サナリ日記

貧乏でもがんばっている編集プロダクションの日常

神の声

2006-09-21 19:48:43 | Weblog
2ヶ月前に旧約聖書と新約聖書の原稿を頼まれました。
泣きながら書いてやっと終わったと思ったら、
全然別の会社から、旧約聖書と新約聖書の校正の仕事を頼まれました。

一昨年も旧約聖書と新約聖書の仕事を泣きながらした記憶が……。

これは
「悔い改めよ」
と、神からの啓示かもしれない。


さて、昨日あってはならない事件がありました。
大クライアント様から、新規の仕事をいただきました。

電話をもらったとき、
私は「本日、改めて18時に電話で連絡するから打ち合わせしよう」
と、解釈したのですが、
先方は「本日、18時に打ち合わせしよう」
いわゆる、「18時に会社に来てね」とおっしゃっていたらしい。
どこで解釈を間違えたのか思い出してもわかりません。


当然、私は18時に先方に行きませんでした。
18時半になって先方から電話が入り、

大クライアント様:「あれ、18時に来てって言ったよね?」

新人編集者:「え? 電話をいただけるとおっしゃってませんでした?」

大クライアント様:「違うよ、会って話をしようねって言ったじゃない」

新人編集者:「…え、そうだったんですか。申し訳ありません!」

大クライアント様:「なんだぁー、打ち合わせからせっかく会社に帰ってきたのに」

新人編集者:「本当にすいません、勘違いしまして…」

大クライアント様:「いいよ、もう。明日の朝10時にきて」

新人編集者:「はい、スイマセン…」



スイマセンの“セ”のところで電話が切れました。


あーあーあーあ……
やっちまったよーーーーー

やってはいけない過ちの上位にはいること。
最悪です。

昨日の夜は眠れませんでした。


本日、30分も前に先方に行って待っておりました。
大クライアント様の席で待っていると、出社していらっしゃいまして、

新人編集者:「昨日は大変申し訳ございませんでした」

大クライアント様:「ああ、いいよー」

新人編集者:「今後はこのようなことが絶対ないようにいたしますので」

大クライアント様:「いいよ、僕もね、わかりにくい言い方したなと思ったから」



……。

旧約聖書でいう「モーセ」がここに。
新約聖書でいう「イエス」がここに。

この大クライアント様に一生ついていこう。
本気でそう思った私でした。



最近、些細なことで激怒したりする私。
相手を許すという行為ができなくなっている私。
神の声が聞こえてきました。

「悔い改めよ」