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「医療保険」は本当に必要?多くの加入者が損をする理由

2020-11-14 16:02:50 | 日記

下記の記事はLIMOからの借用(コピー)です

病気やケガで入院した時、加入している医療保険から給付金が出ると「保険に入っていてよかった」と思うものです。親や知人からそのようなエピソードを聞いて、医療保険に加入したという人もいるのではないでしょうか。
しかし、医療保険に加入している人は、実は損をしているケースが多いのです。医療保険に加入する必要が本当にあるのか、もう一度確認しましょう。
この記事では、医療保険で損する理由や実際に医療費としてどれくらいの額を準備しておくべきなのかを解説します。

医療保険の加入率はどれくらい?
まずは、実際にどれくらいの人が医療保険に加入しているかのデータを見てみましょう。
生命保険文化センターが行った「令和元年度生活保障に関する調査」(2019年度)を見ると、民間の生命保険会社や郵便局、JA、県民共済・生協等で取り扱っている「疾病入院給付金が支払われる生命保険」に加入している人の割合は73.1%となっており、約7割以上の人が医療保険に加入していることが分かります。
次に、「平成30年度生命保険に関する全国実態調査」(2018年度)から、直近の民間保険加入世帯の保険への加入目的を見ると「医療費や入院費のため」が57.1%と最も多く、次いで「万一のときの家族の生活保障のため」49.5%、「万一のときの葬式代のため」15.4%の順になっています。
多くの人が医療費や入院費に備えるために、医療保険に加入しているのが現状です。
医療保険で損する理由
その医療保険ですが、実は損していることがほとんどです。医療保険の保険料と入院時にもらえる給付金から、本当に損をしているかどうか見てみましょう。
医療保険は基本的に、入院したときに1日単位で給付される「入院給付金」と、所定の手術を受けた時に給付される「手術給付金」の2つからなります。入院給付金は1日あたり5,000円、1万円などと設定できることが多く、もらえる入院給付金が多くなるほど保険料も高くなります。
ある保険会社のサイトで、40歳男性・入院給付金が1日あたり1万円のシンプルな医療保険プランの保険料をシミュレーションしてみたところ、月額は約6,000円になりました。一般的に、年齢が上がるほど保険料は高くなり、がん特約や、三大疾病特約、通院特約などを付加して保障を厚くすればさらに保険料は上がります。

次に、医療保険でもらえる給付金を計算してみましょう。生命保険文化センターの「令和元年度生活保障に関する調査」から、40歳代の過去5年以内の入院日数の平均をみると、12.3日となっています。入院給付金が1日あたり1万円もらえるとすると、受け取れる給付金は約12万円。しかし、40歳代で過去5年以内に入院した人の割合は11.8%となっており、88.2%の人は5年間の間で1度も入院をしていません。
5年間、毎月の保険料を支払い続けていると、支払った保険料の合計額は36万円。約9割の人がこの金額をドブに捨てていることになっているのです。「保険に入っていてよかった」という人は残りの1割の人であり、しかも実際に支払った保険料と貰えた給付金を比較すると元が取れていないことも多くあります。
もし医療保険に入らずに、保険料として支払った分を貯めていれば、36万円が自由に使える貯金になったでしょう。もしもの時の備えとして取っておくのはもちろん、運用をすれば増やすことだってできます。
医療保険は本当に必要?
医療保険が必要かどうかのポイントは、医療費が貯金で賄えるかどうかです。実際に医療費はどれくらいかかるのでしょうか。
日本には国民皆保険制度があり、国民全員が何らかの公的医療保険に加入して保険料を支払っています。この公的医療保険により、医療費はある程度軽減されます。病院の窓口で支払う医療費が、3割負担(原則、6歳以上70歳未満)になっているのをみなさんもご存知でしょう。
公的医療保険により、高額な医療費の負担を軽減するために用意されているのが「高額療養費制度」です。高額療養費制度とは、1カ月の間に高額な医療費がかかった場合、あらかじめ定められた上限額を超えた額が支給されるという制度です。上限額は、年齢や年収により定められています。

