皆さんと一緒に考えましょう

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

意識失い嘔吐、記憶あいまい 新型コロナ、脳まで侵入かand,病気になった方への助言 本人を苦しめることも

2020-11-16 14:53:04 | 日記
下記の記事は朝日新聞デジタルオンラインからの借用(コピー)です
新型コロナウイルスは脳にも感染し、「深刻な脳障害を起こす恐れがある」という報告が相次ぐ。髄膜炎や脳炎、意識障害のほか、記憶障害が出る人もおり、後遺症が心配される。脳の中で何が起きているのか。
* 「もう元には戻れない」コロナ感染、住吉美紀が流した涙
 3月、山梨県に住む20代の男性が新型コロナに感染した。意識を失ったままけいれんし、嘔吐(おうと)したまま床に横たわっていたところを家族が発見。救急車で山梨大病院に運ばれた。
 脳を覆う脳脊髄(せきずい)液をPCR検査で調べると、新型コロナ陽性だった。頭蓋骨(ずがいこつ)と脳の間の髄膜が炎症を起こす髄膜炎とみられ、脳のMRIでは記憶領域にあたる海馬に炎症があった。
 退院後は日常生活に問題はないものの、直近1、2年間の記憶があいまいになったという。新型コロナへの感染が関係していると疑われているが、明確な原因はわかっていない。
* スルッと入り込んできた 住吉美紀さんが語るコロナ感染
 英国では、発熱や頭痛を訴えた後に意識障害を起こした59歳の女性が、入院後に新型コロナに感染していることがわかった。MRIで脳の腫れや出血が確認され、急性壊死(えし)性脳症と診断された。集中治療を受けたが、入院10日目に死亡したと報告されている(https://nn.neurology.org/content/7/5/e789 )。
 ドイツのチームは7月、新型コロナの神経症状について、92本の論文や報告を分析した(https://link.springer.com/article/10.1007/s00415-020-10067-3)。感染者の20%に頭痛、7%にめまい、5%に意識障害があった。髄膜炎や脳炎、手足がまひするギラン・バレー症候群も数例ながら報告された。
 7月に英国のチームが発表した論文でも、新型コロナに感染、あるいは感染の疑いのある43人のうち、10人にせん妄などの脳機能障害、12人に脳炎、8人に脳卒中の症状があった(https://academic.oup.com/brain/article/143/10/3104/5868408 )。
* 感染していないのにコロナに免疫? 無症状が多いわけは
 新型コロナウイルスはどのようなメカニズムで、脳に影響を与えるのか。
ここから続き
 専門家は、ウイルスが嗅(きゅう)神経や血管を通って脳の細胞に直接感染する場合と、脳以外の臓器への感染が引き金になる2パターンが考えられると指摘する。
 前者の場合、脳内で増えたウイルスが炎症を起こし、脳の中枢神経を傷つける。後者の場合、ほかの臓器への感染により「サイトカインストーム」と呼ばれる免疫の暴走が起き、全身に炎症が起き、脳の中枢神経にも影響を与える。
 脳炎に詳しい上尾中央総合病院の亀井聡・神経感染症センター長は、新型コロナによる脳の障害は「直接感染ではなく、サイトカインの方が説明が通る」と話す。脳脊髄液のPCR検査で陰性例が多いことや、髄液中のサイトカイン増加が報告されているからだ。
* コロナ感染、4カ月後でも後遺症 息苦しさや嗅覚障害
 一方で、直接感染をうかがわせる研究もある。米エール大学の岩崎明子教授らのチームは9月、ヒトのiPS細胞に由来する神経細胞でできた脳のミニ組織を使い、ウイルスが神経細胞に感染することを明らかにしたと論文で発表した。さらに、ウイルスが感染した細胞内で増え、周囲の細胞から酸素を奪うことで、周囲の細胞を死滅させていることも明らかにした。
 国内でも、慶応大の岡野栄之教授らが、iPS細胞から神経細胞をつくって新型コロナの研究をしている。岡野さんは「iPS細胞を使うことで、新型コロナが神経にどう感染するかについて、体外で実験することができる」と話す。
 田口文広・元国立感染症研究所室長は「現時点では脳への影響のメカニズムを明らかにするのは難しい」と話す。脳への影響が分かるころには、すでにウイルスが全身に回っており、感染経路が特定できない場合が多いからだ。「ただ、どんなメカニズムだとしても脳への影響は起こりうる。できるだけ感染しないよう予防策を取ることが大事だ」と話す。(市野塊)

病気になった方への助言 本人を苦しめることも(外科医・山本健人)

