ロシアインターネット投稿で消される元サハリン州知事無念の死

消される訳は?
ロシア側が事実を知っているから

No.21 北方四島返還と元サハリン州知事ファルフトジノフ氏

2016-11-06 13:57:25 | 国際情勢
私は、前回No.20の日本政府関係トップの方達に迷惑がかかるので、名刺も控えていましたが、これからは誰でも裏付けが取れるような事実をなるべく出していきます。

今日本がやっている「北方四島返還交渉」は、ひと昔前の元国会議員の人を安倍総理大臣が参考にした交渉であり、まったくポイントがずれています。

今の韓国の様に、素人の意見で国の方針を決めるようなものです。

政権与党が自民党→民主党→自民党と移り変わっている間、ロシア政府は、北方四島の件を日本の政権が落ち着くまで黙って待っていてくれませんでした。
北方四島の管轄権限はまったく変わってしまっていました。

No.20で書いた通り、今回は、当時の日本のテレビ・新聞で騒がれていた、サハリンの石油・天然ガスのパイプライン工事の件を話します。

当時、サハリンのパイプライン工事を、どこの国の会社にやってもらうか決定する為に、日本の皇族の方も一緒にロシアへ行く出国許可を頂いて、私に同行してもらいました。

皇族の方は、当日、日曜日の昼にもかかわらず、我々7名とサハリンパイプライン局長室まで同行していただきました。(局長は小柄な女性です)
皇族の方は我々と同じ席には座らず、すぐ隣のテーブルに着席されました。
そこでパイプラインの責任者が第一声、「ヒロシさん、ファルフトジノフ知事から聞いている通り、ヒロシさんがパイプライン工事の国・会社の決定するサインをしたら、私がヒロシさんのサイン付き書類を知事に届け、知事からサインをもらってパイプライン工事の国と会社を決定…とします。」
(この中には日本の会社も一社入っていました。日揮さん)

結論から言えば、私はその日決定のサインはできませんでした。

今後、日本の皆さんが分からないことや、不思議に思う事、知りたいことなどを質問していただければ、可能な限り写真・契約書、その他を出してご説明したいと思います。

日本の外務省ロシア課さんも、日本政府の人達も、私がサハリン政府の外国人の中で一番前、一番近くにいたことをサハリンの日本総領事館、渡辺総領事もご存知ですよね、日本の関連機関の上層部の人達も。
今、その上の方々は私の昔の影を消すのに必死だと思います。

当時、日本国内の様々なちょとした許可書もすぐ出ました。(サハリン州の必要な許可書は私の一言の提案で普通に出ました)
ところが、サハリン知事ファルフトジノフさんが暗殺されてから、私への風向きが極端に変わりました。
私が「中身をあまりにも当然ですが、知りすぎている敵」に変わりました。

日本政府関係者は今のロシアの内情に対して、考えられないくらい間違った情報もとに北方四島返還交渉の外交政策を進めようとしていますし、本当の情報を全く入手できていないと思われます。
鈴木宗男さんの情報は違います。
一言でいえば、的外れで遅れています。
プーチンさんグループの発信する情報ばかり握らされている(これからの個人の利権もいっぱいあります)日本の政治家の人達。

彼らの組織は恐ろしい、そして本当に怖い。
私はサハリン州の北方四島返還の、話の中にいた人間なので、細かな事も自分の口で質問していました。鈴木宗男さん、エリツインロシア大統領とサハリン知事の話し合いの後に北方四島の管轄権限がサハリンに移行されてから、その会議の場で一度もお顔を拝見したことはないですね。鈴木宗男さんは、本当はクリル北方四島権限がサハリン州に変わったのを、知らないんじゃないですか。そんな方が、どうしてその時、新しく変わっていた北方四島返還の話が出来ますか、会議の場にもいない人ですよ。
鈴木さんは一つ前の自民党の昔話しかできない・・・と思います。

サハリン知事暗殺後も私は日本外務省さんに向けて数回ファックスで、「ここは違います」、「ここはこうです」と正しい情報を送っています。間違いないですよね。

こうして説明しても、日本人には理解しにくいかもしれません。
ただ、一部のロシア人の思考パターンは、今の日本人の思考パターンでは理解はできないと思います。

次回は、12日か13日に又もっと事実を踏み込んで出します。