ぬるい気持ちで、ええんちゃう

頑張ってもどうにもならんこともある。
”しゃーないやん!!”ってぬるい気持ちのときもあるよ。

暑いときは冷酒で。

2013-08-30 19:22:56 | 雑感

毎年スキーに行くついでに信州の大町にあるお酒屋さんで地元の酒蔵で作っている日本酒をいただくことにしてる。一応お酒屋さんなんで灘や伏見や越後やとかいろいろと全国に名の通った日本酒ももちろん置いてはいるけども、おいらのような地方から来た人にとっては地元の地酒を買わずしてどうないすんねんと、毎度数本買って帰るのが恒例となっている次第。
で、この夏、いつも冬場にしか行かない場所に遊びにいったので、 夏のお酒はどないな具合かと馴染みのお酒やさんに立ち寄ってみた。そこはやっぱり信州の安曇野やらにごくごく近かったりするので、夏場のメインはやっぱりワインに重きを置いていらっしゃる模様。ワインもワインで信州産なんでええとは思うけど、おいらにとってこちらのお酒屋さんは日本酒しかあかんねんと勝手に決めこんでる。
こちらのご主人はほんまに地元の日本酒を愛していらっしゃるかたで、毎回丁寧にご説明をいただく。今回もおいらのようなたちの悪い、あまり日本酒の良く分かってないおっさんの質問にも嫌な顔せず丁寧に1本ずつの味の評価をしていただいて、誠にありがたい。
そんな中で今の時期での一番のお勧めと言うことで1本頂戴してきた。

樽から瓶詰めし、雪のあるシーズン中に雪の中に閉じ込めておくらしい。そんなんでどんな効果があるのかぜんぜんわからんおっちゃん。ぜんぜんわからんので逆に興味が湧いてきて飲みたくなって仕方が無かった。
夏場なんでくれぐれも炎天下の車の中に置いておかないようにと重々にご注意をいただき、そこはそんなこともあろうかと簡易型のクーラーを持っていっていたので、コンビニで保冷材を買って万端の体制で大阪まで持ち帰った。
でも持ち帰って冷蔵庫にいれてそのまま放置。というか、ほとんど冷蔵庫を自分で開けることがないので、買って保存をしていること事態すっかり忘れてしまった。誠に日本酒に対して失礼千万なおっちゃんなのである。

この信州地方でも白馬方面ではおいらが学生時代よりお世話になりまくった“白馬錦”のもの。
昨晩はひょんなことからおいらが冷蔵庫を開けたので買って帰ってきたのを思い出し、取るものもとらずにまずは一献いただいた。
少し甘い目ではあるけども、なかなかにキリッとしてすっきりとしたのみ口でええかんじ。いつもは家主さんより我が家では1杯のみと釘を刺されているが、家主さんの目を盗んで思わず2杯いただいた。でも飲めば飲むほどになくなっていくのが寂しいかぎり。近所ですぐに購入できるならそう気のもせんけども、なんと言うても大阪ではなかなかに手に入らんので。でもそういえばネットで注文したら送ってくれるとかいうてたかも。
調べたら、いつも買う「横川商店」で送ってくれるようでした。 

そんなことで、蒸し暑いさなかに、汗を掻きながら汗を掻いたグラスに入った日本酒をキュッと一献。至極の一杯はやめられへんなぁ。 


我慢

2013-08-29 18:05:31 | 雑感

もうほんまに我慢が限界にくるってくらいのあの暑さはもうこんのかなぁ。今朝の涼しさで、今日が8月ってことをすっかり忘れそうになった。
昔話もどうかと思うけど、そんな涼しい朝においらがガキの時分に父ちゃんに撮ってもらった写真の事を思い出した。多分小学校の低学年くらいで、父ちゃんが頑張って立てたちっこい家の前に流れるどぶ川を隔てて、ランニングシャツに短パンはいた 弟と二人並んで撮ったもの。そら顔中悪さしまくって次はどんなおもろいことをしたろかいなと顔に書いてあるなと思ったくらい。ええ言い方すれば天真爛漫な笑顔やったはず。その写真を撮ってもらったのが9月の秋分の日の祭日と写真の裏に書いてあった。なので、50年ほど前も間違いなく9月の中旬とか終わり頃とかはまだまだ十分に暑いはず。
あまり異常気象と思いたくも無いけども、どうも暑いときに暑い温度になると異常気象と騒ぐけど、逆に暑いときに寒いほうが怖いのとちゃうかなぁ。それも冷夏やと同じ様に騒ぐやろし、なんぼほど異常気象って言葉がすきなんやろか、日本の方々。おいらは暑いときは暑いなりに、寒いときは寒いなりに生きて行きたいと思う。
そんなことをタオルケットを身体に巻きつけて思った次第。
でもまぁ、昨日も書いたけど、夏が終わって寂しいなぁーという感慨はまったく無し。もうおっさんにとっては秋から春の3シーズンでもええかなぁと思っております。 


