富岡町観光協会ブログ「夢咲くら」

警戒区域となった福島県富岡町の現在…
東日本大震災・原発事故・避難に関する新着情報などをお伝えしています。

3月14日(月)夕食、驚き!2400個

2011-05-12 17:45:42 | 地震・津波・原発事故・避難
当初、3月14日(月)の夕食は、
川内村婦人会の方々が炊いてくれたご飯を、
避難者ボランティアが握ったおにぎりと、
支援物資として運び込まれた500ミリリットルペットボトルの水でした。

夕方4時前に消防団の皆さんが
生卵2400個を運んできてくれました。
誰からの提供はわからないけど、食べて下さいとの伝言。

まだ洗浄もしてなくて、サイズもバラバラな卵たち…
綺麗に洗ってから、料理室のコンロとありったけの鍋を使って、
ゆで卵作りを開始!!

仕事柄、ゆで卵作りは得意というボランティアの方の指導のもと、
「沸騰してから12分」のルールで、2時間かけて茹であげました…
(衛生上と保存を考え、固ゆでにしました)
避難生活3日目となると、親戚の家や家族の元へ移動されている人も出てきて、
川内小学校内の避難者数が、名簿の数と違い、
準備するおにぎりの数の把握に困っていました。

そこで、茹でた卵の数をあらかじめ確認し、
配布後の残数で滞在している人数を確認することになりました。

14日(月)夕方、川内小学校内の避難者は、約950名
内訳は以下のとおりです。
避難者915名
役場職員と川内小学校職員15名
消防団20名

ボランティアの皆さんは、割れてはみ出している形の悪い
自分の分のゆで卵をもらい、この日は解散しました…
それにしても…2400個のゆで卵を見たのは初めて! 圧巻でしたね。
ご提供して下さった方がわからず、御礼も言えませんでしたが、
この場をお借りして、心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。

茹でたてのあたたかい卵は、寒い時期だった事、
そして貴重なタンパク質が摂取出来た事で、
皆さん喜んでいました。
特にご高齢の方や小さなお子さんなどにとっては
ごちそうとなりました…

ありがとうございました。