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Oyaji's Diary

商売の宣伝にと始めたのに、いつの間にやら日記的ブログに。
広島の小さな酒屋のオヤジのブログです。

竹鶴 雄町純米“四合瓶”入荷!

2014年02月22日 | 日本酒
言うまでもなく、お酒は嗜好品です。いくら造り手が間違いのうても、店主が旨い思うても、お客様の“好み”は、さまざまですよね。
それは至極当然なお話で、その“好み”の味を、お話の中から探ったり、時には、試飲して戴いたりして、ご納得の上、お買い上げ戴くことを心がけております。
ただ、いつも試飲のサービスができるかと言うと、しかも、お客様が気になるものを全てご用意できるか言うたら、それは無理な話でもあります。
そんな時、できれば容量の少ない瓶をお買い上げ戴くようにするんは、お薦めするお酒の、品質、味、全てに確信自信はあれど、嗜好品であることを忘れちゃいけんけぇです。
ただ、日本酒で言えば、一升瓶のみしか瓶詰めしとらんお酒も多くあり、そんな中で、より多くのお客様に味わって戴きたいと思えるお酒に出会うた時、しかも、蔵元さんや杜氏さんとお話できる関係にある時は、勇気を出して、四合瓶を希望する時もあります。
酒の力を信じ、売る立場としては、それを“きっかけ”にして戴きたい訳です。
当店に“燗酒”をお求めに来られたお客様に、必ずお薦めするお酒に、石川達也杜氏が醸される、竹原の竹鶴酒造さんの純米酒、「竹鶴純米」「竹鶴秘傳」があります。ただ、この2つのお酒、一升瓶のみの取り扱いなんです。
そこで、竹鶴酒をより多くの方に味わって戴きたく、今回、問屋さんに四合瓶を取り寄せて戴くようお願いし、本日入荷しました。

竹鶴 雄町純米(720ml/¥1312)

めくるめく竹鶴酒の官能の世界を未だご存知ない貴方、是非、1度覗いてみて下さい。♪行きは酔い酔い 帰‥れなくなる~(笑)

※わしゃあ、未成年者にゃ“酒”絶対売らんけんね!子どもの心身壊しとうないけん!飲酒運転も殺人行為じゃ。やめんさいよ!

当店に、時々寄られるお客様。いつもカメラを携えておられるんで、お話した時、グイッと入り込ませて戴き、ブログを書かれていることを知り、訪問させて戴いたところ、自然を撮られた素敵な写真がいっぱい。
今日は、その中の1枚を転載したく、管理者である白丸さんにお願いメールを送るも、認証記号の読み取りがうまく行かず、白丸さんへのお便りが届きません。
白丸さん、今回は「勝手ながら‥」で、よろしくお願いします。勿論、都合悪かったら、ご連絡下さい。削除します。
その写真は「Heart Sunset」と題された記事に貼られてました。
ハート型の雲が撮られた夕景です。いいなぁ。
今日の記事に、無理なお願いを通してまで載せたかったんは、以前、お酒を造る水の話を石川杜氏から聞かせて戴いた際、杜氏は、水を育む山の荒廃を大変心配しておられました。
実は、撮影者の白丸さんも、よう山を歩かれるらしいんじゃけど、同じように、山が荒れてることを話されるんです。
そこが繋がり、載せたかったんじゃけど、そう言えば、以前記事にした、石川杜氏が深く関わられ、作られたお猪口にもハートが描かれとったなぁ。

「酒屋の群像」第四刷

2014年02月12日 | 日本酒
先月末、竹鶴酒造の敬愛する石川達也杜氏からお電話。「トモヤ君から聞いておられますか?」‥いえ、なんも‥(苦笑)
お話を伺うと、息子の卒業制作本『酒屋の群像』を、石川杜氏がまたまた使って戴けることになり、発注されてて、出来上がるので、ご入用冊数があれば教えて下さいとのこと。
そうそう、昨年、八丁堀で石川杜氏と奇跡的に遭遇した夜にいろいろお話した際、この本の話が出て、「来年になったら、また頼むかも知れないんです。」と仰られたので、「もう手元に無いんで、じゃあ、その時、ウチのも一緒に増刷するよう息子に頼みましょうかね。」などと、お話ししたよ・う・な気がする。お話できることに興奮して、よう憶えとらん。(苦笑)
たぶん、その話を憶えておられた石川杜氏が気遣って下さったのでしょう。発注後に、連絡下さったみたいです。
息子には、昨年の内に連絡しといたんじゃけど、気を回してこちらにスグ電話して来るタイプでも無いし、結果、トモヤ君カラハ何モキイテイナイ父親が連絡を受けてしもうたと言う顛末のようでした。(笑)