秋めいてきた気もする。

2013-08-28 17:49:12 | お山

ここ数日は夜が寝やすいんで助かる。やっぱり熱帯夜はかなんし、27度も28度も夜にあったらクーラー無しで寝るのはごっつい根性がいるし。
昼間に30度越えるのはぜんぜん耐えれるけども、夜に暑いのだけは勘弁願いたい。なのでここ暫くは夜が涼しいのでありがたい限りだわ。
今朝方ベランダから金剛山の方角を眺めると、明らかに夏の雲ではなくて秋の鱗雲が見えてた。やっぱり日一日と秋が近づいているのかな。でも油断はしてないけど、また秋雨前線がこの週末に近づいて台風ともども北上して来ている模様なので、おそらく南から暖かい湿気を含んだ風が吹き込む気配。また暑い暑い日が暫く続いて、我慢をせんとあかん日が続くかな。


あと一月もすればお山の上ではこんな綺麗な紅葉が見れるはず。この写真は去年の10月に行った涸沢での風景。ごっつい綺麗やったけど、ごっついを通り越して東京のディズニーランドにおっさんとおばはんが大挙しておとずれたんか?ってくらいの人出には正直まいった。
また今年もあと少しでお山に自転車にとええシーズンが始まるな。もう若くは無いので、夏の暑いときに海に行ってはしゃぎまくったりする気がぜんぜんなくなってるんで、もう夏ええわって感じ。
夏の暑さももう暫くの辛抱かな。 


お山道具を一つ追加。

2013-08-27 14:05:44 | お山

昨晩はかなり涼しくて、秋の気配を感じまくりながら寝れた。でも油断大敵で、この涼しさにだまされてはならんとも思った次第。絶対の絶対にまたすぐ猛暑がぶり返してやり切れんような暑さに心が折れてしまうかもしれんので。でもできればこの涼しさでなくてもいいので、夜だけでも熱帯夜にならん日が続くことを祈りたい。

先日夏のお休みを兼ねて登ったお山に新兵器を導入。というてもそんなにたいしたものでもなく、ちょっとした小物やけど。
実はお山に登るときに使ってた帽子やけども、このタイミングで思い出すのも何かの縁かもしれんが、一昨年に鈴鹿の自転車大会に行った際にヘルメットのOGKが型落ちのモストロを安く売ってて、それを買ったらおまけでキャップをもらったものの、あまり街でかぶるようなこともないのでほったらかしになってた。お山に登るようになってちょうど暑さしのぎやちょっとした雨模様でも使えるなと思って現在は使用中。
そんなことでもう少しこましな帽子も欲しいなと思ってたので、今回お山に登るに当たって購入した次第。

そんなにも高くはないけど、でもそれなりの値段。あまり帽子にこだわりのないおいらにとっては結構勇気がいる買い物やった。
使い心地は汗を掻きまくる夏場に登る近所の低山ではどうかな。あまり汗を掻くとなると正直タオルを頭に巻いたほうが汗が滴り落ちずにええのかもしれん。でもこの近辺でも秋以降のお山歩きにはちょうどええかな。それに撥水加工をしてあるようなんで、雨模様の時にそれなりな効果を発揮してくれそうな気もするし。
でも一番気に入らんのは顎ひもがないこと。いらんといえばいらんけど、そこそこの風が吹くと飛ばされるんではないかと気になるかも知れん。またちょっと細工が必要かと思うので、考えてみたいと思う。
でもおいら、帽子が似合わんのが悲しいところ。まぁお山で格好を気にすることもないけどなぁ。 


