてことプラハ城近辺ですが、現代的な車が無ければやはり中世を舞台にした映画がすぐに撮影できてしまいそうです。(ちなみに車は結構新しい高価なものがガンガン走っているのも驚きました。まあちょっと中心から外れるとシュコダだらけになりますが)

プラハで嬉しかったのは食事で、系統としてはウィーンにとても近く、グラーシュもシュニッツェルもありますが、お店によってはなんだか日本の洋食屋さんのような妙に懐かしいような味付けの食事にありつけました。ウィーンではこんなことは全く無いのでとても不思議です。ただし、驚いたことに値段は全然安くありませんでした。というか観光地を歩いて食べている分にはウィーンよりも大分高くつくかもしれません。(ウィーンの観光名所的なところをあまり知らないという話もありますが。。。)

そしてもっともウィーンと違うのは人々が良く働くということです。こればかりは全く違います。良くも悪くもウィーンの人は先ず急がないし、きびきび働くというような風景にお店で出会うことはありませんが、プラハでは皆良く動きます。そしてとても綺麗な英語を話す人が沢山いることに驚きました。ウィーンではやっぱりドイツ語話してよ、という雰囲気があって英語で話すと明らかによそよそしいのですが、チェコの人はまさか外国人にチェコ語を話すことを期待するはずが無いので、そういったところでよそよそしさがありません。これは外国人にとってはとても大きいかも。そんなことを考えていると、プラハにも最近先進的な研究所が出来たみたいだし、場合によってはここに住むことなんかもあるかなあなどと思ったりもしました。

が、やっぱり東欧は東欧、ウィーンとは違いました。何が起きたか、想像ついてしまいそうですが、これについてはまた次回。