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ライ麦粉入りのパン

2016年07月14日 09時34分16秒 | グルメ
今日ご紹介するのは、ライ麦粉の入った香ばしいパンです。


できたばかりのライ麦入りのパンは、こんがりといい色合い。

小麦色とは、このことでしょうか。
きつね色とは、もう少し濃い色でちょうどこのパンのような色。
パンの出来上がりは、ふたを開けたときのこの瞬間でわかります。
うまく膨らんで、きつね色のいい形が見えると、うれしくなります。

ホームベーカリーを使っての自家製パンづくりは、だんだんと素材が広がってきました。
米粉をはじまりとして、ふすま入り、キビなどの雑穀の粉、荏胡麻の粉など、いろいろと工夫してきました。

夫の話で、ヨーロッパで食べた固焼きパンがとても美味しかったとのこと。
うちでも固い味わいのあるパンがつくれないだろうか。
ライ麦パンが食べたいとの希望ですが、なかなか手に入りません。
先日、街のスーパーでライ麦粉を見つけました。


ドイツ産のライ麦粉で、中挽き粉。

中挽きとは、ふすまが入ったやや茶色っぽい粉です。
さっそく焼いてみました。

パンの材料は次の通り。焼き方は、フランスパン風です。

強力粉 240g
ライ麦粉 30g
米粉 30g
砂糖 大さじ2
塩  小さじ1
マーガリン 5g(塩分不使用)
水 190g
イースト菌 小さじ0.8

ライ麦粉が入ると、独特の歯ごたえと香ばしさが美味しい。
米粉を入れたので、歯切れがよく、トーストした時のカリカリ感がたまりません。

さて、ライ麦というのは、日本ではあまり一般的ではありません。
少し調べてみました。

ライ麦は、別名クロムギと呼ばれ、主にヨーロッパや北アメリカで栽培されているとのこと。
寒冷で土地がやせているところで、小麦栽培に不適切な土地によく育つのです。
食物繊維やミネラルが多く、健康食品として注目されています。

ライ麦を育ててみたいなと思いました。
ただ、要注意事項があります。
連作障害になりやすいので、ジャガイモや豆類などと輪作するとよいこと。
また、麦系統の生育の際、強い毒性のある麦角菌に感染した麦が混入するととても危険。
中世ヨーロッパでは、この麦角菌中毒により多くの人がなくなったそうです。
今では、予防対策ができているので中毒は起こらないようです。

穀類を育てるというのは、大変な苦労が伴います。
米にしても麦にしても、美味しい食事ができるのも生産者の努力のおかげですね。
また、先人の失敗や学びが今に生かされているのです。
安全で味の良い穀物を育てる研究や努力は、永遠のテーマなのかもしれません。
田舎暮らしでは、いろんな食材や知恵との出会いがあり、豊かさを感じます。



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