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母との夕食

2015年10月26日 00時40分28秒 | グルメ
  
  まだ若いチンゲンサイ。おいしそう。

故郷へ2ヶ月ぶりに帰って来た。母はいつも通り元気に働いていた。よかった。
私の家は、実家のすぐそばにある。目と鼻の先とはこのことだ。
娘が嫁いでからは、一人の食事は寂しいので、母といっしょに食事をすることにしている。

母は、いつも通り多弁だ。実によくしゃべる。遠くに行ってしまった娘(私)には、言いたいことが山ほどあるようだ。
ふんふんと頷きながら聞くことにしている。
何か手伝えることない?と聞くと、あれもこれも忙しゅうて、掃除も出来ん、とのこと。農作業や食事の支度で一日はあっという間に終わるのだった。
もうすぐ、報恩講さんなのに、掃除をして窓ガラスも拭きたいのに・・・。
毎年秋から冬にかけて、近くのお寺さんが各家を訪問し、お経を上げて回られるのである。

奥の間に掃除機をかけ、床の間の埃をとり、仏壇を丁寧に拭いた。買い物にいっしょに行き、廊下の窓ガラスを母と二人で拭いた。
大きなガラス戸の内側から母が、外側はハシゴをかけて私が拭いた。濡れぞうきんで拭いた後、新聞紙で拭き取るとピカピカになるんだと教えてくれた。
なるほど、大きなガラス戸が透き通り、とてもきれいに仕上がった。母は、大喜びだ。
以前、住職から、「ガラス戸がとてもきれいですね。どうやってふいたのですか?」と褒められてうれしかったそうだ。
ちょうど、アンタが帰って来てくれてよかった、と言ってくれた。

晩ご飯は、大きなハゲ(カワハギ)の煮付けと、畑のチンゲンサイを引いて来て(採って来て)、おひたしにして食べることになった。
チンゲンサイは、まだ若くほっそりとしていたが、みるからに柔らかくて美味しそう。

  

茹ですぎないように、気をつけて。

  

ハゲは、母が甘辛く煮付けてくれた。

  

では、いただきます。チンゲンサイの茎は、みずみずしく甘かった。ハゲの煮付けもいい味だ。あれこれ話しながらいただく食事は美味しい。母の表情は穏やかで明るく見えた。

いつも一人で食事をしている母。寂しいでしょう。ごめんなさい。
また、帰って来ますからね。



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