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九州への旅 -耶馬渓ー

2015年10月14日 08時02分58秒 | 旅行
九州への旅二日目は、大分県中津市にある耶馬渓へ。

  
  耶馬渓一帯は、ぽこぽこ飛び出した岩山が続く。

青の洞門と羅漢寺を目指して、大分道を走りました。県境の日田から峠を越えて中津市山国へ抜ける山道は、美しい景観が続き快適でした。
耶馬渓といっても広く、深耶馬渓、本耶馬渓、奥まったところには猿飛千壺峡などの美しい渓谷があり、辺り一帯国定公園となっています。

  
  青の洞門近くの遊歩道。右の山は、競秀峰。左の川は、山国川。

青の洞門は、話には聞いていましたが、訪れるのは初めてでした。険しい岩山の競秀峰。禅海和尚は、30年かけてのみと槌で隧道を切り開いたのです。

  
  右は手掘りの跡、左は現在きり開かれた隧道。

手掘りのトンネルを歩いていくと、岩肌は砂岩ででこぼこの有様が、禅海和尚の執念とも言える大仕事が目に浮かぶようです。

  
  岩肌の努力の跡。

  
  禅海和尚の石造。

トンネル中に、明るい切り窓がありました。光とりのために初めに掘った窓とのことでした。

  

青の洞門を過ぎて行くと、アーチ状の石橋がかかっています。耶馬渓橋でオランダ橋とも言うそうです。我が国唯一の8連石橋で、全長116m。
  
  
  耶馬渓橋。災害のため修復された。

この橋は、観光道路と地域の生活道路として、大いに役立っています。地域の有志が山の木材を売り、この橋の建設資金として寄付してできたのです。
橋の上から眺める川の豊かな流れは、心地よく、いつまでも眺めていていたいくらいです。

  
  山国川の川上へ向いて。

  
  山国川の川下に向いて。

遊歩道をゆっくりと回り、青の洞門の対岸からの眺めも素晴らしかった。

  
  対岸からの美しい競秀峰。
  

中津は、福澤諭吉ゆかりの地で、この耶馬渓一帯を訪れるのを楽しみにされていたとのことです。この地が競売にかけられていると知り、史跡の保存を訴えたことが功を博し、今の景勝地として残されたとのことでした。いつか、中津市にある諭吉の旧居・記念館を訪ねてみたいと思いました。

青の洞門から約2kmのところに、羅漢寺があります。延々と急な石段の山道が続き、「最後までただ登ること」。心を無心にして登っていきました。

  

大化元年に法道仙人が修行したのが始まりで、五百羅漢が安置され、山一帯の3千数百体の石仏が見事でした。岩山をくり抜いたところに本堂がありました。高い岩山からは、遠く重なる山並みが美しく見えました。

  

行ってよかったと思いました。晴天に恵まれいい旅になりました。

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