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Oyaji's Diary

商売の宣伝にと始めたのに、いつの間にやら日記的ブログに。
広島の小さな酒屋のオヤジのブログです。

新酒の季節

2013年11月21日 | 日本酒
おや、珍しい。今日のタイトルは、お仕事ブログの予感。(笑)
ここんとこ遊び呆けとる記事が続いとるんで、そう思われた方も多いかと思いますが、たまに遊ぶけん、目立つんだけじゃけんね。‥し~~~ん‥

新酒と言えば、今日は、ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日。予約受け付け等、全然アクション起こさず、解禁日にお知らせするところが、何とも残念な酒屋じゃけど、入荷しとるヌーヴォーの品質は、全然残念じゃありません。
ボジョレー・ヌーヴォーは、運送費の違いで価格が違うてくるんで、船便を待たれるのも賢明な策とは思いますが、現在、当店入荷のヌーヴォーの中には、航空便のみと言うものもございます。
樹齢の古い蒲萄樹からの、このヌーヴォーは、果実味たっぷりで、軽口ヌーヴォーとは一線を画すコクもあり、なんと熟成にも耐えうるヌーヴォーです。残り本数、少なくなっておりますので、宜しくお願い致します。
日本酒も、本日、某蔵元さんから初しぼりが届いたのですが、明日、蔵訪問を予定しておりますので、また、お伝えしたいと思います。

さて、本日のヌーヴォー解禁を待ち、先月から友人に依頼されとった景品も、準備万端整いました。

酒類はもとより、食品、調味料にもおもしろいものを取り揃えるよう心がけとるんで、あれやこれや組み合わせて15種類の景品作りました。
旧友の依頼じゃし、お任せして貰えるんで楽じゃろ~、と思われがちじゃけど、親しき仲にも礼儀有り。信頼に応えんとといけんので、イイ緊張感もあります。
先日、ある集まりがあった時、依頼主の旧友に会うたんううじんじゃけど、「景品受け取ったみんなも喜んどったよ。」と、教えてくれました。嬉しく、有り難い言葉でした。
また、そこに居合わせとった他の友人達にも宣伝してくれよったんが耳に入り、感謝感謝でした。
これからも、期待に応えられる品揃えのために、いろいろ頑張らんといけんね。

アナログ連絡

2013年11月14日 | 日本酒
数ヶ月前、ある女性がお店に来られ、何やらお探しのご様子。
「前にここでお薦めして貰ったお酒が美味しくて、昨年来たんですが、無かったので、今年は有るかなと思って‥。」‥詳しくお話を聞くと、すぐにピンと来た。
前に来られたと言うのは、確か2年前。毎年、年末発売のこのお酒を、お正月用のお薦め定番酒として、発売以来ず~~~っと大事に売らせて貰うて来たんじゃけど、昨年は、思い込みの発注ミスで入荷できずと言う、触れたくないエピソードを持つ。
そのお酒の名前は‥“常山 ひとつ火 蔵の隠し酒”
昨年のミスを再び詫びて、「あのお酒は、もう少し先の発売になるんですよ。今年は必ず入れときますんで、また寄って戴けますか?ほうじゃ、入荷したら、入りましたって店頭に貼り出します。」
とまぁ、今思うたら、飛脚の時代でもあるまいに、なんで相手の連絡先訊いとかの?
って事じゃけど、後の祭り。
まさか、こんな事になるとは思わんかったけぇ。

先日、常山さんに他のお酒を発注した際、FAX用紙に忘れんようにと、こう書いとった。
「蔵の隠し酒の案内がまだ届いてないですが、今年は2箱取り置いてて下さい。」
ほったら、わしが配達で出とる時に、蔵元さんからの電話を取ったお袋の言う事には、「今年から、蔵の隠し酒、もう出んのんと。」 「えっ!?」 
蔵元さんの思惑もあってんじゃろうし、「もう造らなくなった」の理由を問うても詮無いんで、電話するんは控えたんじゃけど、残念。
で、どうしよう。あのお客様に、どうお伝えしよう。(汗) 困った挙句の店頭貼り紙。