昨日、その本が届きました。

巻頭を飾る今は亡き掛井君、今も夢を描き追いかける重氏、関東で頑張っておられる酒屋さん達、そして、頑固一徹・土居杜氏、最後には、今回ご連絡戴いた石川杜氏と、今となっては、図らずも、貴重な時間を切り取ったような、そんな想いも過る本になってしまいました。
「掛井さんと一緒に収めてもらったのが、ありがたく‥。」と話される石川杜氏には、機会ある度、使って戴いてるので、素人の本にしては増刷する機会が多く、今回で第4刷となったみたいです。ありがたいことです。
今回の増刷で、当店にも久々置いてみることにしましたので、ご興味のある方は、お申し出下さい。
聞けば、今回の増刷分は、掛井君のお店や、重氏のお店にも届けられているそうなので、そちらでも宜しくお願いします。

スッキリ新商品

2014年02月07日 | 日本酒
深夜、ブログメンテナンスのためアップできんかった昨日の日記を載せてみます。
ちょっと商売にやる気出すと、こんな事に‥じゃけぇ、商売ネタは避けとるんよ‥と、得意の言い訳でした。

さぶっ!!
ストーブの傍から離れとうない寒さ。
たまらず、本日はストーブの上のヤカンにチロリを入れちゃいました。
中身は、当店お馴染み、数少ない県外酒、福井県の常山酒造さんの当店初入荷、「参の升純米辛口」(720ml/¥1336) 味見がてら、常温で、燗で、お試し。お仕事です(笑)。
当店取り扱いの広島のお酒とは違う趣き。スッキリとした中に、じんわり味わい感じる、食中酒に最適な、飽きの来ない味です。
今夜のおかずはブリ。ここでも新商品を試しとうて、脂の乗った旨いブリをリクエストしました。
通常なら、大根すりと醤油で‥ってとこじゃけど、今夜は、先日入荷した徳島の“ゆず”“すだち”“ゆこう”の果汁たち(いずれも¥525)で味わってみました。スッキリ酒にスッキリが、よう合いました。
この果汁たちを仕入れるきっかけは、当店のワインを気に入って戴いてるお客様とお話した際、話の流れが“こだわり”になり、お友達である製造者の方のお話が出たのです。
後日、そのお客様が、友人のとこで作られとる柚子胡椒のサンプルをくれちゃったんですが、これが、香り高く、味わいも深く‥で、先日、お客様同伴で、製造者の御夫婦にご来店戴き、この果汁たちを仕入れる事になりました。
※柚子胡椒は、また後日‥と言うのも、賞味期限が短い事もあり、時期を検討中です。
本日は焼き魚で試したんじゃけど、先日は、鶏足を“ゆこう”果汁でいただきました。“ゆこう”は徳島特産の柑橘果実じゃそうで、ほんのり甘味も感じ、鶏の旨みが引き立ちました。
いろいろお話もさせて戴いたんじゃけど、こだわりを持って作られとる情熱が伝わって来ました。
今後、皆さんに、お伝えできればと思ったのでした。

※わしゃあ、未成年者にゃ“酒”絶対売らんけんね!子どもの心身壊しとうないけん!飲酒運転も殺人行為じゃ。やめんさいよ!

コツコツお仕事~アナログの行方

2014年01月14日 | 日本酒
4月の消費税増税を前に、昨年末に、日本酒業界では米価格の上昇による微値上げを決定。
当店では在庫が有る内は旧価格で販売しとりましたが、ボチボチ在庫も尽きて来て、仕入れ値が上がって来たものについては、そこから新価格に変更せざるを得なくなって来ました。
皆様には、行政改革等は後回しで、庶民から吸い上げ感の強い現状での値上げに、ご不満もございましょうが、何卒、宜しくお願い致します。

さて、そんな値上げに際して、今日は半日、かの有名なスタジオジブリの宮崎駿さんの口癖「あ~、めんどくさい。めんどくさい。」を発しながら‥なんか、ええ言葉のように思えるよね(笑)‥、プライスカード変更作業を、パソコン睨みながらコツコツとやっておりました。
普段は、手書きで行くとこなんじゃけど、冷蔵庫に貼るものなどは、文字が小さかったり、墨は滲んだりで、パソコンに頼ることになります。なもんで、当店のプライスカードには統一性がありまっせ~ん。(汗)
ほじゃけどの~、また4月に向けて変えんといけん思うたら、生汗出るわ。
‥と言うことで、レアな生酒も入荷中です。汗は入っとりませんが、杜氏さんが、汗水たらして氣を入れて造ったお酒です。少数蔵出しで詳細は書けませんので、是非、ご来店下さい。


※わしゃあ、未成年者にゃ“酒”絶対売らんけんね!子どもの心身壊しとうないけん!
    飲酒運転も殺人行為じゃ。やめんさいよ!

