未公開企業の株価算定について
上場前の株価を算定する機会がたまにあるのですが、その過程が面白いので少しだけ紹介します。
株価評価にあたっては、現状の財政状態や今後の経営成績・キャッシュに着目して算定する方式が数種類ありまして、それを何種類か使い「ブレンド」します。
・・・ブレンドって?? 以下、ブレンドの過程を説明しますと、
純資産とDCFを半々で混ぜますか・・・ん~、10万にはかなり届かないですね~。
なら、3対7くらいにしてみます?
~エクセルで計算してみる~
おー、10万円にちかくなった!(ぱちぱち)
じゃあ、これで行きましょうか(^^)
??正直、これでいいのかな?という感じですが、VCが出資するケースなどは大体着地点の株価が決まっていることが多かったりします。
ベンチャー企業の場合、将来の事業計画に基づいたDCFは通常大きくなりますから、純資産がほとんど無いような場合でもブレンドの仕方によって、着地点に降りた報告書が作成できます。それをもっともらしく理屈付けるのが腕の見せ所でしょうか?
将来のDCFはベンチャーの成長性そのものです。VCもその夢に投資をするわけですから、その意思決定を支える株価算定の仕事は、なかなか楽しいものです。
監査法人採用準備室
管理人 あかさか
上場前の株価を算定する機会がたまにあるのですが、その過程が面白いので少しだけ紹介します。
株価評価にあたっては、現状の財政状態や今後の経営成績・キャッシュに着目して算定する方式が数種類ありまして、それを何種類か使い「ブレンド」します。
・・・ブレンドって?? 以下、ブレンドの過程を説明しますと、
純資産とDCFを半々で混ぜますか・・・ん~、10万にはかなり届かないですね~。
なら、3対7くらいにしてみます?
~エクセルで計算してみる~
おー、10万円にちかくなった!(ぱちぱち)
じゃあ、これで行きましょうか(^^)
??正直、これでいいのかな?という感じですが、VCが出資するケースなどは大体着地点の株価が決まっていることが多かったりします。
ベンチャー企業の場合、将来の事業計画に基づいたDCFは通常大きくなりますから、純資産がほとんど無いような場合でもブレンドの仕方によって、着地点に降りた報告書が作成できます。それをもっともらしく理屈付けるのが腕の見せ所でしょうか?
将来のDCFはベンチャーの成長性そのものです。VCもその夢に投資をするわけですから、その意思決定を支える株価算定の仕事は、なかなか楽しいものです。
監査法人採用準備室
管理人 あかさか
非公開会社の株価算定ってどうやっているんだろう、と前々から疑問に思っていました!
長年の疑問がようやく解けましたよ。
これからも、受験生が疑問に思っているけど、試験には直接関係ない論点を教えて下さいね!
受験生の方への情報提供がんばってくださいね。
さて、記事の補足ですが、非公開会社の株価算定は、最近では、類似会社比較とDCFがメインです。
ブレンドする方法もあれば、レンジで出して検討する方法もありますよ。
実際は公開したらいくらになるか必死に考えて、それから差し引いてどれくらいなら出資するって考えるんですよねー。
ではでは、また!