足立君江 写真ライフ

ー東京の街・安曇野・カンボジア撮影記ー

   

写真家って

2016年09月25日 | 日常
 写真クラブの「街歩き」撮影会と、女性教室の「街歩き」撮影会とこのところ良く出かけています。

私がなぜ「街歩き」をしながら写真を撮ろうと勧めて来たか。

  四谷荒木町。
ひとつは
遠くに行かなくても、一歩外に出れば、変わりゆく都会の風情や暮らしが見えるからです。
そんな中で出会った夕焼け小焼けの光景は、見る人の心を豊かにして、ほっとさせてくれる力があります。
暮らしていく中で、人間が作り出すさまざまなドラマは、私たちに世の中のいろいろな事実を教えてくれます。

二つ目は
真実が隠されていて、際限なく想像が膨らんでくる。

三つ目は、
写真人口も広がりを見せて押せば映る時代になった。高齢化も進んでいる。
歩くことで元気になって、少しでも足元を見つめて楽しみながら、伝えられる写真が撮って行きたいですね。

実際には撮ってきた写真で私が楽しんでいる感じですが、作品であるかどうかは別にして写真が無いという人はいないかもしれません。

   
 月島は2020年までに再開発で、今の街はなくなると地元の人に話。

そんなこんなで、11月のグループ展にむけて、作品の選考会をしながら考えました。
いい写真ってなんだろう?
ほんとに写真がないのかな?

「自分の気持ちで、こんな面白さを感じて撮った」
これが大事なことで、写真とは、この積み重ねだと思います。

写真家はず~とこれが続くのだと思っています。
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写真展探訪

2016年09月12日 | 日常
 残暑が厳しい日が続きましたが、やはり秋の気配を感じます。

2日間で写真展のギャラリーを12か所回りました。

   元気の出る夏盛りのひまわり。

いつものパターンで写真展に行き、刺激を受けて明日につなげることに・・・。

新しくできた富士フォトギャラリーでは、熊本の大地震の跡を上空から撮影した叶 悠眞さんの写真を見て、地震のすごさを目の当たりにしました。
キャノン銀座では地蔵ゆかりさんの「祭堂」、東北地方に伝えられる祭りで、起源は室町時代だとか・・・。
プリントが素晴らしかったので聞いてみると、ピクトランの和紙だとか。
試してみたいプリント用紙でしたが、ちょうどニコンサロン江成常夫さんの「多摩川」を見ていて、コスモスの新山さんに偶然お会いして、2Lサイズの同じ和紙をいただくことができました。
ラッキーな日です・・・。

翌日、午前中からCANONの「FIVE GRAPHY」13人の写真家たちの銀座会場を回りました。
大阪と銀座で同時に開催されている写真展ですが、分野ごとに長い間写真と向き合ってきた特徴があって、それぞれのすごさが出ていたと思いました。
どうしてこのような素晴らしい世界をものにできるのかと、知りたいものも沢山ありましたが、トークの日には予定があり残念でした。

銀座をこんなにウロウロするのも楽しく、最後はやはり写真界の大御所、田沼さん、熊切さん、齋藤さんの歴史あるモノクロの世界へ・・・。
あ~!やっぱりモノクロはいいな~・・・と落ち着きました。

またEIZOギャラリーでは「人間の日々」大津茂巳さんのインクジェットによるモノクロの展示も、昔とは比べられないほどプリントが銀塩に近くなり参考になりました。

翌日、原宿のギャラリー「Jing」にて、「湘南、わたしの一枚」芹沢さんの写真展にも伺い、その足で夜18時からJPSの国際交流セミナーに参加。
フォトジャーナリストの「Q,サカマキ」のフォトジャーナリストとドキュメンタリー作家に対する提言を伺ってきました。
サカマキ氏の写真を見ながらの話は、参考になり人間のドラマを写真にするためにはと、様々考えさせられました。

忙しくもないのに、忙しいそうにしていて、家で写真とにらめっこも良くないと反省・・・。
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街歩きin門前仲町

2016年09月05日 | 日常
 一か月に一度の「東京街歩き」が、今月で10回目を迎えました。

天気予報では、台風の影響で一部雨が降る予定したが、暑い事、暑い事・・・体感温度は35度。
こんなにかんかん照りだと、ISOやWB、露出なども考慮して、明暗差が激しすぎる場所も考えることにして始まった。
今日の「テーマ」は夏、酷暑かな・・・。
午後2時からちょっと足を延ばして「永代橋」までというコース。

   
 下から船上の人たちが手を振っていました。

身近なところで撮影を楽しもうとはじめた「街歩き」。
私たちが一番身近に感じる都会の暮らし、様々な人との出会い、そして街ですれ違い行き交う人、懐かしさの残る街、おもしろい事、心で感じたままに撮っていく。
私たちは自分が撮った写真に教えらることもある。
テーマはそんななかから自然に生まれるのかもしれません。
撮った写真を選んでみると、案外、撮った時の気持ちを忘れ、人が良いと思いそうな写真を選んでいることもある。
それはカメラ雑誌や、写真展でこれが良い写真だと決めつけて見てしまうからです。

講評の時に皆なに見てもらうことで、自分の考えを再認識して説明出来たら素敵ですね。

   
 今回も祭りが終わった「門仲」を歩き、運河のあとを見ながら永代橋までいきました。

懐かしさが残る商店街、そこからのびる道路の先が富岡八幡宮。祭りが終わっても沢山の地元の人たちがお参りしていた。

この辺りでそれぞれが撮影に入り、集合時間を決めて更に方向を変えて永代橋方面へ、運河や路地を歩く。

   

クラブのなかでも、年配の皆さんは昔の話をよく知っていて、いつのまにか重要文化財の鉄の赤い橋の方まで足をのばしている。
建築関係の会員はガラス張りのビルがどのようになっているか、良く知っていて「熱線反射ガラス」は映る陰で一枚一枚デコボコを直して平らにしていくのだとか・・・。
これは専門家でないとわからないですね。

公開講座になっているので、普段は誰でも参加できる撮影会、今回は新人の若い人2人が参加の撮影。

現地までの交通費は自費、撮影場所、撮影指導は一人1500円の費用がかかります。

撮影が終わると皆さん、喉がカラカラ・・・。

さっそく近くの居酒屋でビールで乾杯!

そういうときの話はいつも失敗談や、街の人との出会いの話。花火や夜空の撮影などなど。
とにかく沢山の経験をすることだと思う。

永代橋が工事中でライトアップはとれませんでしたが、楽しい半日でした。
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