気づいて戴けるじゃろうか?アナログです。
代わりと言ってはなんですが、同じく常山酒造さんから先日入荷し、あっと言う間に売り切れてしもうた限定酒「純米吟醸 無濾過生酒」の四合瓶、再度入荷中です。
他にも、これから新酒発売の時期もやって来ますし、美味しいお酒が入って来る予定です。どうぞ、宜しくお願い致します。

27日午前様時の出来事

2013年10月27日 | 日本酒
同級生達と別れ、終電にも間に合わんかったんでタクシーで帰ろうと、福屋の横断歩道を白島方面に渡り、ちょいとトイレで用を足し、出たところ、目の前に‥

コラコラ、このくだりは失礼千万!書き直し!
目の前に、敬愛してやまない竹鶴酒造の石川杜氏が、闇夜をノシノシと‥オイオイ、ホントに失礼。
再度、書き直し。
そうです。石川杜氏御一行様と遭遇したのでございます。後方には、燗番王子SUISUIさまのお姿も。
石川杜氏も大層驚かれ‥と、言うのも、前日に、(以前、何度かご紹介した)息子の卒業制作本‥石川杜氏のインタビューも掲載‥の事で、息子と連絡を取られたばかりのタイミングじゃったらしく、「ここでお会いするのも奇遇ですが、こんなタイミングってあるんですねぇ。」と驚かれたのです。

2ヶ月近く前の事ですが、とある会で石川杜氏とご一緒した際、同行されてたデザイナーの水野陽子さんともお話をさせて戴きました。
その頃は、いろいろアイデアを出し合われ、お猪口を作られたとのことで、今は、徳利に取り掛かってるんです。と、楽しい計画をお話して戴きました。その徳利が苦労の末、完成し、今夜は、そのお披露目の会を催されたとの事でした。
完成、おめでとうございます!

そのお猪口は、勿体無くも有り難くも、以前分けて戴いてましたが、徳利の完成まではマル秘事項でした。
 
次の場所へ移動されるとのことで、後方よりSUISUIさんが気功のごとくプッシュされますし、石川杜氏とじっくりお話できる機会もなかなか無いので、恐れ多くも、ご一緒させて戴こうと横断歩道を渡り、SUISUIさんとお話しようと振り返ると、お姿が見えません。壺の中に入られたのかなと思いましたが、どうも、お帰りになったとのことでした。
そこから、デザイナーの水野さんと、若い御夫婦らしき方、計5人でお店に入りお話したのですが、この御夫婦は、熟成パンで注目されてる「ドリアン」の御夫婦でした。お噂はかねがね‥の方でしたんで、感激しました。
お披露目の会では、竹鶴さんの“ダメなお酒”の肴に、ドリアンさんのパンにチーズを載せて供されたんじゃそうです。
以前はウチの隣町の南区堀越でお店をされてたんですが、修行休業後は、堀越で作られ、八丁堀で木、金、土曜日のみ売られるように変えられたそうです。
その会は、とても楽しい会じゃったそうで、その心地よい疲れで、ドリアンさんは途中お帰りになられ、デザイナーの水野さんは休まれたんで、なんと、石川杜氏と2人でいろいろお話できました。Kちゃんの事、日本酒の事、息子の事など‥。
杜氏もお疲れじゃった思うんですが、楽しさのあまりついつい長く話し込んでしまい、気がついたら午前4時でした。
長々と、ありがとうございました。これからも、宜しくお願い致します。

アイナメ煮つけを常山で‥

2013年10月21日 | 日本酒
今夜のおかずは、活きのいいアイナメが魚屋さんに帰ってたからと、アイナメの煮つけ。‥となると、旨い日本酒に合わせとうなるんが人情。いろいろ迷い迷った挙句、つい先日ご紹介した福井の地酒、常山 純米吟醸無濾過生を選びました。売るほど酒があるけぇ、選ぶんが困るよね(笑)。えっ、勿論、お買い上げでございますよ。
余談じゃけど、若かりし頃の悪さ酒する時も、ちゃんと買ってました。商売人魂!(笑)