週末の雨

2013-08-26 15:11:27 | 雑感

久々に雨が降って涼しくなったのはええけども、それも週末のお休みにかけて降らんでもええのにと思ったこの週末。
それもまたごっつい雨。

ベランダを開けっ放しにしてても幸いながら北西方向から吹く風向きやったもんで、南を向いているベランダにはあまり雨も風も吹き込まんかった。でも今まで台風の時でも聞いたことの無いような叩きつけるようなお音がしてたんで、なんじゃらほいとベランダから覗き込んだらびっくらこいた。いつもなら多少の雨でも比較的遠くまで見渡せるところが、霧がかかったように100メートル先も見えんくらいで、まるで雨のカーテンを引いたみたいな感じに。
つい先日島根県の西のほうでごっつい雨で被害に会われたようやけど、おそらくこんな感じの雨がずーっと降り続くのかな。そら恐ろしい限りだわ。多分ビニール傘では本来の傘の役目を果たさんと思えたし、仮にこの雨の中、合羽着て近所の低いお山を歩いてたとしてもおそらくどこが登山道でどこが川やねんって感じになってるやろな。それはそれで近所の山なら体験してもええかなと思ったけど。それも冗談交じりに「今から金剛山いってくるわ」と家主さんに言うと、当然ながら「アホか」とお褒めいただいた。でもやっぱりちょっと体験してみたい。
そんな土曜日の事。

翌日曜日もぐずついた天気やったけど、昼から雨も上がったので家主さんの命により日用雑貨の買出しに。

そんな特になんと言うこともない普通の週末やった。
そういえば昨年まで3年間欠かさず参加していた鈴鹿の自転車イベント、今年は知らぬ間に昨日終わってた模様。特に自転車熱が冷めたわけでもないけども、今年は2月から7月までの5ヶ月間ほぼ自転車に乗らず。ママチャリですらその半分の日数しか乗ってないので、こんなんで鈴鹿走っても自分自身面白くないわいと確か4月くらい思ったように思う。それから鈴鹿の事はまったく忘れてしまってた模様。もう少し自転車で走れるような状況なら気持ちも変わって参加してたかも知れんけど、なんぼなんでも走る自信がないのに出ても面白くないものな。
そんなことを今朝鈴鹿に出られた方のお話をいろいろと拝見して思った次第。
また来年走れる状況で、走る自信がみなぎってるようなら出るかも。でも一人では楽しくないので、某アニキ達を絶対に誘って出る。 と思う。多分。
でも鈴鹿が終わったらやっぱりもう秋になるのやなー。 


すでに1週間たってしまった。

2013-08-23 16:38:16 | おでかけ

お盆のお休みが明けて、なかなかに社会復帰ができず。心も身体も腑抜けのようになってしまっていたので、気づけばすでに本日金曜日で明日から週末ではないか。つい先週の今頃は楽しい思い出を抱きながら、且つ遊びが終わった後の強烈な悲しみに抱かれながら車を飛ばして大阪まで帰宅途中やったはず。今思い出しても楽しい遊びから帰るときの寂しさってないな。ガキであろうがおっさんであろうが、その点は同じやと思う。
よく「よっしゃー、これでリフレッシュできたぜ!!また明日から頑張れる!!」なんて話をよく聞くけども、一応おいらも世間的に人様には同じ様なことを今まで言うてきたけども、一度たりともそんな気分になったことなんか無いな。特に長期でお休みができる冬と夏のお休み明けは悲しくて仕方ない。
そんなことでまだ先週のお休みを引き摺ってるので、お盆の旅の最終日のことでも記載しておきたい。とは言え、大阪まで帰るだけの最終日なんでさほどたいしたこともしてないけど。 