下記の記事は時事メディカルからの借用(コピー)です
病気になった患者さんと話すと、実は「身近な友人や親族からの助言が悩みの種になっている」というケースが意外と多いことに気付きます。
 例えば、「病気に効果があるという話を聞いた」と言って友人から健康食品やサプリメントを勧められたり、親族から体操やマッサージを勧められたり、といった事例はよくあります。
 中には、
「その病気では〇〇病院が有名だから一度行ってみてはどうか」
「〇〇先生が名医と言われているから、一度かかってみてはどうか」
といった助言をされるケースもあります。
 もちろんこうした行為は、「病気にかかった方の力になりたい」「何とか助けになりたい」という善意によるものでしょう。その思いを否定するつもりはありません。
 しかし、病気になった患者さんご本人にとっては、必ずしもありがたいとは言えないことが多いのです。
病気の方に、どう接すべきか
 ◇感謝の念が負担になることも
 病気になった患者さんは、担当の医師からの助言に耳を傾け、治療に必要なことを一つ一つ前向きに取り組んでいこうとしています。ところが、そこに「病気に対して〇〇した方がいい」という情報が次々に入ってくると、大きなストレスになってしまうのです。
 見知らぬ販売員からの宣伝なら、あっさり断ってしまえば済む話でしょう。しかし、親族や親しい友人で、自分のことを心配してくれて、あえて手を差し伸べようとする人からの誘いなら、「むげに断るわけにはいかない」と感じてしまう方も多いのです。
 中には、大枚をはたいて高額な健康商品をプレゼントしてくれる友人もいます。その善意に感謝の念を抱けば抱くほど、患者さん本人は「期待を裏切ることはできない」という思いを強くします。結果として、これが患者さんの大きな心理的負担になってしまいます。
 では、患者さんの周りの方はどのように接するのがいいのでしょうか。
 ◇「いつも通り」のありがたさ
 実は私自身、3年ほど前に病院に約1カ月入院したことがあります。その際、多くの友人や先輩・後輩が病室を訪れてくれたのですが、何よりありがたかったのは、誰もが「いつも通り」であったことでした。
 職場の近況報告や身の上話をしてくれたり、私の不安を聞いてくれたりしましたが、特別に何かを私に施そうとする人はいませんでした。忙しい中、わざわざ見舞いに来てくれたことに対しては申し訳なく感じたものの、それ以上の気遣いをしなくて済んだことは、私にとってありがたいことでした。
 たとえ専門家であっても、全くの第三者が、医学的な面で本人の「役に立つ」ことは困難です。それよりも、いつも通りに会話し、いつも通り接することが、ご本人にとって何より大きな助けになることがあるのです。
 誰もがいつ、親しい友人や親族の病気に直面するか分かりません。この話を頭の片隅に入れておいていただけると幸いです。(了
 
 

内臓脂肪よりヤバい、突然死を引き起こす「エイリアン脂肪」の恐怖

2020-11-16 08:35:32 | 日記

下記の記事はプレジデントオンラインからの借用(コピー)です

生活習慣病のエキスパートである池谷敏郎医師の著書が売れている。『50歳を過ぎても体脂肪率10%の名医が教える 内臓脂肪を落とす最強メソッド』(東洋経済新報社)は13万部を突破。さらに無駄な脂肪を燃やす方法について『代謝がすべて』(角川新書)を上梓した。今回はこの最新作から、「腹回りの内臓脂肪より恐ろしい『敵』」について紹介しよう──。(第1回/全3回)
※本稿は、池谷敏郎『代謝がすべて』(角川新書)の一部を再編集したものです。
行き場を失った脂肪は臓器にまとわりつく
脂肪が増えて内臓脂肪を処理しきれなくなってくると、「怖いこと」が起こります。
通常、脂肪はお腹まわりにつく「内臓脂肪」か、皮膚のすぐ下につく「皮下脂肪」としてたくわえられますが、内臓まわりにしても皮膚の下にしてもスペースには限りがあります。これらに入りきらなくなって行き場所を失った脂肪が、本来はつくはずのない心臓や肝臓などの臓器やそのまわり、筋肉などにつくようになるのです。そして、各臓器でさまざまなトラブルを引き起こします。
たとえば、肝臓に余計な脂肪がついた状態が「脂肪肝」です。脂肪肝といえば「お酒の飲み過ぎでなる」イメージがいまだに根強いですが、最近では、アルコールが原因ではない脂肪肝が増え、問題になっています。
動脈硬化、心筋梗塞、心不全が次々と……
非アルコール性の脂肪肝が悪化して肝臓に慢性の炎症を引き起こすことを「NASH(非アルコール性脂肪肝炎)」といいます。NASHの人は、動脈硬化や心筋梗塞などの発症率が2倍以上高くなるという統計があるほか、肝硬変、肝臓がんへと進行するリスク、がアルコール性の脂肪肝以上に高いとも指摘されています。