もし40歳男性・月収50万円ほど(標準報酬月額28万~50万円)の男性が病気で入院・手術をして1カ月の医療費が100万円(自己負担額30万円)かかった場合、上限額として定められている「80,100円+(総医療費-267,000)×1%」の計算式から、自己負担額は8万7,430円となります。窓口では3割負担の30万円を支払い、払いすぎた21万2,570円分は高額療養費の申請により後から支給されます。
もし窓口で支払う30万円が用意できないのであれば、事前に申請しておけば窓口で支払う額が最初から軽減される「限度額適用認定証」や、無利子で高額療養費支給見込額の8割~9割相当額の貸付を行う「高額医療費貸付制度」などといった制度も設けられています。
差額ベッド代や食事代、保険適用外の診療費などで多少の自己負担もありますが、医療費として10万~20万円程度用意しておけば安心でしょう。この程度なら、現在の貯金で補える人がほとんどだと思います。
医療保険に入る必要があるのか、もう一度考えよう
医療保険は、ほとんどの人が損をしていることに気付いていません。もしもの時に備えるのであれば、貯金で十分です。
ただし、「貯金が全くない人」「貯金が苦手な人」などは医療費が払えずに困ってしまうことが予想されるため、加入を検討することをおすすめします。
医療保険に既に加入している人も、本当にその保険が必要なのかもう一度見直してみると良いでしょう。


「ちゃんと歯を磨いてない人」は新型コロナにかかりやすい

2020-11-14 08:41:55 | 日記

下記の記事はプレジデントオンラインからの借用(コピー)です

新型コロナの死亡者から「歯周病菌」が大量に見つかった
新型コロナウイルス感染症が初めて報告されてから、まもなく1年になる。
世界で約5000万人が感染し、死者数は125万人を超えたが、いまだに感染の勢いは衰えていない。多くの犠牲者を出し続けているものの、一方でこのウイルスの正体も少しずつ解明されつつある。
今、あらためて話題になっているのが7月に英国の医学雑誌「ランセット」オンラインで公開されたリポートだ。リポートのタイトルは「The role of oral bacteria in COVID-19」(COVID-19での口腔内細菌の役割)。英国リーズ大学歯学部などの研究チームの報告だ。
新型コロナウイルス感染症の死亡や重症化リスクを高める要因として、これまで言われていた心臓病、高血圧、糖尿病などだけではなく、口腔内細菌(歯周病菌など)も関係しているというのだ。
研究チームが新型コロナウイルス感染症で死亡した人を調べると、歯周病菌が大量に見つかったという。口腔内の衛生状態が悪い、つまり口の中が汚れていて歯周病などがある人は、感染した場合に重症化リスクが高まる可能性があることがわかった。
歯周病が感染リスクを高めることは「常識」
歯周病がインフルエンザの感染リスクを高めることは以前から知られていたが、このリポートによると、新型コロナウイルスでも同じことが言えるのだという。
歯周病研究の第一人者で日本歯周病学会元理事長の伊藤公一・日本大学名誉教授によれば、「歯周病がウイルスや細菌の感染リスクを高めることは、歯周病研究者や臨床医にとって、"常識"と言えます。多くの論文もあり、古くは100年前のスペイン風邪(インフルエンザ)でも、むし歯や歯周病のある患者はインフルエンザに感染しやすいという報告があるくらいです」という
子どもが新型コロナに感染しにくいのも「歯周病」がないから
伊藤名誉教授によると、主な原因は歯周病菌が出す毒素や酵素、さらに歯周病による歯ぐきの炎症が関係しているという。