今回のお盆の旅は日ごろ家主さんには大層イライラとさせているおいらなんで、そんな家主さんの心を少しでも和んでいただければと涼しいとこへご案内し満喫していただければと思っての計画。それにほんの少しだけおいらも楽しめることを織り交ぜた旅が目的やった。
とにかく涼しいところで食べるものも美味しかったし、天気もそれなりに良かったので、家主さんが楽しめる観光も存分に出板と思う。おまけにおいらの楽しみでお山にお連れしたけども、思いのほか喜んでいただけたので大変有意義であった。
そんなこともあって、初日はとりあえず翌日のお山登りで早朝にお宿を出発予定やったので最初から宿泊場所になんのこだわりも無し。とにかくちゃんと寝られて且つ早朝に出発しても問題のないところを選んだだけの事。
なので1泊くらいは普段の生活から離れた内容のところへお泊まりいただくように計画。それもお山から降りてきてすぐのところに温泉もあるので、そのあたりのホテルで前週に空いているところを探して予約をしておいた。
お山から降りてきてホテルにチェックインして温泉に入ってると雷鳴が轟き、急にごっつい雨に。部屋に戻ってきて夕食までの間に地元のテレビのニュース見てると、長野県の中部北部が大雨警報が出てた。そらー雷が凄くて、窓から見える南南西方面に雷鳴が轟きまくって稲光も凄いことになってるし、きっとアルプスの高いお山でテント張ってる方々は生きた心地がせんやろなと心配したりする。
翌日の朝はそんなことがあったのか?と言うような快晴。同じくお部屋の窓からお山も綺麗に見えたし。
 
きっと方角的に言うと右奥の少し高いお山が大天井でそこから稜線伝いに東尾天井に続いているように思うけど、ぜんぜん定かとちゃう。生憎持ってきていた地図は「立山・剣」の高原地図やったので、表銀座あたりのお山は入ってない。コンパスは持ってたけども地図が無ければお山を特定ができんので、“たぶんそうや”と思い込んでおく。間違ったところで、道に迷うわけでもないので。

朝食も付いてたので、まずはお腹一杯バイキングの朝食を食べた後にまた温泉に浸かる。温泉はなんぼ入っても気持ちええことこの上ない。

このあたりに宿泊されるお客さんはおそらく早々に黒部ダムの観光にでもいかれたのか、近所でゴルフでもするのか分からんが、朝食の後のお風呂は誰一人おらん。予想はしてたので、防水カメラという強力な武器を手に露天風呂で写真撮りまくる。もうすぐ60に手が届こうと言う歳のおっさんの痴態を見られたらはすかしいけども、そんなもんどうでもええわいってことで楽しんでおいた。

チェックアウトぎりぎりまでお宿でウダウダして10時過ぎに出発。これからの予定は何も無しやけど、南方面の名古屋を経由するときっと高速道路も込み合うのかなと思ったので、比較的空いてそうな北陸道を使って帰ることにした。ならばちょくちょくとスキーからの帰り道に通ってた際に家主さんが気になってたところに寄りたいとおっしゃる。
それがここ。
 
そう、このあたりは糸魚川静岡構造線、つまりフォッサマグナのあたりなのでその博物館みたいなところ。ナウマン博士と言う人がけっこう日本で地質学とか研究されてて、後にナウマン像の化石が出たときに発見した人がナウマンの名前を頂戴して付けた話とか、それなりに知らんことを勉強させていただいておもしろかった。しかしながら実は家主さんはほんとうはここではなくてもう少し手前にある地層が見える“フォッサマグナパーク”に行きたかった模様。なので、さほど家主さんは楽しくなかったみたい。
まぁ仕方が無いので、そろそろお昼やと昼食に。
日本海沿いの糸魚川まで来てたので、ならばお寿司を食べましょうと、昨年9月におじきと立山に登った帰りに立ち寄ったお寿司屋さんでお寿司の昼食にする。チェーン店なんでこの辺りにはあるやとろスマホで検索したらすぐそばにありました。
いろいろと食べさせていただき、ここだけは奢っといたると家主さんが鼻をピクピクさせながら自慢げにおっしゃったので、丁重にお礼をいうておいた。

北陸方面に行くなら回転寿司ながら地場の魚を食べれるのでお勧めです。

ご飯を食べて大阪まで一気に。途中の渋滞もまだお盆のさなかで帰省の人たちもおらんかったのか、いたってスムーズに大阪に帰宅。
そんな夏休みの旅の思い出。
楽しかったので、1週間経ってもまたお山に行きたい病が燻っております。
大阪はクソ暑いな。 


