足立君江 写真ライフ

ー東京の街・安曇野・カンボジア撮影記ー

   

美輪明宏ドキュメンタリー

2013年09月20日 | 日常
 朝晩の空気がちがってきたこの頃。
庭にすずむしが鳴いて、昨日の台風が嘘のようだ。

たまには映画でもと思い、兼ねてから狙っていた「美輪明宏ドキュメンタリー ~黒蜥蜴をさがして~」を見に出かけた。
東京都写真美術館の展示は、前回来た時と同じなので、映画だけを見る・・・。

この映画はマスコミに幅広く報道され、監督はフランス人のパスカル=アレックス・ヴァンサンという人。
1968年の「黒蜥蜴」により、美輪明宏にみせられて、今回密着取材したものだという。
映画の中には横尾忠則、深作欣二、北野武、宮崎駿などの有名人が出演し、美輪さんとのかかわりや魅力について語っている。

若いころに、一度だけコンサートに行ったことがあった。
その時の美輪明宏の素晴らしいトークの世界と妖艶な美しさに魅了された。
でもその時が最初で最後、いつまでも忘れなれないコンサートの思い出となった・・・。

映画の中では「銀巴里」で歌い始めた頃のこと、「ヨイトマケの歌」ができた環境、同棲生活と言われた三島由紀夫との関係なども語っている。

今回、様々な雑誌や新聞記事を見たが、おもしろかったのは週刊金曜日の編集長、佐高信(さたかまこと)さんとの対談が特におもしろかった。
教養があって、毒舌ともいえることをさらりと言ってのける。
日本の憲法ができた経緯もよく知っていて、アメリカが作った憲法ではないとはっきり言っている。
「戦争」のことは第二次大量殺人というべき、「いじめ」は恐喝、暴力、「万引き」は窃盗、泥棒とはっきり言うべきで犯罪者だ・・・という。

若いときに、人は外見によって判断するということを強く感じ、それが強い自分を作り出したと話していた。
納得できるこのご時世なので、今日は昼食をはさんで「黒蜥蜴」も見て帰りました。

   
 恵比寿に来たので、昼食にはビールでしょう。

   
 雲一つない青空、陽が燦々と・・・。

   
 巣立ったばかりらしい小すずめが、水を飲みにきました。




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