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初恋

2020-01-15 20:57:32 | 日記
1月15日 初恋 




私は13才頃から30年くらい同じ人の夢を見ていた。
小6から机の横か後ろ前には何時もあの子が居た。

清潔そうなイメージで中学になっても同じクラス。
男子では学年で一位の成績、誰にも優しかった。

私は中二迄普通の成績で中三で少し上がったが、
バイトしながらの中学生活で勉強をしない生徒だった。

高校に入っても益々バイトが忙しくなり、
夏、冬休みは住み込みで働き、
元日の朝に両親の待つ家に帰宅をしていた。

炬燵でお餅を食べるだけのお正月でも、
両親の暖かさを感じホッとする。

どういう訳か同窓会で彼に会ってから
夢に出てこなくなった。

同窓会で話した彼に昔の面影は無かった。
昔のように美男子ではなく痩せてシワが目立つ。

今年二十年ぶりで年賀状を出したところ、
思いがけなく彼から返事が来て、
心のこもった賀状に嬉しくて、懐かしくて、、。

今迄の人生で素敵な人との出会いは有っても、
極貧の家の娘故に相手に迷惑をかけると思い、
交際は断り仕事だけに没頭していた。

青春時代なんて無かったので知らぬままに年を重ね、
何でも親の言う通りに辛い生活をしていた。

30歳頃、いつか必ず世間の人を見返して、
幸福にならなければと心に余裕もできてきた。

しかしながら幸福って自分の心が決めるもの。
少しでも満足をすればそれで幸福だと思いたい。

呑気者の私はいつも笑顔で暮らしていた、
同級生や回りの人達に愛されていた、
それで充分幸せだったと言える。


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます (oyajisann)
2020-01-17 11:08:22
おはようございます。
思い続けた人からの年賀状の返信は嬉しいですね。
私は昨年後悔しないために20年以上も前に亡くなった人の墓参り行きました。
年賀が途絶えてもまさか亡くなってるとは思いもしなかった。
知ったのは数年前、執念でお墓探し60歳になったら近況連絡しようの約束果たしました。
60には少し遅れましたが・・・。
人がなんと思おうと思いつづけたもん勝ちです。
です何時もありがとうございます。
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