家主さん、生涯最高地点に立つ。

2013-08-21 18:08:20 | お山

家主さんの体調不良により雄山の登頂はならず。でも一の越まで下山するとそれなりに元気になってるし、急な岩の斜面も臆することも無く下山する姿をみて向かいの浄土山はいけるかと判断。

この雄山からの下り。写真で見るよりも実はもっと高度感があって、ここでこけたら洒落にならんなと言うようなある意味命がけの下り斜面。実はおいらでも目が慣れるまで結構怖かったりするのに、ぜんぜん平気そうな家主さん。なかなかやるな。

一の越を11時半に登頂を開始し、比較的斜度もゆるく歩きやすい道をどんどん高度を稼ぐ。 竜王岳の手前に富山大学の小屋があって、そこまで30分ほど歩く。ちょうど12時やったので昼食にすることに。

雄山のほうには下界よりかなりガスが上がってきていたのに、こちらのほうはまだまだ天気も良く楽しく歩けた。 
でも30分ほどで一応のピークに到着した頃には、この辺りもすっかりガスの中に紛れ込んでしまって周りの景色なんかぜんぜん見えん。 


日帰り登山なんで大層な昼食をする予定もなかったけど、一応寒かった時にとカップスープを持って行ってたのでお湯を沸かすためのバーナーも持参。 ちょうどこの頃にはガスの中での昼食やったもんで、体感温度的にもけっこう寒さを感じるくらいになってたし、暖かいスープがあってよかったかと。
 
それなりに寒いので、昼食をさっさと食べて下山することに。天気が良ければあと少し岩をよじ登れば竜王岳まで登るつもりでいたものの、ほんのすぐそばにあるはずの竜王岳頂上自体がすでにガスの中に隠れてしまったくらいやし、ただ単にピークまでと家主さんを登らせても喜んでもらえそうも無いんで、さっさと下山することにした。それになんとなく空気が入れ替わったような感じもしたんで、ひょっとして雨なんかに会おうもんならそれこそ楽しさ半減やし。
ここから稜線沿いを少し歩いて浄土山に登頂完了。ここの標高は2850メートルくらいなんで、一応確認ができる家主さんの最高到達点やでと言うといた。ただこの浄土山、地図では一応ピークになってるのに表示がなんにもなく、なんか分からん戦没者の慰霊碑が建ってたりするだけなんで分かりにくい。なので写真も何も無し。
ほぼ浄土山はスルーした感じでここからが本格的な下山コース。ちょっとなめてたけど、この室堂山方面に下るのが結構厳しい。雄山からの下りに匹敵するくらいの斜度を下らんとあかんけど、幸い周りがはえ松で見えにくいのでさほどの高度感がないし、まだ下りやすいかも。 
40分ほど下山すると斜度もゆるくなり、室堂山までの登山道が見えてくる。そのあたりにまた残雪があって、もうすぐ登山も終了と分かってる家主さんが楽しそうに雪の上で遊んではった。


昼食とって下山開始から約1時間で室堂山への登山道から浄土山に分岐する登山口に到着。

ここからは室堂まで遊歩道っぽい登山道をターミナルまで下るのみ。がしかし、予想的中といいうかなんというか、ポツポツと雨が落ちてきた。できればカッパを着て歩きたくはないので、できればポツポツくらいの降りでいてくれと願っても願いかなわず結構な降りに。
おいらはこれくらいの下りなら傘でもいけるかと折りたたみ傘で対応。家主さんにはちゃんとした上下のレインウェアを着ていただいた。家主さんは初めて着るレインウェアを着せてもらったもんで、すっかり山ガールのような気になって、雨の中を颯爽と歩いていかれたのにはちょっと笑えた。

 

室堂ターミナルには2時15分ごろに到着。
本来なら往復の切符を持っているべきなんやけども、当初の計画では一の越より黒部ダムまで徒歩下山の予定やったので片道しか切符がない。仕方なくここで扇沢までの片道切符を購入。セコイ話やけど、往復にしとけばけっこう安かったのにな。まぁしゃーないけど。
ここから往路で乗った地下のトロリーバスで大観峰まで移動しロープウェイで黒部平、それから地下のケーブルカーで黒部ダムまで移動。その間ずっとガスってて雨が降ったりの状態やし、ロープウェイからの景色は真っ白でぜんぜん楽しめん。
黒部ダムまで降りてきてダムの上を歩いてトロリーバス乗り場まで移動する間に、せっかくなんで観光客気分で行くことに。 
今のシーズンは観光シーズンなんでダムから観光放水をしてるのを見学。わりと激しく放流してるんで驚いた。風が下から吹くとしぶきがミストのように降りかかってくるし。

