
私の生まれ故郷である江田島市能美町高田には、囲碁棋士として活躍された瀬越憲作さんの銅像が立っている。
広島港から高田中町行き高速艇に乗って26分すると、高田港がある。船から降りて、南へ歩くこと3分、国道沿いに瀬越憲作像がある。片手に碁を挟み、まさに今打とうとしている姿である。
瀬越憲作さんは、1889年(明治22年)佐伯郡高田村に生まれた。(現在の江田島市能美町)1972年(昭和47年)83歳で生涯を終えている。
5歳のとき、祖父に碁を教わって以来、めきめきとその才覚を伸ばし、大正から昭和初期にかけて日本を代表する実力者となったそうだ。日本棋院設立にかかわり、囲碁の発展・国内外普及にも尽力した。
1958年 棋士で初の紫綬褒章、1966年 勲二等瑞宝章を受賞している。その功績をたたえ、1983年に故郷能美島に銅像が贈られたのだ。
私は、囲碁は知らないのだが、こんな素晴らしい人が生まれた地である事を誇りに思う。
瀬越憲作さんの像は、海に向かって立っている。


湾の中は、多くの漁船が停泊し、すぐ側を定期船が往来する。中谷造船所の巨大クレーンも見える。向かいは、遠く江田島の第一術科学校校舎や古鷹山を望む。きっとこの美しい島の風景を喜んでいることだろう。

高田桟橋は、かつては、広島行きフエリーを待つ多くの自動車があったが、今では利用が減り、廃止されて久しい。
これは、能美島・江田島の地図で、名所旧跡が案内されている。どうぞ、たくさんの人がこの島を訪れますようにと願っている。

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