三田市議会議員 肥後淳三のウェルビーイング(幸せ)日記

幸せな出来事、その日の思いをブログにしたためます。        皆さんと一緒に幸せを追求しましょう!

ふるさと納税の功罪

2014年07月13日 | 生活・教育
 昨日は、朝5時30分~約2時時間、地元のゆりのき台へわらじ通信をポスティングいたしました。そして今朝は、同じ5時30分から約1時間行っていましたが、小雨が降り出し、ポスティングを中止、雨が強くならないうちにと愛犬の散歩を済ませました。
 こうしてブログを書いているうちに外は結構な雨になってきています。
 
 雨が降ると本日予定していたことが流れるものが他にもあります。
 その一つが、資源ごみ回収。各公園に住民の方が持参しますので、当然これも中止です。また、9時から小学校の校庭で予定していたソフトボールの練習も雨天中止となってしまいましたが、そのお陰でブログを書いています。
 なお、本日、午後2時からキッピーモール6階で開催する「三田のみらいを考える集い 三田の地域資源を探せ!」のイベントは予定通り開催されます。
 雨でイベントなどが中止してしまった市民の皆様!経済産業省 近畿経済局 高木英彦氏のお話で三田のみらいを一緒に考えてみませんか。


 さて、私の住む三田市でもシティーセールスの一環として「ふるさと納税」をPRして行こうとしています。もちろん、地元の農産物を納税者へ贈ることを考えています。

 会派新政みらいでの視察で出雲市や松江市に行かせていただいたことがありました。
 ここでは、シティーセールスあるいは、シティプロモーションを「都市ブランドの確立」として位置づけ、観光客に来ていただいたお客さんには、出雲市であれば、出雲大社以外の観光をPRすることや市民が作成した手づくりマップなどを配付し、さらに出雲を知っていただき魅力を高めていこうとしています。出雲市では、これらの取り組みを市民と行政が一体となって行っていることもわかりましたし、松江市では、ふるさと納税が既に年間数千万円となっていることも・・・。
 このように、シティセールス政策を先行して実施している地方公共団体では、ふるさと納税を知名度を高めるためと地元の産業振興の活性化対策として上手く活用しているのです。

 しかし、元々のふるさと納税の始まりは、大都市と地方の税収格差の穴埋めにと大都市へ移り住んだ地方出身者が「我がふるさと」へ寄付をする制度です。これが今や、大都市に住んでいる方ばかりではなく、下手をすると納税した見返り(税還付)と品物がもらえるお得感で、地方に住んでいる人が全国の物産探しにいそしんでいる状態を生んでいます。
 ふるさと納税(産物)のPRに成功したまちでは、職員が足りずに増員したところまで現れているようです。
 
 この制度は、確かに地域産業の活性化につながっていることは事実です。その意味で三田市も他の地域に税を持っていかれないようにするのは、防御策としては致し方ないとも言えます。
 しかし、ここまで加熱してくると大都市から地方への税源移譲政策だったはずが、いつの間にか、地方どうしの税の引っ張り合いのようになってきているのです。
 
 先日も会派議員で次のような意見が飛びかっていました。「同じ税を払うのなら市にふるさと納税をして品物をもらった方が良い。」「しかし、この制度を積極的に市民に知らせない市もあるがこれは公平ではないよね。」「また、知名度を高めるために品物を上級なものを用意し「損して得を取る」市もあるようだ。」「いずれ、この制度は、加熱気味、国からの制度改革が次にやってくるだろう!」など。

 全国で知名度を高めることはなかなか難しいと思います。
 シティセールスやプロモーション計画を数年かけて段階を踏んでやっているところもあるくらいです。
 「損して得をとれ政策」で行くのかも見えてこない三田市ではありますが、いずれにせよシティセールスにもう少し計画性がほしいと感じているのは、私だけではありません。
 また、全国で地名度が上がるのは良いが、本来なら三田市に来ていただき三田の空気を吸ってもらい三田の良さを知っていただくことにつながらなければならないのではないかとも思っています。
 午後からの講演会では、三田のシティーセールスにつながる話、そして参加者の皆様からもアイディアが出てくるものと期待しています。
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