紀子様のご出産のニュースは一日本国民として素直に嬉しく思いましたが、これを機に出生率が回復傾向に転じることを期待するとか、幼児虐待が減るんじゃないかとかそんな記述をちらほら見かけて私としては呆れてしまいました。
確かに期待されることではありますが、根本的な問題を解決する努力をせずにそんな楽観的な期待だけするのは無責任としか思えません。何故子供を生まないのか、それは生んだ後が大変過ぎるからに違いありません。確かに子供を持つことへの漠然とした憧れとか、義務的な意識はだんだんに失われているかもしれません。そういう意味では一過的に好転する可能性はありますが、それは問題の根幹ではないでしょう。
日本では幼稚園は育児のサポートという意識は全くありませんし、保育園は働いているお母さんが対象で、しかも東京などでは物凄く条件が厳しく、立派に働いていても思うように預けることが出来ませんし、これから働こうというお母さんにはほとんどチャンスがありません。つまり子供を生むと言うことは仕事を諦める覚悟が必要と言うことです。医師や弁護士など特別な資格を持っていたりとても高い学歴があったりすればまた仕事を始めることが見込めますが、そういう場合を除けば世間は子持ちの母親には非常に厳しいのです。
話をウィーンに移すと状況は全く異なります。ウィーンでは特に保育園というものは存在せずKindergartenですが、多くは保育園機能も併せ持っており、朝の7時から夕方の5時まで預けることが出来ます。この時間帯はウィーンでは全く十分で、しかも探せば空きがある幼稚園を見つけることはそれほど難しいことではありません。もちろん多様な民族が入り込んでいる社会ですから子供にとっても向き不向きはあり、実際に子供が喜んで通う幼稚園を見つけるのには少し苦労が伴うかもしれませんが、預けたいのに預け先がない、と言う状況は聞いたことがありません。私はこの状況を知って、子育てするなら海外に出ると言う方法もあるなあと思ってしまいました。
話しがまとまらないうちに終わってしまいますが、元に戻ると日本では出生率の低下が大きな問題になっていながら、大胆な改革をしようという動きが全く見られない(ポーズは見せるときがありますが)のが私には理解できません。
確かに期待されることではありますが、根本的な問題を解決する努力をせずにそんな楽観的な期待だけするのは無責任としか思えません。何故子供を生まないのか、それは生んだ後が大変過ぎるからに違いありません。確かに子供を持つことへの漠然とした憧れとか、義務的な意識はだんだんに失われているかもしれません。そういう意味では一過的に好転する可能性はありますが、それは問題の根幹ではないでしょう。
日本では幼稚園は育児のサポートという意識は全くありませんし、保育園は働いているお母さんが対象で、しかも東京などでは物凄く条件が厳しく、立派に働いていても思うように預けることが出来ませんし、これから働こうというお母さんにはほとんどチャンスがありません。つまり子供を生むと言うことは仕事を諦める覚悟が必要と言うことです。医師や弁護士など特別な資格を持っていたりとても高い学歴があったりすればまた仕事を始めることが見込めますが、そういう場合を除けば世間は子持ちの母親には非常に厳しいのです。
話をウィーンに移すと状況は全く異なります。ウィーンでは特に保育園というものは存在せずKindergartenですが、多くは保育園機能も併せ持っており、朝の7時から夕方の5時まで預けることが出来ます。この時間帯はウィーンでは全く十分で、しかも探せば空きがある幼稚園を見つけることはそれほど難しいことではありません。もちろん多様な民族が入り込んでいる社会ですから子供にとっても向き不向きはあり、実際に子供が喜んで通う幼稚園を見つけるのには少し苦労が伴うかもしれませんが、預けたいのに預け先がない、と言う状況は聞いたことがありません。私はこの状況を知って、子育てするなら海外に出ると言う方法もあるなあと思ってしまいました。
話しがまとまらないうちに終わってしまいますが、元に戻ると日本では出生率の低下が大きな問題になっていながら、大胆な改革をしようという動きが全く見られない(ポーズは見せるときがありますが)のが私には理解できません。