2月9日 立春の雨
絹糸のような細い雨が静かにしとしと降っている、
今日も昨日もその前日も。
数日前までは夕焼けが湿りがちな雲の間から、
遠慮しながら顔を出していた。
窓外の緋寒桜の花は、風が吹いても雨がふっても散らず、
色の乏しい如月に濃ピンクの花を咲かせたまま。
その緋寒桜をよく見れば連日の雨にうなだれて、
太陽の光をいっぱい浴びたいよとしょんぼりしていた。
緋寒桜は花びらが開く時からうつむいているのに、
余計に寂しさが伝わってくる。
淡ピンクのバラも葉も雨粒が水晶のように光輝き、
「綺麗ね。」そっと手で触ると雨の雫がぱらぱらっと落ちる。
陽光が降り注ぐ晴れの日は元気が出て笑顔になれるのに、
力んでいた身体の力が抜けていくのは何故でしょう。
買物帰りに知人に出会い馴れ馴れしい私は思わず微笑む。
すると笑いがこみあげてきた。
「12日から13日の桜祭りに行きましょう。」
「はい、行きます。」なんて答えてしまう。
今週の土曜日まで晴れの予報はない。
もしかしたら予報が外れて晴れるかもしれない。
人は、誰かと関わらなければ生きては行けない。
一人暮らしの老人が身近にいたら声をかけている。
本土では立春になっても春まだ浅い。
でも晴れが多く気温も二けたになり真冬の峠は越えた。
絹糸のような細い雨が静かにしとしと降っている、
今日も昨日もその前日も。
数日前までは夕焼けが湿りがちな雲の間から、
遠慮しながら顔を出していた。
窓外の緋寒桜の花は、風が吹いても雨がふっても散らず、
色の乏しい如月に濃ピンクの花を咲かせたまま。
その緋寒桜をよく見れば連日の雨にうなだれて、
太陽の光をいっぱい浴びたいよとしょんぼりしていた。
緋寒桜は花びらが開く時からうつむいているのに、
余計に寂しさが伝わってくる。
淡ピンクのバラも葉も雨粒が水晶のように光輝き、
「綺麗ね。」そっと手で触ると雨の雫がぱらぱらっと落ちる。
陽光が降り注ぐ晴れの日は元気が出て笑顔になれるのに、
力んでいた身体の力が抜けていくのは何故でしょう。
買物帰りに知人に出会い馴れ馴れしい私は思わず微笑む。
すると笑いがこみあげてきた。
「12日から13日の桜祭りに行きましょう。」
「はい、行きます。」なんて答えてしまう。
今週の土曜日まで晴れの予報はない。
もしかしたら予報が外れて晴れるかもしれない。
人は、誰かと関わらなければ生きては行けない。
一人暮らしの老人が身近にいたら声をかけている。
本土では立春になっても春まだ浅い。
でも晴れが多く気温も二けたになり真冬の峠は越えた。
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