それにしても黒四ダムすごいな。映画の「黒部の太陽」見て作るのに壮絶な状況やったのはわかるけど、実際に行ってみると資材搬入やらなんやらを考えるととんでもないなと思える。人間のやることは無限か?と思えたり。
とにかくこのダムを作った際にお亡くなりになった方々に黙祷をささげておいた。


あとはトロリーバスで扇沢まで下りてきて家主さんの3000メートルちょっと足らずの登山が終了。
涼しいし、やっぱりお山歩きは楽しいぜ。
 


お盆の旅2日目、「家主さん標高3,000メートルを目指す」の巻。その①

2013-08-20 16:26:55 | お山

松本の駅近くのビジネスホテルに1泊。
これには自分なりの魂胆があって、本日目指す標高2,450メートルの室堂まで黒部ダムを経由して連れて行ってくれるトロリーバスやらなんやらに乗るのに、この時期間違いなく人が押し寄せるはず。そう予想してとにかく朝早くには乗り場に到着するべしと思ったので。大阪から夜を徹して車で来てもええけども、やっぱり一人で運転して家主さん連れて高いお山に登るのに一抹の不安も大いにあったし、安全をお金で買わせていただいた次第。
で、ホテルを朝5時に出発。本来は4時過ぎには出発しておきたかったが、そこは家主さんも女性であって、それなりに顔にペンキ化粧を施さんとあかんらしく、出発時間が遅れてしまった。 ここで文句を言うて後々に爽やかなお山の景色を存分に楽しめない気分になるのもなぁとぐっと我慢しておいた。
トロリーバスの乗り場の扇沢まで松本からは結構な距離もあるし、なんぼ急いでも1時間は必要。始発が7時30分なんで6時半までに到着すればいいかと思って、途中のコンビニで昼食の食材などをちょこちょこっと仕入れて6時過ぎに扇沢の駐車場に到着。
とりあえずは山用の装備一式を担ぎ、家主さんは中学生が持つようなデイパックの中にカッパと財布のみで乗り場に向けて出発。切符売り場にはすでにそれなりに人が並んではって、ちょっとびっくり。
 
この写真の位置ですでに15分ほど並んで半分くらいまで来たところ。しかしまぁ、いろんな人がいてて面白い。半分くらいはそれなりの装備でお山に登りますよってオーラを出してはるけども、残りの半分はまぁいうなれば普通の観光に行かれる雰囲気。若いにいちゃん達なんか短パン半袖にスリッパで行く連中もいてたりして、これには驚いた。乗る前に仕入れた室堂の気温が16度くらいなんで、それなりに寒いと思ったけど。おいら達は一応紫外線がごっついきついのも分かってたんで夏用の長袖シャツを着用していったのに。


扇沢から7時30分のトロリーバスで黒部ダムまでおよそ15分。
往路はとにかく観光などせずに室堂を目指すんで、そのままダムの上を歩いて地下を走るケーブルに乗って黒部平まで行き、そこから途中に支柱が無いと言う珍しいらしいロープウェイで大観峰まで移動。そこからまた地下を走るトロリーバスで室堂まで連れて行っていただいた。到着は大方9時。なんやかんやと乗り継ぎも含めて1時間半かかるんや。結構遠いなと思った。

室堂の湧き水で水を2リットル詰め込んでいよいよ本日のメイン、雄山を目指す。

この向こうの高い山の頂上が雄山。「あそこまで登るのん?」。こうして見るとかなり遠いように思ったらしく、歩き出していきなり家主さんらしからぬ弱音を漏らす。当然おいらは「あんなもん、近い近い」とウソも方便言うといた。
まずは途中にある“一の越山荘”を目指すが、そこまでの道は概ね整備されてるし、さほどは歩きにくくも無い。でも、もう8月も中旬と言うのに、途中残雪が登山道をふさいでたりして雪の上を歩いたりもするし、それはそれで結構たのしかったりするけども。