そうそう、手書きと日本酒言うたら、昨年11月に店頭に貼ったお知らせ‥そう、酒入荷ならともかく、酒が入らん広告なんてと、一部のお馴染みさんの失笑を買うたお知らせ貼り紙なんじゃけど、お知らせしたかったお客様には見て戴けなくて、年末にアテにしてご来店されました。
大変残念がられましたが、貼り紙をお見せして、お詫びをすると、自分が忙しく早めに寄らなかったのだからと恐縮されました。そして、他のお薦め美酒をお買い上げ戴き、安堵した次第です。

そして、つい先日、またもアナログ伝達。
今回は、当店の自動販売機前にスマホを落とされた方が居られ、落し物届ける面倒くささが頭に浮かび、ウチに置いて、その旨、貼り紙しようかと一瞬思うたが、こんな時代なんで、不便しとってじゃろうけん、警察に問い合わせてじゃろうと、派出所に届けた。
名前や住所、拾うた場所など話した後、仕事の電話が入ったんで、外で通話しよる間に書類作成が済み、面倒くさくもなく(苦笑)、帰宅後、その自動販売機に貼り紙しといた。

本日、お昼時間に、持ち主の方がお礼を述べにご来店されました。
お話聞いたら、どこで落としたのか分からず、警察には問い合わせず、通った場所を辿ってて、わしの“お知らせ”を見つけ、警察に行かれたんじゃそうです。
へぇ~、たまにゃあ役に立つ事があるもんじゃね。(笑)

可部パックツアー~職人さんに会いに行こう!~

2013年11月22日 | 日本酒
今日のタイトルを見て、「こんなぁ、まぁた遊びに行ったんかいの~。」と、思われそうじゃけど、今日はお仕事です!キッパリ!
当ブログではお馴染みの、土居杜氏が安佐北区可部の旭鳳酒造さんに行かれたんで、酒造期に1度は可部の町を訪れるようになりました。
12月からは、恒例の宅配アルバイトが始まり、船越から離れられんようになるんで、今日は陣中見舞いに行って参りました。

ほって、可部と言えば、これまたお馴染みのパン屋『ブーランジェリー ファボリ』さんに寄るのも楽しみの1つ。そう、酒造の職人さんとパンの職人さん、お二人に会えるんは、いつも楽しみなんよね。
いつもは、旭鳳さんの蔵訪問の後でファボリさんに寄るんじゃけど、美味しいパン屋さんなんで、その頃には少のうなっとって、残念な思いをした事もあったんで、今日は、早めに家を出て、先にファボリさんに寄った。
パンは、いつもよりたくさんあったんじゃけど、ちょうどパートさんが来られる前に寄ったみたいで、お忙しい時に、チンピラ酒屋の話し相手にもなって戴き、申し訳なかったです。

仕事姿が凛々しいです。  
 
いつもよりは残ってたけど、これから出来立てが並びそうな店内です。

同じ個人店と言うことで、いつもついつい話し込んでしまうんじゃけど、造り手さんの努力に比べると、小売り業のわしも、まだまだ悪あがきせんといけんなぁと感じます。
まぁ、これ以上、営業妨害しちゃいけんのと、おやっつぁんとの約束の時間も迫って来たんで、ファボリさんを後にし、旧道沿いの旭鳳さんへ。
久しぶりにお会いしたおやっつぁんは、蔵入り前に少々体調崩されたと聞いとったんで心配しとりましたが、お元気そうで、でも、造りの真っ只中の緊張感も感じられました。
おやっつぁんの部屋に飾られた作品たち。いえ、おやっつぁんは木彫り職人ではありません。(苦笑)

勿論、酒造の職人さんじゃけど、この酒樽の蓋を彫って作られる看板は、土居さんの代名詞とも言えます。

造りの時期は、気の休まる暇も無いらしいんじゃけど、彫ることでストレス解消もされとるみたいです。
いろいろお話も聞かせて戴いたんじゃけど、造りの事を訊くと、眼力が違うて来るおやっつぁんなんで、今年も、旨酒を期待できそうです。と、言うより、昨日、既に“仕込み第1号”が届いており、味わいましたが、ピリピリ感と言うより、包み込むようなやわらかさを感じた、旨い新酒でした。

益々、期待できそうな、今年のおやっつぁんでした。
帰り際、そんな土居のおやっつぁんと一緒に写真でも撮ろうかと思うたんじゃけど、お忙しそうじゃったんで遠慮した。
上の案内書きや、酒裏に貼られとるんが、おやっつぁんの満面の笑顔らしいんで、それを載せて、よしとしよう!(笑)

※わしゃあ、未成年者にゃ“酒”絶対売らんけんね!子どもの心身壊しとうないけん!
    飲酒運転も殺人行為じゃ。やめんさいよ!