先週は大阪も雪が降るくらいかなり寒かったはず、よね?
でも先週の末くらいから急に暖かくなったみたいで、土曜日のスキー場ももう春スキーみたいな感じがした。
でもまだ2月も中ごろを少し過ぎただけやし、もうこれで春一直線だぜ!と気を抜いたらえらい目に合う。たぶん。
経験上もう一回寒波が3月頭くらいにくるんとちゃうかな。
その頃が丁度冬から春への境目な感じがする。
で、お山でも晴天が続きだすもんで、ついつい気を抜いて少し薄着で雪の上に立ち、昼過ぎに天候崩れてどえらい寒い目に合ったりとか、数え切れんくらいに経験はある。だいたい忘れて毎度同じ様に寒い思いはしてるけど。
最近のバックカントリーなんかに出かける人もこの時期のお山はなめるべからず。午前中ポカポカ陽気でも午後一気に真冬に逆戻りって言うことがほんとに多いから。
ガスが出て“ホワイトアウト”もこの時期に多いように思う。
前後左右だけやなしに、実際のとこ上下の感覚もなくなるし、ほんまに経験したら恐ろしいことこの上ないもの。
ほんまにお山をなめずに、安全にお山遊びを楽しんで欲しいし、楽しみたい。
土曜日の詳細を少しだけ。
当初自分的にスキー場の目的地を“スキージャム勝山”にいったろうと計画。オープンからこれまで、比較的近畿に近い大規模スキー場でありながら足を踏み入れたことが無いスキー場やし。
オープン当初、友人の数々がこのスキー場に足を踏み入れて、1本のリフト載るのに40分とかなんとかと、どえらい目にあった話しか聞いたことがなかったもんで、結局敬遠してたのが理由やけど。
でももう岐阜方面のスキー場へのアクセスも抜群によくなったようやし、比較的穴場なんとちゃうかなと勝手に想像して計画しただけ。
でもおっさん娘の最新情報ではあまり以前と変わらずの模様。逆に初心者ボーダーの方が多数来場されているようで、ゲレンデの真ん中に昼寝するトドのように転がってて非常に滑りずらいとのこと。
やっぱり近場のスキーオンリーのスキー場にしましょうかと、自宅発6時少し前出発で今庄365スキー場へ。
途中かなりの雪を頂いた伊吹山が見える。
この雪の量やったら、今年のヒルクライムも間違いなく短縮コースやろと思う。例年よりもさらに雪が多そうな感じで、果たして除雪が間に合うのか?という疑問も湧くくらいの雪量にみえるけど、どうなんかな。
まぁ、おいら抽選漏れで出場せんのでどないでもええのはええけど、出場される方々は気が気でないかもしれんし、とりあえず情報だけでも伝えておきます。
現場に8時半ごろに到着。道中まったく雪もなく、何のストレスもなしに現場に到着してしまう。
途中購入してきた朝食をさっさと食べてスキー装束に着替えて雪の上に。
今回新しく導入した新兵器のブーツ。
デザインより機能より、今回はすべて無視して足入れのみを重視してチョイス。
しらんかったけど、今はシェルの硬さを数字で表示されているみたい。前回購入したときにすでにあったシステムかもしれんけど、はっきり言うてぜんぜんわからん。とにかく今回は130と言う硬さのもの。
これでもたいがい硬いけど、国体選手くらいで150位を使用されてるみたい。履いて滑ってもぜんぜん硬さに違和感ないけど、最初履く時にかなり苦労する。おそらく気温がさらに低いときには思いっきり苦労しそうな感じ。
とにかく、今後気合を入れて履くべし。
ゲレンデはまさしく春の様相。
まさに空は真っ青やしそこそこ温いし、朝のうちは絶好のコンディション。
でも唯一このスキー場の一番上まで運んでくれる4人乗りのリフトが点検とかいうてぜんぜん時間になっても動かず。
仕方なく2本しかないリフトに並ぶも、久々に混みあうスキー場を思い出したぜ。
天気がええしまだ1本目やしで家主さんもニコニコして上機嫌。おっさん娘は普通に「混んでるなぁー」と言う。
結局11時前に動き出す始末で、ええ時間帯にええ斜面で滑れず誠に残念。惜しむらくはもう少し早めに点検作業を行って、早め早めに対処して欲しかったと思う。
しかしこのスキー場は一番上まで上がると景色がええ。
遠く東方面を見ると、岐阜のお山たちや少し左目に白山なんかが見て取れる。そんでもってすぐ下に若狭湾が広がって「あーあのあたりが玄達かなぁ-。あそこまで出たら今の時期ブリ釣れるかなぁー」とぜんぜんスキーと関係なく、お山に来て海のことを考えたりするおいら。山から海を見て思ったことやししゃーないけど。
上まで登ってから、急な斜面を4本ほど滑ってすぐに休憩する。
お山の頂上にある食堂。あまりたいしたものは無かったけど。
お昼ごろになるとさすがに雪質がめっきり重くなって、とにかく足に非常に負担のかかるコンディションに。
午前中の早い時間がロードでアスファルトの道を疾走した感じなら、昼からはシクロクロスで砂場を走ってる感じ。
そんなんでもうあまりテンションも上がらず。それにとにかく人が出すぎ。
コースが狭い割りに人が多いもんですぐにコブが出来る。
あまり気にせずにコブをつぶしながら滑るけど、とにかくしんどいねん。
頑張って3時半ごろまで滑って終了。
上がる前にレストハウス前で思いっきり懐かしい板を見つけた。
VOLKLのRENN TIGER。
おいらの学生時代に友達がはいてた板やし、たぶん35年くらい前の板かな。
付いてるビンディングがこれまた涙出るくらい懐かしい“ルックネバダ”やし。
そういえば自転車のビィンディングにはLOOKがあるけど、スキーか自転車かどちらのビィンディングがルーツなんかな。たぶんスキーのビィンディングの派生で自転車のペダルに応用したんやと思うけど。
サロモンやチロリアとかマーカーとかはスキー以外の発想がなかったんやろか。わからんけど。
とにかく1日存分に雪遊びしまくる。
このスキー場の一番きつい斜面。
でもたぶん27度くらいしかないかな。コブはそこそこ硬くて面白かったし結構何本も滑る。
したがって日曜日は終日腰の痛いこと痛いこと。
でもとにかく自転車に負けず劣らずスキーは楽しい。
そんな土曜日の1日。
でも最後に大阪に帰ってきて少し悲しかった。
スキー帰りに久々に自宅近くの王将(あえて実名で)に行って晩御飯を食べる。
餃子は相変らず美味しかったしビイルもこれまた相変らずうまい。餃子にビイルは鉄板やし。
しかし正直酢豚にはがっかりした。
この写真、いつものおいらの癖で少し食べてからの写真と違います。
出てきてすぐに記録だけしておいたけど、これは酢豚とちゃうとおもた。これやったら、“豚の甘酢あんかけ”とメニューに書いておいてほしい。
確かにメニューには“酢豚”とは書いてなくて“すぶた”とひらがな標記やったけど、だからかな。
パイナップルが入ってないのは許せても、たまねぎが数枚とピーマンが少々しか野菜が入ってないし。
文句言うて「でも、豚を少し多めに入れておきました。」とか言われたら余計に腹がたつやろし、我慢。
しかしもう一度言うとくけど「巨摩橋の王将」、野菜が高いかしらんけど、もうちょっとちゃんと仕事して欲しい。
最後の最後に世間の不景気を身に染みた感じの土曜日の1日。楽しくもあり悲しくもあった。