心臓のまわりについた脂肪も、怖い存在です。心臓に血液を送る冠動脈などに細い血管を伸ばし、細胞にダメージを与える毒素を送り込んで、密かに動脈硬化を進めてしまうのです。そして、やがては心筋梗塞や心不全といった重大な病気を引き起こします。
ひっそりと心臓に寄生するかのように付着し、命を奪っていくことから「エイリアン脂肪」との異名をもちます。
健康診断などで脂肪肝と診断された人は、すでに心臓にもエイリアン脂肪がついている可能性が大です。脂肪をためこまない生活に切り替えなければいけません。
腹回りが大きくなるほど「がん」も増える
日本人の死因の第1位を占める「がん」や、高齢化とともに増え続けている「認知症」といった病気も、内臓脂肪の蓄積によってリスクが高まります。
内臓脂肪は、さまざまな炎症物質を放出し、体内で慢性的な炎症を引き起こします。体にとって、慢性炎症はエラーのもと。
慢性炎症があると、細胞分裂の回数が増えてDNAのコピーミスを起こしやすくなったり、活性酸素が過剰に生まれて細胞内のDNAが傷つけられたり、正常な細胞に「遺伝子編集酵素」というものが生まれて遺伝子変異が重なったりと、がん細胞が生まれやすく、かつ、がんが進行しやすい環境になってしまいます。
実際、世界保健機関(WHO)の外部組織である国際がん研究機関(IARC)は、4万人以上を対象とした研究結果をもとに「内臓脂肪ががんの発症リスクを高める」ことを報告しています。内臓脂肪はお腹まわりにつく脂肪なのでその過多は腹囲に表れますが、IARCによると、腹囲が11センチ増えるごとに肥満に関連するがんのリスクが13%上昇したそうです。
内臓脂肪型肥満は「アルツハイマー型認知症」のリスク3倍
同じように、認知症も内臓脂肪が多いとなりやすいことが、わかってきています。
認知症にはいくつかのタイプがあり、「脳血管性認知症」の場合は、脳梗塞や脳出血などの脳の血管障害が引き金となって発症するので、内臓脂肪が増えて動脈硬化のリスクが上がれば、当然、脳血管性認知症のリスクも上がります。
認知症のなかでも最も多い「アルツハイマー型認知症」のほうも、無関係そうに見えるかもしれませんが、じつは内臓脂肪と大いに関係しています。
たとえば、アメリカの研究では、中年期に腹部肥満(内臓脂肪型肥満)だった人は、高齢期以降にアルツハイマー型認知症を発症するリスクが3倍高くなると指摘されています。
同じように、約1万人を対象としたイギリスの研究では、BMI〔体格指数=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)〕が高いほど、ウエスト/ヒップ比が大きいほど、体脂肪量が多いほど、脳の灰白質の容積が小さくなっていたそうです。
灰白質とは、神経細胞の細胞体が集まっている領域のこと。アルツハイマー型認知症をはじめ、脳の神経細胞が死滅していく認知症の患者さんの脳内では灰白質の萎縮が見られます。
異常なタンパク質が蓄積して悪さをする?
なぜ内臓脂肪の蓄積がアルツハイマー型認知症につながるのか、そのメカニズムはまだ完全には明らかにされていませんが、いくつかわかってきていることがあります。
まず、脳内でアミロイドβと呼ばれる異常なタンパク質が分解されずに蓄積することが、アルツハイマー型認知症を引き起こすといわれていますが、じつは、アミロイドβを分解する酵素とインスリンを分解する酵素は同じなのです。
そのため、糖の代謝が悪くなってインスリンが大量に分泌されるようになると、分解酵素がインスリンを分解するので手一杯になるので、アミロイドβが蓄積されてしまうのではないか、との説があります。
老化原因物質AGEsもどんどん増える
また、食後高血糖が続くと、終末糖化産物(AGEs)が生じ、活性酸素が増加します。その結果、炎症が生じて、脳の神経細胞がダメージを受けることもわかっています。

AGEsとは、タンパク質と糖が熱せられてできる有害物質のこと。老化の原因物質のひとつといわれています。血中のブドウ糖が過剰になると、体内にあるタンパク質と結びつき、体温で加熱されて糖化が起こり、AGEsができるのです。
お腹まわりに脂肪をたくわえればたくわえるほど、がんのリスクは増え、脳は萎縮すると考えると、ぞっとしませんか?
全身のオーバーヒートを回避する
内臓脂肪を代謝しきれなくなった体は、糖尿病、高血圧、脂質代謝異常、がん、認知症、体全体の免疫力まで、全身の様々な“オーバーヒート”を起こします。「たかがメタボ」と思っていた方は、今すぐ認識を改めてください。
池谷敏郎『代謝がすべて』角川新書
「メタボリックシンドローム」とは、代謝異常症候群です。メタボの先にあらゆる病気や不調が待っているわけですが、逆にいえば、代謝を理解して内臓脂肪をためる生活から抜け出し、代謝を正常に戻せば、多くの病気の予防になります。
あなたがたくわえている脂肪は、“備蓄用”の範囲に収まっていますか? お腹に手を当てて、よく考えてください。その手に脂肪を感じるのであれば、すでに代謝のオーバーヒートがはじまっている可能性は高いでしょう。
代謝力をアップさせ、全身の脂肪を燃やしていただくため、このたび『代謝がすべて』(角川新書)を著し、そのメカニズムから対処法まで詳しく書きました。ぜひこちらも参考にしながら、健康的な体と生活を取り戻してください