夏の暑い盛りに雪の上を歩けると、しんどそうに歩いてた家主さんもここだけ元気になりはった。

50分ほど歩いた10時15分に一の越山荘に到着。

ここで標高が2,700メートル。室堂からの標高差が約260メートルなんで、それなりに登ってきた感じもする。
すでに家主さん、少々お疲れの模様で、ここで大休止。

10分ほど休憩していよいよ岩場の登りの開始。
でもどうも家主さんの調子が悪いようで、頭が痛いやら足元がふらつくやらとどこで高山病の症状を仕入れてきたのかしらんけども、そんなことを言い出す。おいらの知る限り、家主さんはそんな手の込んだ小細工をするような人ではないし、しんどいならもう登らんと一言で解決されるかたなんで、ほんまに少し高山病の気配があるのかと思った。
おいらの時計に付いてる標高計で2,860メートル地点で登頂を断念。家主さんはおいらだけでも登頂をと言うてくれたけども、おいらはすでに昨年ここには登ってるんで、そこは家主さんを連れて降りると言う使命もあるし、あっさり下山を選択。ウソかほんまか知らんけど、家主さんその後は元気にひょいひょいと下山されていった。頭が痛いとか言うのはほんまか?と思ったりしてけど、まぁそれ以上は言わんことにしておいた。


本来は一の越から雄山まで往復し、そこから黒部ダム側に東一の越と言う地点を目指し、その後タンボ平を黒部ダムまで下山の予定を組んでたおいら。おそらくさほど急な下り斜面ではないと事前に二万五千分の一の地図で等高線などから判断してたんで、家主さんでも間違いなく降りれるはず。でも一の越まで降りてきた時点で富山側の下界からガスがどんどん上がって来てて、一の越まで降りてきたときにはすでに雄山はガスの中に。家主さんには、雄山まで頑張って登っても、きっとガスで景色が見えなかったよと慰めを入れておいた。
なのでかなりのガスが湧いてきた中で景色も見えんし苦労して黒部ダムまで歩いて降りるとなると、家主さんになにやら余計な文句を言われるのは間違いない。でもこのまま登ってきた道を室堂まで下りるのも芸がないなと、折衷案で一の越から雄山の反対側に位置する竜王岳から浄土山をぐるっと回って室堂まで降りることにした。
ちょうど雄山の途中から下山する時に向かい側に斜度もそれほどでない感じの登山道が見えてたので。

この写真が雄山から降りる時に見えてた浄土山の方角。下に一の越山荘が見ててて、そこから稜線沿いに比較的歩きやすそうな道が見えたし、上まで登って上の稜線をぐるっと回るコースなら家主さんでも歩けそうやったので。
写真で言うところの中央少し左のこんもりしたお山が“竜王岳”その右側にずっと高いところを歩いていくつもり。

その②につづく。
 


お盆の旅、始まる。

2013-08-19 18:41:52 | おでかけ

やっぱり毎度の事ながら、仕事の事をすっかり忘れて遊びまわったあとの反動がかなり激しくて心が悲しくなるばかりの月曜日。次の連休はいつやねんと朝からカレンダー見てため息が出るばかりで仕事する気力が出てこないという、すっかり遊び人と化したおっちゃん。
そんな仕事する気力も無いときに限って嫌っちゅうほどにせんとあかん案件ばかりがメールに入ってて、なんとか片付けていかないと前に進まんので作業をすれども仕事のペースがぜんぜんあがらんもんで焦るばかり。なんとか先ほど片付いた感じ。ほんまに休み明けはしんどいな。

