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立春の雨

2014-02-09 18:39:39 | 日記
2月9日 立春の雨 






絹糸のような細い雨が静かにしとしと降っている、
今日も昨日もその前日も。

数日前までは夕焼けが湿りがちな雲の間から、
遠慮しながら顔を出していた。

窓外の緋寒桜の花は、風が吹いても雨がふっても散らず、
色の乏しい如月に濃ピンクの花を咲かせたまま。

その緋寒桜をよく見れば連日の雨にうなだれて、
太陽の光をいっぱい浴びたいよとしょんぼりしていた。

緋寒桜は花びらが開く時からうつむいているのに、
余計に寂しさが伝わってくる。

淡ピンクのバラも葉も雨粒が水晶のように光輝き、
「綺麗ね。」そっと手で触ると雨の雫がぱらぱらっと落ちる。

陽光が降り注ぐ晴れの日は元気が出て笑顔になれるのに、
力んでいた身体の力が抜けていくのは何故でしょう。

買物帰りに知人に出会い馴れ馴れしい私は思わず微笑む。
すると笑いがこみあげてきた。

「12日から13日の桜祭りに行きましょう。」
「はい、行きます。」なんて答えてしまう。

今週の土曜日まで晴れの予報はない。
もしかしたら予報が外れて晴れるかもしれない。

人は、誰かと関わらなければ生きては行けない。
一人暮らしの老人が身近にいたら声をかけている。

本土では立春になっても春まだ浅い。
でも晴れが多く気温も二けたになり真冬の峠は越えた。