「歯周病菌はプロテアーゼという酵素を出しますが、これが粘膜を傷つけてウイルスを侵入しやすくしています。また、歯周病で歯ぐきに慢性的な炎症が起きていると炎症物質(IL-6)が産生され、ウイルスによる感染を促進するのです」(伊藤名誉教授)
子どもが新型コロナウイルスに感染しにくく軽症や無症状ですむのも、子どもには歯周病がほとんどないことが理由のひとつだという。
日本では、歯周病は20歳代で約7割、30~50歳代は約8割、60歳代は約9割がかかっているとされる「国民病」だ。世界で最も多い感染症としてギネスブックにも登録されているほどで、世界中で流行を繰り返すインフルエンザ患者数よりも多いとされている。
新型コロナもインフルエンザも歯周病が原因で感染しやすく重症化しやすいなら、口の中を清潔にして歯周病治療や予防をすれば、インフルエンザや新型コロナ感染症予防にもなるわけだ。
口腔ケアで口の中を清潔にするだけで予防できる
歯周病が口の中だけの病気ではなく、心臓病、糖尿病、肺炎、認知症、早産、がん、肝炎などの病気のリスクを高めたり悪化させたりすることは、1990年代から知られていた。
特に心臓病が多い米国では歯周病と心臓病の関係を示す研究も多く、1998年、米国歯周病学会ではいち早く歯周病が循環器系疾患や糖尿病、低体重児出産の大きな危険因子になっていることを発表し、当時大きな反響を呼んだ。
避難所で高齢者が誤嚥性肺炎を起こしやすいのも口の中が汚いから
誤嚥性肺炎は食物や唾液などを気管から肺に誤って吸い込んでしまい発症する。睡眠中に唾液の誤嚥で起こることが多く、唾液に含まれる細菌やウイルスなどが肺に入って炎症を起こす。
口腔ケアが不十分で口の中が汚れていると、肺炎を何度も繰り返すことになり、この肺炎で亡くなるのはほとんどが高齢者だ。
災害時の避難所で高齢者が誤嚥性肺炎を起こしやすいのもよく知られている。被災地では歯みがきが十分できないこともあり口の中の状態が悪化するからだ。
誤嚥性肺炎を減らす手段として効果的なのが口腔ケアだ。専門的な口腔ケアで誤嚥性肺炎やインフルエンザの罹患が激減する例が数多く報告されている。
正しいブラッシングや舌磨きでインフルエンザ発症率が10分の1に
中でも有名なのが、21年前の1999年に「ランセット」誌に発表された米山武義・米山歯科クリニック院長と東北大学医学部の佐々木秀忠教授(当時)らの研究だ。
全国11カ所の高齢者施設で2年間にわたり行われたもので、口腔ケアが高齢者の誤嚥性肺炎を減らす効果があることを実証した。この場合の口腔ケアは歯科衛生士による専門的な口腔ケアのことだ。専用の器具などを使って口の中を徹底的にきれいにする。
このプロの口腔ケアを行うと高齢者の誤嚥性肺炎が40%減少し、さらに発症しても軽症ですみ、死亡者数も減少。認知症の進行まで抑えられたという
ドライマウスの人は、インフルや新型コロナに感染しやすい
もう一つ、感染症予防で忘れてはいけないのが、唾液の効用だ。
唾液には天然の抗生物質といわれるラクトフェリンや免疫物質IgA抗体など細菌やウイルスの侵入を防ぐ物質が含まれ、傷ついた粘膜を修復する働きがある。また、発がん物質の毒性を消す酵素の存在も確認されている。
唾液が減少すると口腔内細菌が繁殖しやすく、口の中の粘膜も傷つきやすくなる。そうなるとインフルエンザや新型コロナウイルスが侵入しやすい環境になってしまうのだ。
つまり、唾液が減少して口の中が乾くドライマウスの人は、インフルエンザや新型コロナウイルスに感染しやすいといえる。
唾液量は年齢を重ねるとともに減少していく。ストレスや生活習慣病、自己免疫疾患(シェーグレン症候群)、薬の副作用なども原因になる。口が渇く人は一度自分の健康状態をチェックしてみたらどうだろう。
唾液の分泌を促すには、唾液腺のマッサージや口腔ケアも効果がある。
舌を磨いて「舌苔」を落とせばこれもまた感染予防につながる
また、口腔ケアで舌の汚れを落とせば、新型コロナウイルスの感染予防になるということもわかってきた。

新型コロナウイルスは細胞表面のタンパク質ACE受容体にくっついて細胞に侵入する。このACE受容体は口腔粘膜にも存在しているが、特に舌の表面に多いという。
唾液の研究で知られる槻木恵一・神奈川歯科大学副学長は「歯と口の健康シンポジウム2020」(日本歯科医師会主催)で、舌に付く細菌の塊である舌苔ぜったいには新型コロナウイルスが感染しやすくなる酵素が大量に存在すると話している。
口の中が汚れていて舌苔が多い人は新型コロナウイルスに感染しやすいということになる。逆に、口腔ケアで舌を磨いて舌苔を落とせばこれもまた感染予防につながるわけだ。