そんなお休み中の事。
世間の企業並みに、贅沢にも水曜日より大型連休にして休んでしまった。とは言え、定期的にはメールをチェックするのを怠ったわけでもないけども、特に仕事上で変わったことは一つも無かったけど。
で、そんなお休みをこのクソ暑い大阪でいるよりも涼しいお山に行くに限ると、前の週よりひとり勝手に画策して安いビジネスホテルを取ったりりしていろいろと計画を妄想したり。でも肝心の家主さんには出発の前日に「行くでー」と言うて驚かそうと思ったら「それならそれで、こっちにも段取りっちゅうもんがあるんじゃ」と叱られてしまった。
まぁ楽しいことをこれから進めるので、怒られてもぜんぜん平気ではあったけど。
そんなことでまずは水曜日の朝に高速道路を東に向かう。高速道路に乗っていきなり滋賀県との県境の笠取トンネルから渋滞してる模様。その先の草津辺りも渋滞してるみたいなんで、ならば自転車で通ったことのある天ヶ瀬ダムから信楽を経由して竜王のインターチェンジから高速に乗ることに。
結果的には時間短縮になったのかどうかわからんけど、少なくともスイスイと車は走ったのでストレスは無かったし、それはそれでええのよと思っておく。
竜王から先は特に渋滞することも無く、まったくスムーズに松本まで移動。本日は松本の駅前の安いビジネスホテルに逗留する予定。
そのままホテルに行くのも愛想が無いし、どうせなら翌日にお山を歩く前哨戦にと軽く“丘”でも歩くかと美ヶ原に車で向かうことに。
おいらは美ヶ原を訪れるのは2回目。以前は高校生の時に友達に一切合財計画してもらったのに乗っかってきたことがある。そんな思い出あり。でも誰といったのか名前も思い出せんけど。
 
そんなもん、高校生の時の記憶やしどんなところやったかも思い出せん。だってとにかく計画したやつの言うとおりに動いただけなんで、そんな時の記憶なんてほんまにええかげんなもんやと思うので。
でも逆に初めて来る感動が味わえると思えばええので、そう思いなおして感動を味わうことにした。

しかしまぁ、天気はええし何より涼しい。美ヶ原の上にあるホテルを目指して歩き始めるも、ネイチャーセンターみたいなところにある温度表示で20度。これはええわ。
 
2キロほど駐車場から歩いたところには電波塔みたいな集団があって、その横にホテルがあるらしいので翌日にお山を登る気になってる家主さんのトレーニングにと歩いて登ってみることに。
 
家主さん曰く「やっぱり高いところを歩くと空気が薄いかしてしんどいなぁー」とおっしゃる。 一応は標高2,000メートルほどなんで多少は空気も薄いとは思うけど、それほどでもないやろと口の中でもぐもぐ言うといた。

しかし高原の雰囲気があってええところ。ハイキング程度には涼しいしリゾート気分を十分に味わえるとは思う。一番高いところにあるホテルもシャレー風でオシャレな感じやし、山ガールもどきにはうってつけのように思った。でもおっさんでもオシャレな格好してお泊りせんとあかんように思って、おいらはこのホテルには泊まるべきではないなとも思ったけど。
 
きっと昼ごはんも高いんやろなー。

そんなんでおよそ2時間ほどかけて周辺を散策。

初日よりすっかりお休みを満喫してしまった。

このあと松本まで戻ってホテルにチェックインしてから夕食へ。ご飯のことはまったく計画にないので、適当にホテルの周りの繁華街を散策して焼き鳥屋で夕食。飲んで食べて早めに寝て翌日に備える。
そんな初日の行動。
まだまだ遊びはこれからだぜ。
 


世間的にはお盆休みの模様。

2013-08-12 20:08:11 | 雑感

本日もまたまた暑い。
本日の通勤途上、普段の半分ほどの車の量。いつも渋滞している信号待ちもいたってスムーズにスイスイと動いているので、土曜日みたいな感じ。やっぱり世間的にはお盆のお休みにはいってる会社が多いのかな。大手の工場では間違いなく土曜日あたりから大型連休やろし、通勤途上にある中小企業の方々も大手の取引先がお休みなら仕事にならんよな。
そんなんで、自転車のって汗だくになって事務所に到着。今日は絶対に暇なはずとたかをくくってのんびりと冷たいお茶を飲んでメールチェックしたら予想に反して膨大な仕事量になりそうな予感。 どうやら明日からお休みなる会社の方々からお休み明けての仕事の段取りを休み前に処理をしときたいという意図がありありうかがえた。
で、タイムリミットは今日なので気合を入れて仕事をせんとあかんようになってしまったと言う月曜日。やっとこさ先ほど全ての案件が片付いたところ。正直疲れた。
でもそのおかげで明日は開店休業状況になるはず、たぶん。
日曜日に自転車乗ってえらい目にあったけど、その話はまた明日にでも。