今夜はソフバ練習日じゃったんで、体育館に向かう時、家族が舌鼓打つんを横目に見ながら、グッと我慢。
久々、青崎のタッちゃん復帰やステップアップさん合流で楽しく練習して帰ると、早々に事務仕事を片付け、食卓に。
開栓し、酒器に注ぐと、蔵の中に居るかのような、華やかすぎぬ、ちょうどイイ香りがふわぁ~とそそります。
口に含むと、しっかりとした目の詰まった味わい。米の旨みがいっぱいです。脂の乗ったアイナメ煮つけによう合いました。
アイナメもよほど美味しかったんでしょう。普段は肉食のtakuがきれいに食べたそうです。
この組み合わせじゃったら、なんぼでも飲めそう!‥の思いをグッと呑み込んだわし。後は試飲用に回すことにしました。ここでも、商売人魂!
車、自転車でご来店されたお客様にはご提供できませんが、歩きで来られたお客様にはお勧めしたいと思います。
‥と言う事で、有る内までの試飲実施中です。どうぞ、お立ち寄りください。
なお、今回、酒器に使いました陶器を作陶された陶芸家・稲留清彩先生の福屋百貨店での個展が、いよいよ10月24日から開催されます。
こちらの方もお楽しみに!どうぞ宜しくお願いします。

常山 純米吟醸無濾過生

2013年10月19日 | 日本酒
昨夜のカープに続かんでもええのに、今日はサンフレッチェも大事な一戦を落とし、広島の悲劇続き。秋祭りじゃ言うのに、今日の天気のように“どんより”な心持ちです。
とは言え、商売にそんなん持ち込んじゃいけん。さっ、商売商売‥と言う事で、秋の夜長にピッタリの、じんわり美味しい日本酒をご紹介します。
本日は、広島のお酒ではなく、福井のお酒です。当店で福井のお酒と言えば、そう、常山酒造さんのお酒ですが、もう長い取り引きをさせて貰ってる蔵元さんです。
その常山さんのDMに、ある漫画の切り抜きが同封されて来ました。

雑誌「イブニング」に連載中の、『実在ゲキウマ地酒日記』(須賀原洋行先生作)で、常山さんがご紹介されたんじゃそうです。
こうしてお取り引きのある所が紹介されるのは嬉しいものですね。

今回、当店に入荷したお酒も紹介されてます。
『常山 純米吟醸無濾過生』(720ml/¥1625)※四合瓶のみ入荷。
蔵で汲んだままを、そのまま瓶に詰めてます。漫画にも描かれとりますが、「米の旨みが濃いのにスッキリしてて、おいしい!いくらでも飲めちゃう!」お酒です。
常山ファンの方は勿論、知らなかった方も、是非1度味わってみて下さい。
旨い酒を飲んで、忘れて、明日に向かって走るぞ!‥敢えて気合入れようとする、どんより気分持ち込んどる店主でした。
常山酒造の栗山杜氏のお話では、奇しくも今日が蔵入りじゃそうです。また、旨い酒を宜しくお願いしますね!
 
※わしゃあ、未成年者にゃ“酒”絶対売らんけんね!子どもの心身壊しとうないけん!
    飲酒運転も殺人行為じゃ。やめんさいよ!

今日、故郷の秋祭りを見に来た、小学校同級生【6年桃組】(笑)の藤井君が店に寄ってくれました。
写真を撮り忘れたんじゃけど、あの頃そのままの彼なんで、小学生時代の写真を載せても通用しそう。(笑)
あの頃と比べると、すっかりにぎわいが薄れた秋祭りの話に始まり、いろいろと話は尽きんかったけど、今は亡き親友・ミヨちゃんの話に及ぶと、あの頃は病弱で、よう世話になっとったと言う心優しき彼は、言葉を詰まらせ、涙してました。
今はすっかり元気そうで、聞けば、先日の健康診断でも何も引っかからんかったそうです。
「じゃあ、また元気で会おうや。」と、言葉交わして別れました。ガキの頃の気持ちに、ふと戻れたひと時でした。
藤井君、訪問、ありがとね。